「ポロニア節炸裂!」パンダザウルス 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
ポロニア節炸裂!
安定のクソCG、クソ合成、適当演技、雑な脚本、無駄にカッコいい音楽(ここまでテンプレ)
これぞポロニア映画!いいんだよこれで!これが観たかった!もし「シャーケンシュタイン」で少しでも面白いと感じることが出来たなら、ぜひ本作も観ていただきたいです。お勧め出来ます。
終盤の展開は素直に面白いと思えたし、スケールの大きさは過去一!今回はサメは参考資料程度にしか出てこないので、マンネリ化は回避できています。(ポロニアサメファンの方々にはがっかりかも…)モンスターの造形も良かったです。どこか可愛げのある、愛着が湧いてしまうような姿は「トイシャーク」を彷彿させます。
そして驚いたのが、明らかに「ゴジラ」を意識したBGMが使用されていたこと!こんなZ級映画でゴジラリスペクトを感じられるなんて…!日本人としては嬉しい限りです。
しかし難点も。本作は脚本が非常に複雑。複雑というより、観客に伝わりにくい構成。やりたいことは凄く分かるんです。でもさすがに展開が唐突だし、観客が飽きてから本編に入る感じ(飽き始めてからではない、完全に飽きてからである)は毎度のことながら辟易してしまいます。まぁ…毎回これだからポロニアは自信があるんだろうな…。
いずれにせよ、ポロニア映画における傑作と言って良いのではないでしょうか。さすがに「トイシャーク」程ではないですが、「シャーケンシュタイン」超えはしたのでは?
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