ミッシング・チャイルド・ビデオテープのレビュー・感想・評価
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怖がらせない事が怖い映画
ホラー映画として
怖がらせない事が怖い映画。
ジャンプスケアはほぼない。
びっくりビビりたい方にはお勧めしないが、
見えなく視える。
聞こえなく聴こえる。
そして怖くない事が怖い。
を楽しむ作品。
演出の評価が紙一重に思われがち。
低予算?意図的?
怖さのポイントは物語にあるので
これ、朗読劇の方が怖い演出できるかも。
酷評も多いが、もう一度観たい!も多い。
不思議な作品だった。
なんともいえない後味
前評判通りジャンプスケアはほぼ無かったけど、それはそれとして音が怖い。
環境音も、時折鳴る耳鳴りみたいな音も嫌に不穏。
登場人物みんな何かに見られている。山に見られている。
結局主人公の弟は、主人公が見つけてあげられなかっただけの事だろうけど、山の怪異については何も判明しなかった。
山の麓の人たちがいらなくなった不都合な神仏を捨てまくった結果、おかしな力を持ってしまった山になったって事かな。
司が日向の霊がずっと見えていたけど隠していた事とか、日向がいなくなってから両親が誕生日を祝い続けていた事とか、父親が無理して父親役を演じていた事とか、そうする理由は十分に察して余りあるけど、でも傍から見てたら嫌だよそれ。っていうのがあったなぁ。怪異もキモいが人間もキモい。
旅館の息子と敬太が話し合うシーン、良かった。
棒読みのようだったけど、身近な山の異変にショックを受けて何も考えなくなった(何も感じないように努めるようになった)と思えば自然だ。
子供の頃から祖母と仲良くてたくさんお話していたんだろうなとわかるだけに、母親や自分の出生や血の繋がりの根底が揺るがされればそりゃショックよ。
でも根は良い人なんだろうな。
なんだか『近畿地方のある場所について』もそうだけど、山に居るのが神じゃなくて、強いが歪で安易に人間殺す便利な装置みたいになってない?
私は山岳信仰には詳しくないし、山の神の中にも人間の味方になってくれるものばかりでないと思うけど、それにしても敬意が足りないんじゃないのかな。
日本一高い山がある県民、そう思う。
司はなぜ取り込まれたんだろうな。
捨てられた判定されたのかな。
ワンカットこんなに長いの久々に見た
もしかして短編だった?
これ、もしかして短編だったのかな?
●無理やり長編にしたのか、内容がない。何かありそうな会話が続くだけでストーリーが進んでいない。
ビデオテープにからめるんだったら、そこに恐怖の謎を解くヒントなりあった方が良かった。弟を無くした主人公の葛藤も、語るだけじゃなくエピソードだてて描いた方が良いと思う。例えば社会から浮いていて、孤独な日々を送ってるなどの具体性を持って。
●ビデオテープの映像は不気味だが、写っているものはただの風景で途中で飽きてしまう。長いわりに不気味な事象が写ってない。
ホラーって緩急だから、そこのさじ加減でつまづいている。
●とにかく恐怖描写が少ないし、怖くない。
ジャンプスケアに頼りたくなかったのかもしれないけど、ジャブにしか感じない。
見せ方も新しくない。
予算がないような気がするけど、そこは工夫。
いろいろ考えすぎて、何も生まれなかった感じ。
なんやかや言っても、ホラーって人の虚をいかにつく見せ方があるかどうかだと思う。
無
え?なんで??が続く
口コミが良かったので少し期待して鑑賞しましたが、面白くなりそう&怖くなりそうな要素は多々散りばめられているものの、それらが繋がることはなく、途中で違和感を覚え「え?なんで??」と思っている間にエンドロールが始まってしまいました。
祖母の話。
何故初潮だけで無くなって喜ぶほど生理が面倒なものだと分かるのかにまず違和感。
何度も経験してこそ「毎月毎月わずらわしい」と思うものじゃない??
そして生理なくなったことが山と繋がるのも違和感。普通は体調とかそっち心配しない?
生理のない娘を曾祖母は放置? 昔なら石女として結婚もできなくない? 生理が広まる田舎なら逆に石女も広がるような??
それでも結婚したなら民宿の息子の親が祖父の愛人の子だったとかのほうが山絡みの怖い話より余程説得力あるしそっち連想しない??
「神様を捨てる」にも違和感。
なぜ山に埋葬や祀るでなく山に「捨てる」なのか。
その曰くが出てこないので頭の中は「なんで?」状態。
主人公はボランティアで山に入るほど山慣れしてるはずなのに夜に軽装&単身で山に入って行くのも違和感。
なんなら主人公たちが立ち入り禁止の看板の横から山に登って行ったのに、地元の人らしきおじさんが注意もせず普通に話してるのも違和感。
主人公の友人なんてとても山に登るような格好してないのに。
主人公の友人が夜に主人公宅に入り込むのも謎。普通、友人の家でも断りなく入らないよね?
てか鍵かけてない? それか鍵盗んだ??
友人の「視える」設定が全然役に立ってないし活かされてない。持ち腐れ感。
最後の「弟はずっとそばにいた」のセリフくらいかな。
見つからない廃虚とビデオテープの絡みもよくわからず。
まぁリアル霊現象とか怪談とかはすべてに説明がつくようなものじゃないしキレイに答え合わせなんてされないものなのかもしれないけど。
でも「なんか(話が)おかしいぞ??」という感覚に邪魔されて純粋には楽しめませんでした。
理屈で納得できない部分を自分の中で折り合いをつけて(自分の想像力で補って)流せるかどうかでこの映画を楽しめるかどうかが変わってきそうですね。
残念ながら私は無理でした。
ちな冒頭のビデオテープ部分。
ぶれや粗さが酷くて、気持ち悪くなってしまって正視できませんでした。
3D酔いするタイプの人は映画館のスクリーンでなく、配信が始まってからタブレットとかで観る方が良いかと思います。
これは良い怪談。
見事な「怪談」だった。最近は海外のホラーと日本のジメジメした雰囲気が融合した分かりやすいJホラーを楽しんでたけど、静かに理不尽に、穢れや呪いに巻き取られるような怖いお話。
イシナガキクエぐらい謎多き展開かと思ったけど、意外にストレートに厭なお話で大変良かったです。怪談を映像にして終始怖くするってかなり難しい事だと思うので、すごく好きだし良かったです。このセンスは刺さる日本人多いのでは。
【パンフレット 1200円 角川ホラー文庫仕様120P!】
自宅のパンフレット置き場に置くのか文庫の棚に入れるか悩ましいwただ、内容は見出しこそホラー小説の様な作りですが、スタッフキャストコメント、評論、プロダクションノート、背筋さんの短編小説という作りで、カラー写真は最初にまとめて載せてあとは小説の縦書き仕様。ちゃんとパンフレットでした。
【入場特典】
背筋さんのスピンオフ短編小説「未必の故意」
ラストの方のたった数文字のインパクトが強くて良かったぁ。このシチュでいくらでも短編書けそうだなって思いました。面白い。
そう考えたら続編だっていくらでも作れそうじゃない?まぁ、出来れば新しい怪異が見たいけど。今後の近藤監督の作品にも期待してます。
とにかく怖くない
日本のホラーに精通しているわけでも、普段からよく映画を見に行くわけでもない一般人の意見です。
派手な演出無しで怖がらせるという趣向だそうなのですが、その演出の代わりに深い物語がある訳でもなく見てて全く怖くありません。
幼少期のビデオテープの乱れた映像も怖さがないので気分が悪くなるだけでした。
唯一、初潮を迎えた祖母が下着を山に捨てたらその後生理が来なくなったという民泊の息子の話だけは面白かったです。
ラストも結局投げっぱなしで、考察好きな方にはウケるのかもしれませんが消化不良でした。
元々評価された短編をもとに作成されたと聞いて納得の、薄いカルピスみたいな映画でした。
霊がいるのに映らない怖さがいい。 杉田雷麟と平井亜門、森田想、吉田山羊ら俳優4人もいい。 けれど、内容が少なくて実にもったいない!
弟の失踪事件の真相を探る男が、謎のビデオテープをきっかけに、恐ろしい過去と対峙する。
第2回日本ホラー映画大賞作品の商業長編映画化作品。
近藤亮太監督の長編映画デビュー作。
霊がいるのに映らない怖さが上手い。
唯一映した?母親の霊もなかなか怖くていい。
実家の2階の真相のくだりも面白い。
また、杉田雷麟と平井亜門の関係や、女性記者・森田想、民宿の息子・吉田山羊の4人のキャラクターと演技もいい。
特に中盤の、民宿の息子が語る祖母の話の、吉田山羊の語りが実にうまくて引き込まれる。
しかし、謎の説明はすべてその語りのみで、良い感じも中盤まで。
その後、全体に物語の要素が少ない。
それらしい感じにはなるが、結局何だったかわからない点が多すぎる。
話が展開しないでそのまま進んで、一方的にやられるだけで終わり。
最近のJホラーのご多分に漏れず、「それらしい導入がいいところもあるけれど、結局一方的に霊にやられるだけでバッドエンド」で残念。
わざわざ劇場に観に来てくれた観客への「お土産」が少なすぎる。
Jホラーは、しばらくは「サユリ」を超える作品は出てこないのか…。
もーいいよー、否、もういいよ…。
小学生の頃に目の前で弟が忽然と姿を消して、そのまま失踪してしまい今に至る青年が、当時のビデオテープをみて友人と記者と共に現地を訪れる話。
母親から亡くなった父親の遺品が時々送られてくる主人公が、霊感のある同居人と共に、その中にあったビデオテープを観て巻き起こっていく。
そこに山で迷子になった子供の捜索に参加して見つけた主人公を。スーパーボランティアと宣って取材しようとする記者が加わって、怪しげな山のことがみえて来るところまでは良かったけれど…そこてカミングアウトの友人とか、失踪がイコールそういうことだったり、結局それが何か釈然とせず。
ミステリアスなままにしておくのは構わないけれど、それがそのまま死じゃ間が飛んじゃっている様に感じるのよね…。
さしてその時の主人公のリアクションとか、3ヶ月後の行とか、これまた不自然に感じてしっくり来ず。
結局怖いでも悲しいでもなく、なんだか良くわからない話しだったという印象。
母さんがくれた1つのビデオ
ファンドフッテージもの
ただちょっと消化不良 かな
日本のホラー映画にありがちな びっくりドッキリ ものとは違って初期のジャパニーズホラーに通ずるものはあった
結局何だったのかが全くわからない
むしろ 怪奇現象 というものは何かわからない 四次元の存在なのかもしれない
そう考えると これが正解なのかもしれない
ホラー映画の鉄板としては謎めいて途中から 謎解きゾーンに入って最後はアクション映画化するっていうのが 鉄板 なんだけど(笑)
そのクソみたいな流れがないだけでもマシなのかもしれない
むしろ インターステラーのような謎が謎を呼ぶ量子力学的要素がこれからのホラーには必要なのかもしれない
あのビデオテープを最後に録画してたのは一体誰なのでしょうか
生真面目過ぎるがどっしりしている。
連日満席になる作品だが、ややわかりにくい部分もあるか
今年33本目(合計1,575本目/今月(2025年1月度)33本目)。
大阪市ではテアトル梅田(旧シネリーブル梅田)しか扱っていない上、1日2回上映という事情もあってなんと満席という状況でした。珍しいですね。
この映画は公式のX(ツイッター)が、感想など書いてツイート(ポスト)するとVHSビデオカセットがあたる(といっても、再生機持っている人っているんでしょうか?)というように、タイトル通り「ビデオテープ」が一つのキーワードとなるか、あるいはその「ビデオテープ」の一般的なノスタルジー感があるのか、と思っても、ビデオテープは序盤にしか登場しない(母親が勝手に送り付けてきて、ビデオテープを再生するという話)という点がやや「その意味で」残念かなといったところです。
ストーリーとしては、その「行方不明になった子は実際には誰か、その行方不明になった理由や場所はどこか」といった点に後半論点がうつり、他の方の評価にもある通り、直接的なホラー描写は避け、描写全般からホラー感を読みとる、時々みかけるタイプの作品に分類されます(よって、直接的表現が少ないため、レーティングに関しても配慮されている)。
ただ、いずれにせよ、この映画は1月4週になぜか大集合したホラー映画祭りといえるほどなぜか新作にホラー映画が集まった中において、この映画には何らかの意味で「ビデオテープ」がテーマだろうと思って行く方がいると思いますが、その話はちらっとは出ても、そこについて深く取り上げられることがなかったのが残念といったところです(もっとも、ビデオテープ自体が古い文化だし、そればかりとりあげても20代の方などは理解が難しいだろうという実際上の問題はあろうと思いますが)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/廃墟についての展開がやや不自然)
廃墟も不動産にあたりますから、その建てられた経緯等をちゃんと調べようと思えば、まず立てたときの登記、あるいは権利変動の登記などは不動産登記法ほかで管理され、これは誰でも見ることができます(前者を扱うのは土地家屋調査士、後者は司法書士というお仕事の方)。この「誰でも見ることができる」という点がポイントで、映画内では登記所等一切出てきませんが、登記簿を見れば一目瞭然であるので、そうした展開に飛ばさなかったのは、まぁそれはそれで理解できる(映画が10分で終わってしまう)ものの、資格持ちには「なんで登記簿をみないんだ」という点は気になったところです。
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ツギクル監督。
悪魔よけの鈴。
一緒に“かくれんぼ”していた弟が、そのまま失踪したという過去を持つ兒玉敬太と、霊が見える同居人・天野司の話。
ある日、実家の母から仕送りが届き、開けてみると1本のビデオテープが…、その一方ボランティア活動で少年を助けたのは兒玉敬太さんですよね?!1人の女性が訪ねてくるが…。
本作の予告を観て楽しみにしてたんだけど…、届いたビデオテープ、ノイズ混じりの古い動画には少し恐怖は感じつつも…、ほぼBGMなしのなかの会話、薄暗いで眠くなる。
終盤の敬太母が薄暗い部屋から出てきた辺りから面白くなったかな個人的に!てかエンジンかかるの遅すぎ!この気味悪い感じを序盤から持ってきて欲しかったかな。
期待してただけにちょっと残念で眠くなっちゃった。
全29件中、1~20件目を表示