「ある視点とはよくいったもの」遠い山なみの光 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
ある視点とはよくいったもの
正直、積極的に見た作品ではなく、むしろ嫌々見に行ったような感じでしたが、素晴らしい作品でまさにひれ伏しました。演者が良かったのか作り手が巧みだったのか原作が優れていたためなのか─全部だと思います。そしてそれぞれの良さが一体となって見事な作品に─。
敗戦国、被爆国、長崎をナガサキと表記してしまうニッポン人には決して表現できなかった真実やリアルな世界がそこにはあった。確かに神秘的でエスニックな雰囲気はあるとはいえ、確かに存在していたであろう過去を想起させてくれました。それでいてやはり神秘的で滅茶苦茶引き込まれてしまいました。しかもその非現実的な雰囲気は、何気に作品の核心部分につながっていた印象で、しっかりと理解はできなかったものの、途轍もない凄さを感じてしまいました。
美しく儚さを秘めつつ気高くてそれでいて優しくしなやかでなおかつ強い心をうちに秘めているようなまさに理想的な女性・・・過ぎないか!?広瀬すず!という見方は決して間違ったものではないと思ったらもう全部が全部素晴らしいと思っちゃったわけです。
音楽とか音の質とか使い方なんかも効果的だった気がします。
欲を言えばもうちょっとしっかりと丁寧な謎解きみたいなものがほしかったかなーという・・・まぁそれによる危険性も感じる訳なので、この作品に対して何も言うことはございません。
見て良かったし非常に面白い作品でした。
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