「新宿ゴールデン街」レイブンズ しさんの映画レビュー(感想・評価)
新宿ゴールデン街
こういう映画にありがちな、感覚的な映像に走りすぎてストーリー性が失われてしまうなどということがなく、彼の生涯が映画的に描かれていた。
父親との二人のシーンで、グラスの酒を飲み干す所作がシンクロしていたのは意図的なのであろう。確執があってもその関係性から逃れられない父子が、ユーモアを交えて描かれていた。
個人的な事だが、家を継がずに弟に任せてしまったこと、深瀬氏がのんだくれていたその当時、私も新宿ゴールデン街でバイトしていて遭遇していたかも知れないこと、タイトルバックに見覚えのある写真が写って、ああこれは彼の作品だったのかと思ったことなど、自分と勝手に重ねてしまった。
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