366日のレビュー・感想・評価
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悪い人はいないというが強いて言えば悪いのは湊ではないか?
すれ違いを繰り返していくストーリーにもやもやした。
女性たちの場内のすすり泣き そんなに悲しい?なんでここで泣く?と感じてしまった。
赤楚衛二くんのファンなのでしょうね。(すみません。「湊」を悪人にして)
結局は「湊」の優柔不断・中途半端とも取れる行動がまわりを不幸にしている気がした。(湊は最愛の母を病気でなくすというつらい経験をしてしまうのだが。)
湊の子を身ごもり身重になって帰郷してきた美海。
娘を東京に一人で出す 親としてはこの上ない心配なことだと思う。(私が、親世代だからでこう感じるのですが。)
父(杉本哲太)母(国仲涼子)は東京のどこで暮らしているかを知らなかったのか。
聞きもしなかったのか?
湊と同棲していることも知らなかったのか。というよりそんな簡単に同棲してしまうのか。
(もしかすると、母だけは知っていた? よくあるケース。)
大病(白血病)になったことも、身ごもったことも言おうよ! 美しくなんかない!
それで不幸になっていくのだから。(親心からは避妊もしなきゃ!)
陽葵(ひまり)も不幸の子になった。
「湊」は死が近い「美海」に会いに行くべきだった。謝るべきは湊だと思う。
嘉陽田琉晴(中島裕翔)に感情移入した。
激怒する美海の父(杉本哲太)に、俺の子です。とうそを言う。
その後どんなことがあったのだろう。無責任に美海を孕ませた湊センパイのしりぬぐいではないか。
血がつながらない 父と娘 どんな人生になるのか・・・それが心配です。
それでも琉晴は幼馴染の美海と夫婦として暮らせたのは短い幸せだったのか?
でもそうかなぁ?
突っ込みを入れると 2024年の場面 湊も美海も琉晴も40代前半になっているだろうに、40代の姿に見えなかったのは気になりました。(老けメイクが足りない。)
MD 2024年になっても動くのでしょうか。壊れてしまうと修理も困難です。(MDは君臨した期間が短い。)
とにかく切ない
太陽のように明るい美海とその生い立ちの影響から寡黙な湊の恋の物語。美海は明るいだけあって優しい両親もいるし、幼馴染もいる。湊は祖母はいるが、母を喪ったばかりで文字通り孤独で人を寄せ付けないようにしているところがある。
結局、湊は最後の最後まで自分の秘密は美海にも琉晴にも明かさないまま、美海への愛と自ら選んだ孤独を背負って雑踏の中を歩き、空を見上げる。あのラストシーンの赤楚くん演じる湊の表情が何ともやるせなくて不憫で、命は短かったが、家族に見守られ、約束の音楽も聴くことができた美海とはあまりにも対照的で、彼にもこの先温かい家庭ができることを切に願ってしまったが、多分湊は生涯美海一筋なんじゃないかという気もする。
悪い人は出てきません。静かにお話が進んでいきますが、湊を見守るのはひたすら切ないです。見てください。
追記
湊が病気のことをなぜ話さなかったかというご意見を見かけるのでそのことについて一言
私は同じような宣告を受けたことがある。その時真っ先に考えたのは自分のことではなく、家族やペットのことだった。治療が始まるまでは、家族やペットのための段取りをつけることに忙しかったくらい。家族だから話さないわけにいかなかったが、知り合いはお子さんの就活が終わるまではお子さんには隠したそうだ。家族でも話さないことはある。
まして湊と美海はまだ法的関係にはなく、夢の実現が美海への最大の恩返しと考える湊にとって自分の身を切るようなあの選択をすることは私には何ら不思議ではない。
もう一つ、香澄には話したのにというご意見もあるが、香澄は湊と同世代でまだ大学生だった美海とはそもそもの立脚点が違う。もう歌手としてデビューが見えているので、就活に苦戦している美海のように失うものはない。また、湊の勤務先の所属のようだから、長期に休めば隠し通すことはできない。
3人に感情移入しすぎて…。
25年公開映画の初鑑賞〜😆。
昨年みたいな「あの花…」みたいな作品が年末にはなくて年始から月一ぐらいで感動or愛情系の作品続くから今から楽しみ😊、その最初が「366日」ですね。
内容よりこちらからお伝えしたい(あくまでも個人的感想なので、良し悪しはご了承ください🙇♂️)。
泣けるかな〜って期待をして鑑賞しました、ちょいちょい刺激されるシーンはあるのだが感情移入してきたと思ったらシーンが別の方にいってその方に感情移入して、くるかー‼️っと思えば場面がかわり話が進むなんてことが2.3回はあったかな〜、結果少しウルっとはきたが泣けなかったです。
作品自体はとても良く上白石萌歌さんなんかめちゃ可愛いかったし、赤楚さんも良かったが琉晴役の中島さんも良かったーのですが刺激シーンが短いのかな〜❓💧、少し期待してたのでそこが残念だった。
作品自体は知る人ぞ知る(笑)「MD」を持ってくるなんてド世代にはたまらないではないですか😆、元気の出る曲やオススメ曲をやりとりするなんてやってみたかったな😭、そんなやりとりしてる美海と湊が微笑ましくて羨ましくて良かったです。
さらにさりげなく登場した望月香澄役玉城ティナさんも綺麗で大学生のシーンの時から絶対湊の事好きだよねってわかるぐらい演技も良かったです。
美海の幼なじみの琉晴も自分の気持ち抑えて好きな人のしたいようにさせて見守るの中々できる事じゃないでー😭。
最後の最後に2012年に一応会う事が出来てた嬉しさったらなかったね、2人はしっかり切りつけて次に向かう気持ちの整理をつけていた事がわかるシーンでした。
泣く期待は裏切られましたが帰りにキーホルダーのグッズを買ってしまったぐらい良かったです👍。
もやもやーっと
こういうすれ違いは嫌です。好き同士なら離れるなと。好きだからこその嘘。だとしても離れるのはなしだと思いますし、言わずに子供産むのもなしですぜ。それは優しさじゃないよ、きっと。。という思いはありつつも、ところどころで泣きました。
もかちゃんかわいいわーあんなかわいい子振るのは不可能。。。中島くんの役が優しすぎて、、見てて悲しくなるほどに。好きならなんでもいいからそばにいたい。こっちの方が俺は好きですね。
沖縄綺麗だったなー久しぶりに沖縄と国仲涼子ってのもちゅらさんって感じでいいですね。
HYの曲たちとか、MDの存在自体とか、懐かしかった。
特に後半
の二人が付き合い始めてからは、色んな意味で心掴まれ感じでした。最後は残念でしたね。でも、すれ違いを生んでしまってどんどん離れてしまったので仕方ないですかね。でも、最後には湊のあの時の状況や思いを美海に伝えて欲しかったですが、野暮ですかね。
ミナト先輩がダサすぎて泣けねーわ
ミナト先輩が病気を隠して別れを告げたのはかっこいいと思ったけど、こういうのは最終的に死なないとかっこよくないんよ。のうのうと生き残って、未練たらたらで結婚式に走るダサイシーンでメインテーマ曲が流れるってのもな。一番ウリのシーンのつもりだろうけど、ダサすぎて台無し。でも、直前で結婚式荒らしを踏みとどまったのは褒めてあげよう。
改良案として、ミナト先輩が病気回復後にミウをこっそり支えてたとか何かカッコイイことしてて、ミウがそれに気づいて泣くとかだったら良かった。(約束のMD送った件は、大したことしてないから論外ね)
たぶん見ている人の99%はリュウセイ君の幸せを願っただろうから、結末はOKかな(ミウが死ぬ必要は無かった気はするけど)
あとはキャスティングの問題もあるか?ミナト先輩役を、冬ソナ全盛期のヨ●様にしていたら印象が全然違っていたかもしれない。
【”私に陽だまりをくれた二人の人。”今作は、隔靴搔痒感を覚えつつも、一人の女性の溢れる愛と彼女を懸命に愛する二人の男性の想いに随所で涙腺が緩んでしまった、切なくも希望ある恋物語である。】
ー 今作鑑賞中、”何で、そういう行動を取っちゃうのかなあ、ホント君は人の心の機微が分からない男だなあ。”と非常にじれったくミナト(赤楚衛二)の事を観ていたモノである。
序に言うと、2003年のミナトと美海(上白石萌歌)との出会いから、2024年までの出来事を、行ったり来たりしながら物語は描かれる、且つ役者さん達の姿が余り変わらないので頭の中を整理しながら観賞したものである。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・2003年。母(石田ひかり)を病で亡くしたミナトは、学校にも来ずにボンヤリと過ごしている。そこに彼の事が好きな美海が自分の誕生日2月29日に元気づけようと幼馴染のリュウセイ(中島裕翔)の家のサーターアンダギーを持ってやって来て食べさせる。そして、彼は”美味い”と言い”お礼に誕生日だから何でも言う事聞くよ”というと、美海が2月29日に告白すると、願いが叶うと言って”好きです。”というとミナトも同じ答えで、幸せな気分になる。
・ミナトは東京の音楽制作会社に就職し、美海も東京の大学に入学して一緒に暮らし始める。けれども、幸せな日々は長くは続かずミナトは美海に”もう、好きじゃなくなった。”と言って別れてしまうが、実は彼は急性白血病と診断されての事だった。
ー で、このシーンで”いやいやいや、何で別れちゃうの。真実を告げようよ。”と一瞬思ったのだが、通訳の試験に落ち続けていた美海の事を考えての事だろう、と無理やり納得しようとするが、ナント美海は妊娠していたのである。
で、再び今度は美海に対して、”いやいやいや、何で別れちゃうの。真実を告げようよ。”と思ってしまったのである。ジレッタイなもう!
ここから、二人の20年近くに亙るすれ違いが始まってしまうのである。-
■この映画では、幾つか隔靴搔痒感を感じる所があったのだが、それ以上に沁みるシーンもあったのである。
最初に、グッと来てしまったシーンは美海が、沖縄に帰って両親(国仲涼子&杉本哲太)に妊娠を告げるシーンである。”相手は誰だ!”と激昂する父に、その場にいたリュウセイが”すいません!僕です!”と言って頭を下げる所である。リュウセイが実に器の大きい且つ良い男で、幼馴染の美海の事がずっと好きだったのに我慢していた想いが、弾けた瞬間である。このシーンは、沁みたなあ。
・そして、二人は美海が産んだ陽葵(稲垣来泉)と三人家族になるのだが、二人の結婚式に沖縄に一時戻っていたミナトが現れるシーン。ミナトを見つけたちっちゃな陽葵が無邪気に手を振る姿と、咄嗟に隠れるミナト。ここも沁みたなあ。そして、ミナトは静に去るのである。
<そして、2024年。美海は病に倒れる。美海が持っていた写真とMDを見つけたリュウセイは、陽葵をミナトを連れて来るように言って東京に送り出すのである。陽葵の幼馴染のコウタロウも密かに彼女をサポートして上げている。
漸く見つけたミナトが務める音楽製作所で、陽葵は泣きながら”ホントのお父さんでしょ。”というのだがミナトは優しく”君を育ててくれたのがホントのお父さんだよ。”と言って”遅くなってごめんね、と言ってこれお母さんに渡してね。”と彼女と若き日に約束した自分の曲が入ったMDを渡すのである。
今作は、隔靴搔痒感を覚えつつも一人の女性を愛する二人の男性の想いに涙腺が緩んでしまった、切なくも希望ある恋物語なのである。>
いろいろと惜しい映画
部分的に見ればいい映画なんだけど、全体的に見れば微妙な映画です。
打ち明けるべき秘密をお互いに言わなかったところがみなさん引っかかったのではないかと思われます。
フィクションに対してマジレスはしませんが、実際のところ子供を認知してもらわないと親権、養育費、相続とかの問題が発生するので将来面倒くさいことになります。切ないは切ないけど倫理的観点からも良いストーリーではないと思いました。
一方、沖縄の景色は本当にきれいでした。おもわず聖地巡礼したくなる映画でしたね。
湊と美海が住んでいた部屋、かなり広かったですね。都内なら15~25万くらいはするはず。
社会人数年目であんな部屋に住むのはちょっと現実離れしているかな。
MDに込める想い。
初恋相手でもあり…愛してるのに別々の生活を送ることになる先輩の湊と美海と、美海の同級生・琉晴の話。
2003年の2人の出会いから2024年までを過去の思い出と現在で見せてく。
この作品に終始ある温かさと切なさと悲しげな雰囲気とBGMで惹き込まれ、沖縄から東京の大学へと行ってしまった先輩・湊を追い美海も東京へと。
…東京での慣れない同棲生活からの疲れ、温度差、価値観のズレで終わってしまったと思った2人の関係性、…と思ったものの湊視点に切り替わり。
病気が発覚し美海の幸せを願うからこその湊からの別れ…、その理由を知った時には涙腺崩壊。てか序盤からのこの世界観、雰囲気でずっと涙は出てたんだけどね。
個人的には好きだけど自分の気持ちを押し殺し、ずっと優しく美海をフォローし、後に生活を共にする琉晴の姿が1番グッときたかな。
美海の娘の陽葵役を演じた稲垣来泉ちゃんを見てるだけで多幸感!大きくなったし可愛いまま成長してる!今後も彼女の活躍が楽しみ。
泣きました
登場人物、病気になりすぎ!
ほうれんそう(報告、連絡、相談)しなさすぎ!
という突っ込みどころは、ありますが
物語として、私にとっては
受け入れられる範囲でした
なので、お約束通りの泣きまくり
たぶん、私が、そこそこの年齢で
好きだった人や、好きな人
人生のいろいろ
そして、子ども達がいる現在だからこそ
こんなにも泣いてしまったのだと思います
人生には、どうしようもない
交わることのない縁があります
それでも、縁あって一緒に生きる人達
自分を大切に思ってくれる人を
自分も大事に思って誠実に生きていきたいと
思いました
「カラオケ行こ」以降、推している
齋藤潤くんが良かったし
中島裕翔くんも、シュッとしたアイドルではなく
沖縄のお父さんになっていて
お見事でした
赤楚衛二くんより、中島裕翔くんの方が
良かったなぁ
ええ役でした。。。
感動ポルノに見えるホラーに感じるのは、裏を読みすぎてしまうからなのだろうか
2025.1.10 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(123分、G)
HYの楽曲「366日」にインスパイアされたラブロマンス映画
監督は新城穀彦
脚本は福田果歩
物語は、2024年2月29日に、沖縄から陽葵(稲垣来泉、幼少期:永谷咲笑)が東京を訪れるところから紡がれる
彼女は父・琉晴(中島裕翔)から頼まれて、ある人物に母・美海(上白石萌歌)のメッセージの入ったMDを渡す役割を任されていた
時は遡り、2004年の沖縄では、幼馴染の琉晴と美海が仲良く遊びながらも、一線を越えない関係が続いていた
琉晴にはその気持ちがあったが、彼はこの関係が壊れることを恐れて、ずっと胸の奥に潜ませていた
ある日のこと、琉晴がバイクで事故を起こし病院を訪れた美海は、そこで高校の先輩・湊(赤楚衛二)と出会った
ぶつかった末に二人の持っていたMDが入れ替わってしまい、美海はそれを元に戻そうと彼の教室を訪れた
だが、湊は母・由紀子(石田ひかり)が他界し、それから学校に来ていないと言う
美海は心配になって、いろんなところを探していると、浜辺で寝そべって、音楽を聞いていた湊を見つけた
美海はMDが入れ替わっていることを告げ、琉晴の店で買ったサーターアンダギーを彼と一緒に食べることになった
それから二人は交流を深め、いつしか恋人のような関係になっていった
映画は、この二人がなぜ別れるに至ったのかを回想する流れになっていて、その回想は「母のMDの告白を聴いた陽葵の脳内妄想」のような構図になっていた
おそらく彼女は、その録音を「二つ」聴いていて、湊には「トラック2」だけを聞くように促していた
「トラック1」に関しては映画内でははっきりと言及されないが、おそらくは「妊娠が発覚して渡そうと思った時に録音されたもの」だと思う
当初は「あなたを愛しています。365日では足りないくらい」と書かれていたが、それが「あなたを愛していました。365日では足りないくらい」と書き直されていた
いわゆる湊との関係は過去のものになったと言うのが「トラック2」になるのだが、「トラック1」を消さずに残しておいたところに美海の意思と言うものが残されていると言える
陽葵は「トラック2」を彼に聞かせるが、そのMDは彼に渡してしまっているので、「トラック1」が残ったままだと、いずれはそれを聞く日が来るのかな、と感じた
また、このMDは「トラック2」が録音された後に美海が彼の家のポストに入れたもので、その後、美海は浜辺で彼とすれ違っていた
二人の中では恋愛は過去のものとなっていて、それが結婚式での陽葵に手を振ると言う行為で完結していた
二人がそう決めた後に琉晴はMDを奪い、それをどこかに隠していたのだと思うが、中身を聞いた上で渡してほしいと言ったのならば、「最後は本当の家族で」というセリフには至らないように思えた
映画は、美海が東京から妊娠して戻り、その父親は誰かと問い詰めるシーンがあって、そこで琉晴が「俺の子どもです」と嘘をつくと言うシークエンスがある
美海の両親は「嘘だとわかっている」のだが、琉晴の思いを汲んで彼に孫を授けている
だが、湊が沖縄に戻った際に琉晴が「美海は一人で大変だった」と言い放つなど、彼の言動がなぜそうなるのかわからない部分が多い
それ以外にも、両思いに見える陽葵と琥太郎(齋藤潤)にしても、陽葵の好きな相手には別に好きな人がいるなどのくだりがあって、このあたりの関係性も不明瞭に思える
映画は、このような細かな「?」が常に付きまとうのだが、一番驚いたのは「366日」にインスパイアされた作品なのに、「366日」で描かれる女性(語り手)の感情が、映画では真逆になっているところだろう
楽曲では「未練があって」みたいな執着を存分に感じさせるのだが、「トラック2」の告白だけでは「未練を断ち切っている」ように思える
描かれない「トラック1」はおそらくは執着に塗れたものだと思うので、美海に格好をつけた後に湊が「トラック1」の存在を知って、彼女の本当の気持ちというものを知るというラストがあっても良かったのかな、と思った
いずれにせよ、MDを使用していたのがかなり昔のことなので、トラックナンバーがどうなるのかはあまり覚えていない
おそらくは、トラック1が残ったまま次の録音をすればそれがトラック2になり、トラック1を消しても名前はトラック2のままなのだと思う
だが、陽葵がわざわざ「トラック2」を聴いてというからには、何かしらのデータが「トラック1」として残っている可能性の方が高いのだと思う
その両方を聞いたから陽葵は母の恋愛の全てを知ることができたと思うし、湊にトラック2だけを聞かたいと感じたのだろう
彼女の年齢でそれが咄嗟にできてしまうのかは置いておいて、劇中に登場する女性陣は結構強かな人間であるように思う
未練トラックを残したまま元カレに渡そうとする美海とか、湊の弱さを知って寄りかかられたら困るから拒絶する香澄(玉城ティナ)なども、冷静に考えると湊を完全に突き放しているように思える
そこに加えて、陽葵も湊を沖縄に来させないためにトラック2だけを聞かせていると思うので、そのあたりも含めて闇が深い
ものすごく純愛映画のように見えるのだが、このような意図したものかわからない設定や感情が見えてしまうので、個人的には涙腺を刺激する部分はなかったというのが率直な感想である
切ない、、、
なんだよー、湊!あんな自分を犠牲にした別れた方。悲しい、切ないよー。りゅうせいはいい奴だけど良い仕事したけど、やっぱり彼じゃ嫌だったな。
最後、ちょっとすれ違いの穴埋め、あの時に再開できた事、良かった。でも、あの時別れた理由は渡せなかったんだね。切ない。辛い。誰か伝えてあげてよ。ってね。
前半は観ていて良かったが、先の読みができたつもりだったけど、全然違った(笑)
色々、裏切られた、切ないラブストーリーでした。
おかしいでしょ〜
ありがたいことに試写会に当選したので2024年試写会締めくくりとして鑑賞。
どこか既視感、というか多分観たことあるだろうなという感じでしたし、好みではないだろうと腹を括って観ましたが、想像を遥かに超えてくる気の狂った作品がお出しされたので1周回って楽しんでしまいました。
やるとは思っていましたがやはりやった病気の乱用。とりあえずそういう状況にしておけば話が進めるだろうという安易な考えのもと進められるのでまたかよとは思いましたが、従来の作品とは違ったのが主人公2人とも病気になるというのには裏切られました。
湊は白血病という事ですが突然すぎて脳がブレっブレになりましたが、母親からの遺伝とかでまだある程度納得というか無理やり飲み込むことはできたんですが、美海に関しては病名も全く明かされず、なんか既に病気になってて死に際といったクライマックス状態なので、せめて何かしらそういう描写があればギリギリ納得できたかもなんですが、全くそんなことはないので疑問符が無限に湧き出てきました。
美海に迷惑をかけたくないから去ったのに妊娠させてる時点でもう言動不一致も甚だしいんですが、別れてからも美海が話してなかったことを含めても知っていない事自体不自然ですし、数年後沖縄に帰ってきて琉晴と再会した(この再会の仕方もだいぶ不自然)時に琉晴に詰められたタイミングでガチ声で妊娠してた…?と聞き返した時はもう吹き出しそうになりました。
確かに判断力含めて全部切ない方向にいってしまうというのはあると思うのですが、一連の行動がヤリ逃げのようにしか見えず、それを隠しきれてないのに美談に仕立てているようなのもどうにもむず痒かったです。
コイツどういうテンションで生活してるんだろうともう謎のにやけっぱなしでした。
美海も就職が決まらない放心状態からの花に水をやりすぎる→花瓶を落とす→花瓶のかけらで怪我をするまでの1セットをパーフェクトにやりきっちゃうもんですから来るぞ来るぞ…!来たー!みたいに怪我をするシーンとは思えないくらい心の中で盛り上がっていました。
陽葵に同行せず東京に送り込んだ琉晴の行動はハチャメチャすぎましたし、そこに琉晴の差し金ではなくただただ心配だからと沖縄から東京まで追いかけてくるとんでもない追跡力を持ち合わせた琥太郎が事情を説明する時は腹抱えて笑いそうになりました。
そんでもって大手の音楽会社のオフィスにどうやって中学生が単身で入れたのかが謎すぎましたし、セキュリティどうなってんねんともうツッコミのオンパレードでした。
そこからの実はあなたの娘なんです⇔俺の娘ェ!?というやりとりもなんかもう観てられなかったです。
至って真面目なドラマのはずなのにどうにも滑稽にしか見えず、その後沖縄に帰ってきてからのストーリーも予想の範疇で驚きもなくどこかの作品の焼き直しそのままなもんですからもう天晴れです。
1人の役者が学生時代から大人になるまで演じるというのは全然あるやつなんですが、流石に今回の2人はピッチピチすぎて30代、ひいては母親役をやるには流石に無理しすぎじゃないか?とずっと引っかかっていました。
2人とも学生時代は全然似合っているんですが、30代後半には見えない若々しさがどうしてもネックになっていましたし、互いに病気を患ってる割には表情や肌はツヤツヤで健康なのでは?となってしまうのも残念でした。
新卒の社会人が大学生の彼女と同棲込みであんな自然まみれの良い部屋に住めるか?と思いましたし、緑だらけの内装はもういよいよどうなってるんだと訳が分からん状態でもうジェットコースターに乗ってる気分でした。
こんな細かいところを気にしてもしょうがないとは思いつつも、その他が大きく破綻してるのもあって住居環境にも突っ込まざるを得ないのが辛いところです。
曲を流すタイミングもなんだか笑わせにきてるんじゃってくらいここが泣きポイントですよ!ってのが見え見えで、366日が流れるタイミングなんかまさにそれで、よく分からないところでバスを降りて全速力で走り出すんですが、美海の結婚式場がどこか分からないのに向かうなぁと思ったらピンポイントで突き止めるもんですからGPSでも潜り込ませてたんじゃってくらいの追跡力には座席からズッコケそうになりました。
♪怖いくら〜いは湊に対してのアンサーですよ。
沖縄のロケーションは抜群に美しかったです。
とにかく澄んだ青色が光る海に見惚れていました。
今作の一番良かったところは間違いなくロケーションです。
役者陣は年齢設定以外はとても良くて、主演2人も良かったですし、特に中島裕翔くんの演技は今まで観てきた作品とはまた違うカラッとした明るい演技でとても好みでした。
玉城ティナさんの美しさはピカイチでしたし、クールビューティーが似合うこと似合うこと。
このフォーマットを擦り続けるのは楽曲に対しても失礼ですし、恋愛映画の質が落ちていくんじゃないかな〜と危惧してしまいますが、もう割り切ってぶっ飛んだコメディとして楽しむならもうアリだなと思えてきた自分の捻くれっぷりには脱帽です。
全国公開されてからの反応が楽しみです。
鑑賞日 12/17
鑑賞時間 18:30〜20:40
座席 G-16
主人公にもヒロインにも共感できず…
試写会で鑑賞。よくも悪くも泣かせたいだけの恋愛映画。
悪い人はいないけど、共感できる人もいなくて、前半は退屈、後半はモヤっとすることばかりでエンドロールだった。
病気になった自分に縛り付けておきたくない気持ちはわかるけど、笑顔を見ていたいからって病気のことは言えないのに、一方的に別れを告げられて突き放される彼女の気持ちを無視できるのはなんで?夢を諦めてほしくないとか言いながら、まだ学生で就活中の彼女を妊娠させてるのもなんだかちぐはぐ感が否めず。
しかも病気や死をちらつかせているけど、あくまで病名とセリフだけ。入院しました→3年かけて治りました、で間の描写はほぼなくさくっと寛解して戻ってきたのには、は?てなってしまった。そしたら今度はなんの説明もなく彼女が余命いくばくもない状態でなんじゃそれ。泣かせるために病気を安易に利用しすぎじゃない?
特に主人公があまり深掘りされてないせいで、最後まで共感できないままだったので別に感動もせず。恋愛映画は嫌いじゃないけど、全体に蔓延る小さな違和感の積み重ねが苦痛すぎて、この作品は自分には向いてなかった。
沖縄の景色は綺麗でとてもよかったです。
ザ・王道・病気からのすれ違い恋愛映画
試写会が当たったので鑑賞。
前回の「正体」の試写会は満席だったのに、今回は空席が目立っていた。
私の左横5列全て空席、、後ろの席もガラガラ…
やはりあんまり期待されてない映画なのかなぁ、、と私も何の気無しに応募したため、この作品には全く興味なかったから、前情報を入れずに鑑賞。
久しぶりにコテコテの恋愛映画を観たので、まんまと泣かせにきてるシーンでは泣いたし、最後は号泣でした。笑
でもこれ、たぶん前情報ナシに観たから良かったのかも…
あらすじ知ってたら、先が読めちゃって飽きそう。
あと、家で観てたら泣かないと思う。
映画館の雰囲気って泣いてしまうよね。
ストーリーとしてはちょっと展開が早いし、2人…というか赤楚くんが演じていた湊がほんとツイてない人間過ぎてちょっと可哀想なくらいだった。
母親亡くなる→彼女と遠距離→彼女と同棲できた!幸せ〜→まさかの白血病発症→迷惑かけたくないからと嘘を言って別れる→3年後完治した!彼女に会いに沖縄へ!!→まさかの元カノは自分との子供を産んでいて、それを全て受け入れた幼なじみの男性と結婚前日→そして2024年に至る
めちゃくちゃツイてない…苦笑
優し過ぎたのか、彼女を好き過ぎたのかわからないけれど、ここはもう病気のことを伝えて一緒に完治するために頑張るべきだったのでは、、
彼女は卒業後に東京の大学へ行くのも何も言わずに背中を押してくれて、頑張って勉強して上京してくれたのにそんな終わらせ方って…
しかも妊娠させてるし、、
でも、あの時砂浜で実は2人は再会してたんだねぇ、、、
病気で朦朧としているから夢なのかな?と思ったけど、たぶん再会したんだね。
でももう言葉は交わさない。
その後、家に帰って焦って美海と子供を抱きしめる琉晴…
辛過ぎる。きっとあの2人が再会したら、この幸せが無くなる‼︎ってめちゃくちゃ怖かったんだろうね。涙
でも本当は再会してた。
きっと彼は永遠に知ることはないと思うけど…
なんか琉晴を想うと切な過ぎてしんどい、、
美海は琉晴と結婚して大正解だった!!!!
とにかく琉晴が見た目も中身も本当にいい男。
そして不憫過ぎて…涙
美海の両親は彼に本当に頭が上がらないと思う。
そして湊が美海の両親に頭を下げてもぜっっったいに受け入れてくれなかったと思うから、会いに行かなくて正解。
湊は最後に成長した娘と会わせてくれ、MDを交換させてくれた琉晴に感謝の気持ちを忘れずに一生後悔を背負っていくしかないと思う。
可哀想だけど……
途中、玉城ティナちゃんが恋敵として出てきた時、意地悪な役か⁈とドキドキしたけど、なんか良い人のままで終わったから安心した…けれど、「結局彼女はなんだったんだ?」という気持ちでいっぱいだった。笑
でも最後に娘が会社に訪ねてきた時はちょっと冷たかった。笑
琉晴を演じた中島くんの演技力が凄くて、この作品は彼がいなかったらショボショボ映画だった気がする、
どうでもいいけど、私が若い時の恋愛映画はセカチューのカセットテープのやり取りだったのが今はMDなのかぁ…
MDはもうそういう象徴なのかぁ、、と時代の流れにちょっと切なくなった。
だれもが「セカチュー」を目指す
劇場へ行くと必ずこの作品のトレーラーが流れる。配給のソニーと松竹としても相当に力こぶが入った映画なのだろう。というわけで、僕が通常チェゲラする邦画ジャンルではないが、スクリーニングに参加。予告ではHYのヒット曲が強調されすぎており、ハンカチ必須のメロドラマ感がトゥマッチだ。年明けのデートムービー客を鷲掴みという戦略のようだ。
画面構成が監督の新城毅彦の指示か、撮影の小宮山充の芸風なのか、気持ちの悪いくらいに『気持ちよく正中線を意識』している。ある意味イマジナリーラインを無視しかけながらもセンターを守る。ロングもクローズも。狙いなのか。その効果が僕には理解できなかった。
あとストーリーではただ一点、大きな『確信的忘却』があるのだが!そこは僕の見逃し?聞き逃し?彼女たちは彼が去った理由を知らないままいいのか?
ナニを隠そう、ちゃんとしまおう、実は俺はうるう年生まれなので、まだ13才なのだ( 本当)
白血病・母は、うるう年生まれなら一度は言った事がある誕生日ジョークを言うも、あまりウケなかったのでそのショックで死ぬ。この母がうるう年生まれである意味は特にないし、特に伏線も無い。
でさ、俺うるう年生まれなんだけど、「 誕生日はどうするの?」 と、よく聞かれます。四年に一度ではなく、2月28日にします。3月1日の気分じゃないんだよなー? 免許の切り替えは、3月28日です。
履歴書を見た面接官に必ずといっていいほど、誕生日をいじられます。元旦とか、クリスマスの方が珍しいと思うんだけどなー?
在学中に母を亡くした白血病・息子( 以下、先輩)が、海岸でオンザビーチはクリス・レアして佇んでいた時に、上白石萌音がサンダーアンダーギーを先輩に振る舞う。
「 このサンダーアンダーギーすっごく美味しいんだよ?」
「 サンダーアンダーギーに美味いもクソもねぇよ?何食ってもサンダーアンダーギー味しかしねぇよ?」
と、思ったに違いないが、先輩はサンダーアンダーギー味のサンダーアンダーギーを食べる。
上白石萌音がうるう年生まれと知った先輩は、
「 うるう年生まれの人はうるう年の誕生日に告白されたら、絶対に断っちゃいけないんだよ?」
と、トリビアの泉ぶる。俺、52年生きているけど、そんなトリビアは聞いた事ないぞ?あぁ、そうか!俺はうるう年の誕生日は地下室でいつも手記を書いていましたから出会いがなかったんだ!?
「 まるで、ドストエフスキーだね?」
「 いやー、それ程でもないよ?」
と、答えていたが、あれ悪口だったのかぁ。ハートブレイカー!!
何か、成り行きで付き合ってしまった先輩と上白石萌音は二年後に上京し、音楽会社に就職した先輩と上白石萌音は同棲時代、上村一夫。
幸子と一郎の物語🎵お涙頂戴🎵ありがとう🎵 歌うは、あがた森魚だYO!!
そして、幸子と一郎は暮らしていくも、幸子は就活に全滅。田舎に帰ろうかと悩んでいた時に、一郎に、
「 もう、お前の身体に飽きた!別れてクレモンティーヌ!」
と、一郎は幸子に三行半を叩きつける。幸子は否応がなく受け入れるも、一郎の子どもを身ごもっている事が分かるが、言えないよ〜🎵好きだなんて〜🎵と呟くも、一郎はその呟きが聞こえない。
実は一郎は、母親と同じく白血病を発症していて、死んじゃいそうになっていたから、幸子を捨てたのだ。
幸子は、沖縄県の実家に都落ち蝶々。就活学生の身でありながら、出産をキボンヌと両親にぶっちゃける。
お父さんは当然、激怒ぷんぷん丸だぁー!! それを制したのが、偶然そこに居合わせた幼馴染の男が、
「 僕が父親です!!」
と、気がふれたとしか思えない弁を打つが、何かその場のノリで結婚まで漕ぎ着ける。
幼馴染の男が、幸子の父親に、
「 娘と結婚してくれてありがとう!」
と、わざとらしい説明台詞を語っている時に、あり得ない偶然で、白血病が完治した一郎が居合わせる。一郎を発見した幼馴染の男は、
「 今でしょ?あ、間違えた!何で、このタイミングで来るんすか?空気嫁」
と、字幕版じゃないと伝わらない一言で締めるもスルーされる。
翌朝の結婚式にうじうじ遠くから眺めて視姦するも、これも小説じゃないので伝わらない。
そして、20年後。幸子の娘は成人したようだが、どう見ても中学生にしか見えない。
なのに、MDプレイヤーとMDを難なく使い母親からのメッセージを聴く。
おい!平成生まれに、MDプレイヤーが使えるかよ?謎のオーパーツを操る、スプリガンの御神苗優かよ!?
お前結局誰だったんだよ?と、皆が思う正体不明の少年の姿をしたオットくんに見送られ、幸子の娘は、自分を着床させた父親と初のご対面!フォンテーヌ!!レコード会社の内部にチン入成功でおま。
白血病の男に、MDを渡す娘。これまた、あり得ない偶然で、ちゃんと充電してあったMDプレイヤーが会社の中に用意されてある。誰が用意したのだ?助監督の私物か?
MDには余命いくばくも無い母親からの遺言が収録されている。MDを聴いて泣く一郎。
でさ、上白石萌音死んだっけ?俺、忘れちゃったよ。
そう、そいで、散々、一郎は曲を作ると言っていて一回も歌っていないんだよね?
ここはさー?
やっと制作できた曲がHYの「 366」じゃねーのかなー?ったく、脚本が分からない輩は哀れだぜ?
で、HYって初めて聞いたけど、バンドなの?朝日新聞珊瑚記事捏造事件の犯人じゃないよね?
原作が「 366日制作委員会」 という事で、責任者の名前があやふやなので、話の辻褄が合わなすぎて、突っ込みが追いつかないシロモノ。
こんな闇鍋みたいな、ごった煮のエピソードをちゃんとした脚本に仕上げる事が出来る人はこの世には存在しない。
時系列を追ってみると、四年に一回のうるう年が、二年に一回だったっけ?と思ってしまうんだなぁ?ぼくは。
TVばっかり見ているスイーツ野郎には刺さるかもしれんが、シネフィル野郎には刺さらないぜ?上白石萌音好きな人だけどうぞ。病気で人が死んじゃうだけの愚かな映画です。あー、つまんねー映画だった!!
※ 今回のレビューの提供は、クリス・レアのオンザビーチ。ドストエフスキー、上村一夫の同棲時代、あがた森魚の赤色エレジー。
郷ひろみの言えないよ、漫画スプリガン、横山ノックのノックは無用のフォンテーヌ、横山まさみち先生の漫画やる気まんまん、
の、提供ございました!では、皆さん、ご一緒に、フォンテーヌ!!
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