「普通に見て、登場人物と主人公のホントの関係を理解できる人はいるのかな?」遠い山なみの光 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)
普通に見て、登場人物と主人公のホントの関係を理解できる人はいるのかな?
ノーベル賞作家のカズオ・イシグロの原作
だからというわけでは無いんだけど、見ていて文学作品って感じの映画だなと思った。
どこがと言われると難しいけど、展開と話し方でだったのかな。
あいかわらずに感じてしまったのが、広瀬すずが可愛すぎって事。
童顔で可愛いので、良いところの若奥様感が凄かった。。
そして、吉田羊って英語が出来るんですね。
あとは、ニキ役の女優さんが良かった。
実は途中から悦子はこっちなんじゃないかと思いながらの鑑賞。
この手のパターンだと単純に二人が入れ替わった視点だったというオチのはずなんだけど、今回は?がいくつかあった。
夫(松下洸平)、義父(三浦友和)は実在したの?っていうのと、悦子のお腹にいた子供がニキ?って事。
見たあとに口コミサイトを見てみると、戦前が広瀬すず、戦後が二階堂ふみらしい。。
そして、夫の松下洸平と義父の三浦友和は死んでいる?っていう事らしい。
戦争によって、生活が荒んだでしまった自分を受け入れられなかったという事なのだろうか。。
なぜ景子が自殺したのか(被爆の後遺症でも出たのだろうか)、義父の教育の内容(お国のため、反戦?)、なんとなく想像できなくもないけど。。
ただ、見ている時は、この辺はまったく分からなかった。
二階堂ふみが悦子っていうのは分かったけど、戦前や戦後の違い、夫と義父の謎まで普通に見ていて分かる人っているんですかね。
分かりづらい映画でした。
原作を読んではいないので分かりませんが、映画と同じようにわかりづらい描写なのだろうか。。
映画については、見る人に委ねるという事を狙ったんでしょうかね。
戦後問題、原爆と被ばく、働く女性の問題、社会問題をたくさん取り入れていた。
私は、あまりハマらなかったかな。。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。