「こんなホラーが見たかった!」ミッシング・チャイルド・ビデオテープ ゆきた。さんの映画レビュー(感想・評価)
こんなホラーが見たかった!
現実にもこんなことがありそうと感じる怖さがあるストーリー、演技も内容もリアルで良い意味で気持ち悪い映画でした。
こんな感じのホラーが好きなので大満足です!
このリアルな感じというか「妙な生々しさ」の正体は何なのか、考えてみました。
まずは演技がうるさくなかったことです。
最近のダメなホラーは(ホラーに限らずですが)とにかく驚く場面では必要以上に驚いたり、悲しい時は丁寧に悲しんでる説明をしながら泣く、みたいな説明過多なシーンが多いです。
酷いものになるとシュールな顔芸が続きとてもチープに感じてしまいます。
しかしこの映画は「目の動きで伝える。」や驚いた時は「ただその場で硬直する。」といった恐怖の演技がとても秀逸で、このおとなしい演技が緊張感を増大させます。
この映画の設定についても、変な風習だったり奇妙に違和感を感じる事って日本に暮らしていると経験した事があるのではないでしょうか?
そんな「不気味なあるあるネタ」の延長にあるようなストーリーだからこそ、生々しい怖さがあるのかもしれません
ジメジメした陰湿なtheジャパニーズホラーといった映画でした。
今後もこんなホラー映画が増えていってほしいです。
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