劇場公開日 2025年9月5日

「もう一度観て確認したくなる余韻の残る映画」遠い山なみの光 C.B.さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 もう一度観て確認したくなる余韻の残る映画

2025年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
C.B.
MSUMOさんのコメント
2025年9月19日

仰るとおり、二度見したくなる作品だというのに同意します。私も2回観ました。初見はストーリーを追おうとして、肝心のシーンやセリフ、それと人物の表情変化を見過ごしていましたが、2回目はそれらを確認的に見ることができました。他の方は「とっちらかっている」「わけがわからない」というご意見もありますが、仰るとおりムダなシーンはまったくないと思いますね。この作品はテレビドラマのようにストーリーの進行を追うものではなく、記憶から引きずり出したイメージの映像化といったものなので、そう思ってみればいろいろなメタファー、記憶の変形、補完に満ちていると思います。ムダなシーンはないと書きましたが、敢えていうとラストの今の悦子が過去の自分と「景子」を何か言いたげに見守っているところは、確かに強い悔恨を示してはいますが、いささか説明的過ぎたのでなしでも良かったかもしれません。その前のニキとのピアノのシーンで十分窺いしれましたので。

MSUMO
ノーキッキングさんのコメント
2025年9月19日

共感ありがとうございました。
こういう妄想に付き合うのも楽しかったです。

ノーキッキング
ノーキッキングさんのコメント
2025年9月18日

長い時間をかけて歪められた悦子の記憶は、もうすっかり嘘の認識すら無くなって脳内に定着している。しかし作家であるニキはそれらを汲み取って理解していることが救いですね。

ノーキッキング
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。