最後の乗客のレビュー・感想・評価
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優しい気持ち(11月1日追記ネタバレあり)
あの災害からの物語なので面白いとか楽しいとかではないのはあたりまえですが
鑑賞後は爽やかな朝を迎えた感じでした
そして温かな気持ちになります
鑑賞後にGAGAによる作品の公式HPのスタッフ紹介の「監督メッセージ」を読んであらためて胸が熱くなりました
登場人物が少ないのですが皆さんいい感じです
父と娘なんてだいたいあんな感じかと
(追記ネタバレ)
この作品簡単に説明すると2年前公開の「天間荘の三姉妹」(上映時間150分)をギュッと凝縮して55分にまとめたような感じ
父はともに震災で亡くなり天界?と現世?の間でタクシー運転手をやっていて、生と死の間にやってきた娘(たまえ、みずき)を乗せる
結果的に「たまえ」も「みずき」も家族や仲間に生かされて生きていくこととなる
本作の「たけちゃん」は「イズコ」の役割を担って「みずき」さんを現世に戻した
以上、勝手な解釈です
どちらも好きな作品です
あの日を忘れないために
もちろん泣いた。
何となく感じてた違和感の伏線が話が進むにつれキレイに収まっていくのが凄い。
毎日家族がただいまと帰ってくることが本当に奇跡なのはわかっているので、とてもしつこく毎朝気をつけてねと声をかけてしまう私には、とても沁みるお話でした。
そしておにぎり。
食べ物くれるって愛だよなあ。
アフタートークで、この作品は宮城に関係のある方が沢山関わって作られたとのお話をお聞きしました。
監督は震災から5年も経つと、住んでいたNYでは風化されつつあったことを思って、この作品を作ろうと思われたとのこと。
主演のみずき役の岩田華怜さんは、震災当時12歳だったそうで、世界の終わりを感じるほどの体験だったそう。
とても地元の方に助けられて作られた作品とのことで、なんか温かさみたいなものは映画を観てる中ずっと続きました。
岩田華怜さん、全部の質問にとても丁寧に的確に答えていて、あーこの子賢いなと思って観てました。
ストーリーの展開がとても面白かったので、ミステリー仕立て?なのもあり、泣けるけど最後まで楽しめました。
風化させてはならない
2024年9月30日
映画 #最後の乗客 (2023年)鑑賞
東日本大震災から10年で企画され、宮城県を舞台に、深夜タクシーで走っていた運転手の不思議な体験
風化させない為にはこういった企画がとても大事で、その思いをしっかりと受け止めたいですね
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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