「映画の構成のアイデアは秀逸と思ったが、ほとんど笑えず残念に感じた。」Broken Rage Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の構成のアイデアは秀逸と思ったが、ほとんど笑えず残念に感じた。
2024年製作/66分/日本、配信:Amazon Prime Video、配信開始日:2025年2月14日
シリアスなヤクザ映画に、同じ物語に笑いを盛りこんだPart 2を入れ込んで併せて一つの映画とするというアイデアは、とても秀逸とは思った。
ただ、笑いの作りが、敢えてかもしれないが、昔のドリフターズ的であまり面白くなくかなりガッカリとさせられた。この路線でいくのなら、予想以上の体を張った様なアクションがあればと思ったがそれも無かった。椅子取りゲームでも、椅子争って死人が出るくらいな激しいバトルが面白いのだが。
まあ、間違えて別の人間を殺してしまうエピソードはそれなりに面白かった。あれ以上のアイデアが複数盛り込まれたら、良かったのだが、それは残念ながら見られず。杞憂かもしれないが、タケシの笑いの創造力が衰えてしまったかの様に感じて随分と悲しかった。
監督北野武、脚本北野武、エグゼクティブプロデューサー北野恵美子、プロデューサー福島聡司、プロダクションスーパーバイザー早川敬之、ライン プロデューサー宿崎恵造、撮影監督浜田毅、照明高屋齋録音高野泰雄、美術平井淳郎、衣装デザイナー黒澤秀之 、黒澤爽、装飾山本直輝、音響効果柴崎憲治、VFXスーパーバイザー小坂一順、編集北野武 、太田義則、音楽清塚信也、助監督足立公良、擬斗二家本辰己、スクリプター吉田久美子、キャスティング椛澤節子、制作担当田島啓次。
出演
ねずみビートたけし、井上刑事浅野忠信、福田刑事大森南朋、吉田店長仁科貴、田村宇野祥平、ヤクの売人國本鍾建、ホステス馬場園梓、茂木やすお長谷川雅紀、大黒たかあき矢野聖人、ジムトレーナー佳久創、カバンの中の男&警察の隊長前田志良、バーの覆面捜査官秋山準、検眼の男鈴木もぐら、椅子取りゲーム司会者劇団ひとり、富田白竜、金城中村獅童。