地獄のSEのレビュー・感想・評価
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青春の気持ち悪さ
青春の薄暗さと気持ち悪さと希死念慮をノートに殴り書きにして夢に見たような映画。
インディーズ映画の稚拙さはあるがやりたいことは良くも悪くも存分に伝わってくる。
作中で男子生徒がかなりキモいことをしているんだが演じているのが女性なので若干キモさが緩和されているので正視になんとか耐えうる。
監督が10年後にシッチェス映画祭あたりで賞とってそうなような予感。
ハードル下げるなってことなので。
狂った世の中で恋する中2と友人と同級生たちの話。
電車の中で叫ぶ狂ったオッサンがどうとか、それを継承できなかった自分がどうとかな字幕テロップで始まって、女子トイレでサニタリーボックスを漁る男の子…という体からの体育館での集会だったりその後の教室だったり…。
愛だ恋だ生だ死だとか語ったり、世の中が狂っているとか宣い嘆く中2病な高校生が、部活で撮影したかの様なレベルの映像にストーリーに…凄いこと起きるよとか言っちゃったり、生き返っちゃったらダメじゃないっすか?
その他にも、迷ったり修正しながら作ったのか話しが繋がっていなかったり…。
最初のテロップぐらいは何か言いた気なものも感じられたけれど、その後の作品からはなんにも伝わらないと言っても過言じゃないぐらいの感じだった。
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