劇場公開日 2025年4月11日

「バーラ先生に感動」バーラ先生の特別授業 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5バーラ先生に感動

2025年5月31日
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鑑賞方法:映画館

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幸せ

1990年代のインドは、経済の自由化と教育制度改革により、多くの私立教育機関や予備校が設立され、高い授業料で質の高い授業が提供されるようになった。しかしその一方で、公立学校では優秀な教員が私立校に引き抜かれ、低所得者層の家の生徒は家計を助けるために授業を受けれなかったりし、学校が成立しない状況だった。チョーラワラム村の公立校に赴任してきた数学教師バーラは、私立校の実力者などからさまざまな嫌がらせや邪魔をされたが、それに立ち向かい、受け持ちの45人の生徒たちが共通試験で良い成績を取れる様に奮闘した。テランガーナ州の僻地にある公立校で教育状況を改善し、インド政府から国家賞を授与されたランガイヤ・カデルラ氏の実話に基づく話。

インド映画だから、歌とダンスと美人が・・・なんて思ってると肩透かしをくらう。そんなのは有りません。
12年生って日本でいうと高校3年相当らしく、大学入試の共通試験みたいな物なんだろう。インドの数学教育はレベル高そうだった。
90年代のインドは仕事で何度も行っていたから当時の貧富の差やカーストの状況は実際に感じたことがある。
カーストの下層階級の人はどう頑張っても管理者にはなれないとか、提携先の社長が3%のシク教徒(ターバン巻いてる人たち)が70%の税金を払ってるなんて言われてたなぁ、と。
いろんな嫌がらせに立ち向かうバーラ先生が素晴らしかった。

りあの