劇場公開日 2025年1月24日

ミッシング・チャイルド・ビデオテープのレビュー・感想・評価

全58件中、1~20件目を表示

4.0シャンプーしてる時、うしろに誰かがいそうな感じ

2025年3月3日
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鑑賞方法:映画館

ホラー映画はあまり観ないのだけど、どうにも気になって。
ジャンプスケア(初めて知った言葉)やグロい描写はないけど終始、うっすらノイズの混じったような不穏な空気が漂う、なんだかずっと何かがいそうなジワジワとイヤな雰囲気。
急な母より、民宿息子の強めに低音きかした「神様」がイヤだった、やめてビビる。

ビデオテープ繋がりで昔、パンパンの新宿コマ東宝で観た『リング/らせん』のような、すごく怖いわけではないけど、観てる間なんか脇が閉まっちゃう、みたいな映画。連鎖という点も似てるかな。
ちょっと切なくも思えるような結末で、意外にも嫌いじゃなかった。

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コビトカバ

3.0日本のホラー映画として完成度は高いが、設定や脚本に爪の甘さを感じる惜しい作品。

2025年2月28日
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Tony

3.0異世界?神隠し?

2025年2月26日
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鑑賞方法:映画館

全体的に不気味で不穏な空気が良かったし、ストーリーも面白かった。
民宿の息子が語る神隠しの山のエピソードも怖くて良い。ちゃんとした怪談って感じ。

ただ、民宿から廃墟に至るまでの展開が微妙ってか不自然だったかな。
特に敬太が久住を置いて一人で山に入るシーン。真夜中だぞ?普通止めるだろ。何行かせてんの?
そして司と久住も問題なくすぐに廃墟に着いちゃってるし。もうちょい廃墟に至るまでに何か欲しかったわ。例えば司の霊感を頼りに廃墟を探すとか。
でも廃墟に入ってからの展開はけっこう良かったな。
そしてあの厭な終わり方。ああいうの好きよ。

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カミムラ

3.0謎の原因から表出までの距離が短い?

2025年2月26日
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鑑賞方法:映画館

個人的には
スリラーやホラーは謎の原因の設定が
1番の肝だと思う。

設定が100だとしたら、
物語で表出して来るのは、
多くて20、理想は10くらいだと思う。

大半の設定は出てこないけれど、
その下地は、物語に滲み出て来る。

そんな感じがあまり感じられなかった。
何か作り手が怖いと感じているものを
ひとまず集めてまとめて繋げた感がして
正直物足りない。

キーになる出来事の裏側にあったことを
ある程度設定していたのだろうか?

リアルな伝承を元にしても良いし
オリジナルで考えても良い。

私の読みが浅いのかもしれないが、
なんかその辺が、
深みのなさに感じられて、
今ひとつだった。

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新米エヴァンゲリスト

4.02024年ベスト・ホラームービー!⭐️⭐️⭐️✨✨

2025年2月24日
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なにか不穏で得体の知れないものに対する漠然とした“怖れ”というものが映像や演じる俳優さんからボヤッと観ている側の周囲に漂い続けていました。今まで見たことのない新しいホラーの秀作だと思います。この監督さんの新作をぜひまたお願いします。

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stoneage

4.5昨年11月「ザ・チャイルド」で初めてお目にかかる

2025年2月23日
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知的

今年55本目。

昨年11月11日に「ザ・チャイルド」と言う1977年公開のホラーが1日限定で上映、清水崇監督がゲストで、近藤亮太監督がたまたまお客さんとして来られていて、そのままトークイベントに登壇すると言う貴重な機会。そこで新作やりますよ〜、で見たかった今作。
映画はビデオテープに何かがうつっているとありそうだが、現実世界と交差していて特に中盤から惹き付ける内容。学生時代VHS世代だと「リング」などビデオテープはいいんですよね。監督の新作好きです。

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ヨッシー

5.0とても良かった

2025年2月23日
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鑑賞方法:映画館

歳をとると怖い映画は体に悪いのだが、本作も始まってすぐに、やめればよかった、と後悔した。VHSなどのいわゆるフッテージ映像の雰囲気が怖い、といったよくあるパターンじゃなくて、全編に渡って恐怖の感情を生み出す演出がずば抜けている、ということだと思った。普通の会話シーンを異常な集中力で凝視してしまう、そうさせる筋運びと画面作りの力をビシビシ感じた。役者も主演二人はもちろん脇役も全員すごく良くて、特に宿屋の孫のシーンは痺れた。ものすごく怖く、かつ見ている間中ものすごい充実感があり、そして見終わった後はぐったりと疲れた。

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どんぐり

3.0ホラーテイストながらもファンタジーとも言える作品

2025年2月22日
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ひでちゃぴん

3.0摩白山の謎

2025年2月22日
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失踪した幼い弟の謎を解き明かしていくジャパニーズホラー。摩城山で多発する行方不明者は一体どこに消えたのか?神隠し的な心霊現象の謎が深まっていく恐怖をビデオテープを交えながら絶妙に描いている。ホラー映画特有の怖さは無いが心霊現象的なゾクゾク感がある異色のホラー映画です。

2025-27

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隣組

3.5奇抜な設定と、ジャンプスケアに頼らない恐怖演出が光る

2025年2月21日
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怖い

単純

ホラージャンル・フィルムコンペティション「第2回日本ホラー映画大賞」にて大賞を受賞した、近藤亮太監督の同名短編映画を長編映画化。総合プロデューサーにはJホラーの重鎮・清水崇。

山で遭難者の捜索を行うボランティアの青年・敬太(杉田雷麟)は、霊感を持つ青年・司(平井亜門)と同居生活を送っている。ある日、敬太は実家の母から送られてきた荷物の中に、13年前の弟・日向の失踪事件にまつわる、一本のビデオテープを発見する。司と共に映像を確認すると、そこには幼い自分と日向が、摩白山にて“謎の廃墟”を訪れた際の映像が収められていた。
司は、敬太にテープを処分してこれ以上深入りしないように助言するが、敬太は自身の過去に向き合うべく動き出す。そんな中、先日敬太が助けた遭難者の件を取材しようと、新聞記者の美琴(森田想)が司を訪ねてくる。
やがて、美琴は上司である塚本(藤井隆)から、摩白山に関する過去の取材資料を渡される。その中には、かつて摩白山で行方不明となった大学生グループの遺留品のカセットテープもあった。
時を同じくして、摩白山付近の民宿に宿泊していた敬太は、民宿の息子から摩白山に関する言い伝えを聞く。
「あそこは、皆が神様を捨てる場所だ」とーー。

全編に漂う静かで不気味な雰囲気。自主制作映画のような手作り感を感じる作風は好みが分かれそうだが、ジャンプスケアに頼らず、あくまで“何かありそう”という雰囲気で恐怖を構築していく様子には好感が持てる。
最初は何なのか分からないまま提示された要素(登場人物の素性や事件の真相等)が、次第に判明していき、物語の輪郭が現れていく様子も、拙いながらも凝った構成にしようという努力が感じられる。しかし、「分からない」という要素を先に提示する以上は、観客にそれ自体に対するストレスを与えず、上手く物語を追わせるだけの高い技術が求められるので、安易に手を出すには危険な要素なのだと確認させられた。

それには、登場人物の魅力が何よりも重要になってくるのだが、残念ながら主人公の敬太に、そういった惹きつける要素が感じられなかった。冒頭でボランティア活動によって幼い遭難者を発見するという善行を見せるのは良いが、自宅に帰宅してからの司とのやり取り等に素人臭さが出てしまっており、「演じている」感が伝わってきてしまったのが、彼と距離が出来る原因となってしまったように思う。

霊感持ちの司は、それ自体が物語上必要不可欠な要素のため、敬太より魅力的に映った。見えないものが見える事について、はじめは美琴に「怖くない」と語っていたが、クライマックスでは「一度でも怖くないなんて感じた事はない」と、本音を暴露する姿もベタだが人間的。しかし、司は初めて敬太と出会った時から、彼のそばに居る日向の姿が見えていたのなら、山に向かわせない為にももっと幾らでも言うタイミングあっただろと言わざるを得ない。それが、ラストで自身がビデオテープ内の映像世界(=謎の廃墟と同じく、存在しない世界に囚われたという事だろうか?)に囚われてしまう結果に繋がるのだから。

元々、短編作品だったものを長編作品にした影響か、短編映画的な全容の掴めない理不尽さがラストまで繋がる本作の“怖さ”なのだろうが、長編映画にする以上は、クライマックスの展開にはもう少し捻りの効いたテンタメ性のある展開が欲しかった。廃墟内で敬太が日向の姿を借りた亡霊(神様?)に向けて「ごめんなさい」と言った事、敬太の実家で司に「両親は俺が日向を殺したと思っている」と語った事から、てっきり敬太は日向を突き落として殺害していたのだと思ったのだが、どうも違う様子(ただし、日向の死体がうつ伏せで倒れており、頭部から出血した様子の血溜まりもあったので、本当はそうなのかもしれないが)だ。神を捨てる山に、自分は知らずに弟を捨ててしまった。そして、今度はその真実を知ってしまった司を…といった具合の後味の悪さを強調する作りにしても良かったと思うのだが。
また、暗闇で腕を掴まれた美琴が「放して」と言葉を振り絞った途端、本当に手を放してしまうのはどうなのだろうか?随分物分かりの良い霊だなと思う。

ラストで摩白山を訪れた民宿の息子の失踪。ビデオカメラの映像に収められる敬太と、更なる神隠しを予想される不穏さは嫌いではないのだが、演出の平凡さからか、思わずポカンとしてしまった。

「人々が神様を捨てる山」という奇抜な設定、ジャンプスケアに頼らない恐怖演出と、随所に光る部分もあるが、同時に様々な粗も目立つ作品。とはいえ、監督にとっては本作が長編デビュー作。今後更なる研鑽を積んで、Jホラーの未来を担う人物になる事を期待したい。

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緋里阿 純

2.0気持ちよく怖いタイプの映画じゃない

2025年2月17日
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2025年劇場鑑賞53本目。
エンドロール後映像無し。

予告を見る限りめちゃくちゃ面白いか、めちゃくちゃつまらないかのどっちかだなと思ったのですが、自分には残念ながら後者でした。
まぁとにかく静かな映画です。ポップコーンめっちゃ目立つので食べないのをお勧めします。急に大きな音で驚かせるジャンプスケアと呼ばれる手法を1回も使わないのは評価できます。あんなの誰でも生理的に驚きますからね。じゃなんか怖いかといえば人が死ぬわけじゃなく消えるだけなのでいまいち怖さが伝わってこなかったです。中盤で民宿の青年が祖母の話をするところだけ、話の内容としてはめちゃくちゃ怖いんですけど、映像化するべきところも想像で補うしかなく、書籍ならそれは非常に成功しているのですが、映画という作品で観客の想像に任せるのはさすがに怠惰かなと思いました。

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ガゾーサ

3.5これぞJホラー。「和」の怖れ

2025年2月17日
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怖い

テレビ放送で大きな話題を呼んだホラー作品「イシナガキクエを探しています」「飯沼一家に謝罪します」等に参加したクリエイター・近藤亮太氏の初長編映画作品である。

目の前で弟が失踪したという過去を持つ敬太は、霊感を持つ友人・司と2人で暮らしていた。ある日敬太の母親から、幼い頃敬太が撮影した、弟・日向が失踪する瞬間を映したビデオテープが送られてくる。敬太を記事のネタの為追いかけていた新聞記者の美琴も加わり、一同は失踪事件の真相を探っていくが…。

この映画の謳い文句には「怖いJホラーに正統継承者現る」とある。なかなか挑戦的な文章であるがそれに違わず、王道まっしぐらな紛れもない「Jホラー」であった。
近年のJホラー映画は、終盤幽霊と戦う、ジャンプスケアの乱発、途中に挟まる不要な恋愛要素など、「リング」「呪怨」といった名作揃いの20数年前から随分変わってしまった。これはこれで、という作品もあるにはあるものの、何か違うな…という感覚が多かったのだ。そんな中この作品は、戦いはなく、恋愛要素もなく、ジャンプスケアも控えめでジワジワと怖がらせてくる。まさに「あの頃のJホラー」を継承したような作風である。こういうホラー映画を私は待っていたのだ。

具体的な評価点を挙げていくと、まず真っ先に思い出すのは「古いものの怖さ」を十二分に生かした演出である。
近藤監督がスタッフとして参加していた先述の「イシナガキクエ」「飯沼一家」は、数十年前くらいの古いビデオの画質や音の粗さ等の演出が天才的に巧みだった。モキュメンタリーホラーという作風もあり、作中の映像が実在しているのではないか?とすら思うようなクオリティなのだ。
古いビデオ等に時折走る、映像や音の乱れ。それらには独特の、恐怖や不安を煽る存在感がある。本作のキーアイテムにも「ビデオテープ」と「カセットテープ」があり、近藤監督の「古いものを作り上げる」手腕が惜しげもなく活かされている。それらが使われるシーンも相まって、ゾワッとする恐怖を感じずには居られなかった。

怪異の姿をほぼ映さない演出も良い。ほぼ明かされないバックボーンもあり、日本特有の「見えないもの」を妖怪、あるいは神性として怖れる感覚を映画として表現しているかのようだ。

私が一番気に入ったのは、宿の息子が「山」について語るシーン。ズーム以外はほぼ全くカメラが動かない中、怯えながら恐ろしい話を語る役者の演技が光る。

怖くなるまでの長さ、殆ど怖くない前半、終盤の電話の演出に感じてしまったチープさ、思ったよりも綺麗に見えてしまう廃墟の撮り方…など、粗も少々見受けられるものの、紛れもなく良質なJホラーであった。近藤監督はまだ新人、これからもどんどん経験を積んで良い映画を撮っていって欲しい。この先が楽しみだ。

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しゅわとろん

4.0オカルト、都市伝説好きに是非

2025年2月15日
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まずはとても面白かった。
話は過去に行方不明になった弟を探すという本筋に色んな要素が絡まって真相に近づいていくのだが、とにかく常に暗い雰囲気で進行する。
また登場人物もスッキリした人がほぼ居ない、とにかく暗く全く明るさを感じない。
ただ、ジャンプスケアをほぼ使わずに少しずつ怖さが増していく展開は素晴らしいし徐々に明らかになる真相も地域信仰的なのも相まって面白い。
ただホラーとしては人を選ぶかなと思う、もっと激しい恐怖演出を求める人には向かない作品。
悪い意味でホラーらしく真相が全て解明されてスッキリ終わる展開にはならないもののオカルト、都市伝説が好きな人には是非観てもらいたい作品。
細かいところで音響も大切なのでまだ上映してる地域なら是非劇場で。

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kwyk

5.0恐怖表現を使わない恐怖

2025年2月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

とてもいい作品だったのになぜ評価が低いのか考えてみました。
思い当たったのは、グロテスク描写やジャンプスケアがほぼゼロに近いこと。
言ってしまえば、絵柄だけでは少々地味に見えてしまうかも知れないことです。
ただ、監督の作品であるTXQ FICTIONも同じく直接描写を避けることでリアリティを突き詰めるスタイルですので、そちらから来た私は素直に楽しめました。
地味だと感じてしまった方はぜひYouTubeの『イシナガキクエを探しています』や『飯沼一家に謝罪します』を。きっと見方が変わるはずです。

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きいろ

5.0未知の恐怖を感じる力作

2025年2月14日
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怖い

特典でオリジナル小冊子をもらいました。
序盤はホームビデオの揺れが大きく、眠気が出ましたが、徐々にゾクッとするような恐怖を感じました。
音楽がないのが逆に効果的だったと思います。
気づいたら相手の術中にはまっていたような、得たいの知れないリアルさを感じます。

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ゆきとう

3.5面白かった。 失踪、秘境、都市伝説 日本ホラーとして本格的なやつで...

2025年2月11日
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面白かった。
失踪、秘境、都市伝説
日本ホラーとして本格的なやつで
ビックリよりもジットリの強さで形にしてくれたのが
新鮮であり新境地な気がした。
こんな組み合わせ方があるとは。
静かに進行していく冒険的な流れも好き。

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とりから

3.0なんでVHSのノイズってあんなに怖いんだろうね。

2025年2月10日
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鑑賞方法:映画館

ビデオテープ再生時のノイズや終わった後の青い画面といい、あれも時代と共に配信世代にはわからない怖さになってくのかな。
いっそ全部モキュメンタリー風にビデオ撮影で映画を作成にしたらもっと怖かったのでは。(観てる人の目がチカチカして死ぬだろうけど)

ギャーと驚く怖いシーンはないが、BGMともSEともつかないノイズが通奏低音にあってじわじわずっと怖い。ホラー好きにはお馴染みの角川ホラー文庫オマージュなパンフも良い。あとがきでも怖がらせてくるサービス精神満載である。

主人公敬太と同居人司の関係や出会いは明示されないんだけど、雰囲気からひょっとしてそういうことなのかな…と思ったらパンフ読んだらその通りだった。話の主軸と関係ないので深堀りはされないけど。どう出会って一緒に暮らすことになったのか気になる。「Cloud」と同じく界隈の一部女子に刺さりそうだ。

1点気になったのは、スーパーで迷子になった子供を母親が見つけて抱きしめるシーン、「あんたどこ行ってたの!💢」って心配あまって怒るのが普通じゃないか?

悪いことをしていないのに理不尽な目に遭うというのはホラーの定番なんだが、わかりやすく怪我したり襲われたり殺されたりしないラストがまた怖い。

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Jax

4.0怪談の特異点を目撃してほしい

2025年2月9日
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鑑賞方法:映画館

登場人物の設定・性格、サスペンス調のストーリーテリング、過去と今の嫌なリンク、多くを語らない鑑賞者のリテラシーを信じた演出などを用いて完成度高くよくまとまっている作品だが、俯瞰すると観賞後に残る印象の弱さは否めない。

一方、民宿での語りのシーンだけでも劇場で観る価値があると思わされる作品である。
怪談を摂取する際について回る「この物語の語り手は一体どのポジションでこの物語を体験して語っているのか?」問題を逆手に取るような語り口と内容は、映画というフォーマットの中のこの位置に置いているからこそこ特異点となっていると考えられる。

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omoro

1.0期待との落差が激しい

2025年2月8日
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鑑賞方法:映画館

あまりにもネット上での良い方の評判が盛り上がりすぎていると感じる。怖いと聞いて見に行ったがかなり序盤で主にチープさを感じ、どこかで挽回するかと思ったが最後までその調子でした。怖くないよ。全然怖くないよ。眠くて辛かった。映画自体に罪はないのかもしれないが、前評判盛り上げすぎ。ここまで期待と実際の内容が外れた作品は初めてでした

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Junce

2.0怖くないのが致命的

2025年2月8日
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鑑賞方法:映画館

いまだに中田秀夫や清水崇が第一線のJホラー界の新たな才能、近藤亮太の長編デビュー作。
しかしながら新たな切り口や表現は無く目新しさは全く無い。
杉田雷麟、森田想ら期待の若手俳優は暗い顔してボソボソ話すだけで何もさせてもらえず無駄使い。
そして根本的にただただ怖くないのが致命的である。

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ケージ