「恋愛映画ではなく家族映画として鑑賞」366日 kenblackdogさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛映画ではなく家族映画として鑑賞
クリックして本文を読む
いいおっさんの感想なので若い方とは捉え方が違うかもしれません。
一番好きなシーンは
結婚式を翌日に控えた子どもを連れた美海と元カレの湊が思い出の海岸ですれ違うところ。
お互いを見た瞬間にすべてを悟ったように一切言葉を交わすこともなくすれ違う。
秒速5センチメートルの最後の踏切ですれ違うシーンを彷彿とさせる。
よく考えると秒速5センチメートルも若い時に付き合っていた二人が、大人になって別々の道を歩み始めるという映画だった。
ラストに今の旦那さんが、美海が渡そうとしたMDを隠したことを告白して謝るシーン。美海は責めることはしなかったが、「実は湊とすれ違っていたんだよ」って思ったんだろな。
湊の子どもが会社を訪ねてきたときに
「本当のお父さんは育ててくれた人だよ」
「お母さんは僕じゃなくて君と一緒にいたいんだよ」
そうだよねー 「本当のお父さん」って単語でもやもやしていた気持ちがそれですっきり。いや、もちろん本当は懐かしさもあって会いたいだろう。でもその気持ちを押し殺してそういうセリフを言うところが泣ける。
二人の若いころのエピソードより、後半のシーンが印象的でした。歳とると感じ方違うのかなー
コメントする