劇場公開日 2025年1月24日

「これは良い怪談。」ミッシング・チャイルド・ビデオテープ ゆたかちひろさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これは良い怪談。

2025年1月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

見事な「怪談」だった。最近は海外のホラーと日本のジメジメした雰囲気が融合した分かりやすいJホラーを楽しんでたけど、静かに理不尽に、穢れや呪いに巻き取られるような怖いお話。

イシナガキクエぐらい謎多き展開かと思ったけど、意外にストレートに厭なお話で大変良かったです。怪談を映像にして終始怖くするってかなり難しい事だと思うので、すごく好きだし良かったです。このセンスは刺さる日本人多いのでは。

【パンフレット 1200円 角川ホラー文庫仕様120P!】
自宅のパンフレット置き場に置くのか文庫の棚に入れるか悩ましいwただ、内容は見出しこそホラー小説の様な作りですが、スタッフキャストコメント、評論、プロダクションノート、背筋さんの短編小説という作りで、カラー写真は最初にまとめて載せてあとは小説の縦書き仕様。ちゃんとパンフレットでした。

【入場特典】
背筋さんのスピンオフ短編小説「未必の故意」
ラストの方のたった数文字のインパクトが強くて良かったぁ。このシチュでいくらでも短編書けそうだなって思いました。面白い。

そう考えたら続編だっていくらでも作れそうじゃない?まぁ、出来れば新しい怪異が見たいけど。今後の近藤監督の作品にも期待してます。

ゆたかちひろ