パンダザウルスのレビュー・感想・評価
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ポロニア節炸裂!
安定のクソCG、クソ合成、適当演技、雑な脚本、無駄にカッコいい音楽(ここまでテンプレ)
これぞポロニア映画!いいんだよこれで!これが観たかった!もし「シャーケンシュタイン」で少しでも面白いと感じることが出来たなら、ぜひ本作も観ていただきたいです。お勧め出来ます。
終盤の展開は素直に面白いと思えたし、スケールの大きさは過去一!今回はサメは参考資料程度にしか出てこないので、マンネリ化は回避できています。(ポロニアサメファンの方々にはがっかりかも…)モンスターの造形も良かったです。どこか可愛げのある、愛着が湧いてしまうような姿は「トイシャーク」を彷彿させます。
そして驚いたのが、明らかに「ゴジラ」を意識したBGMが使用されていたこと!こんなZ級映画でゴジラリスペクトを感じられるなんて…!日本人としては嬉しい限りです。
しかし難点も。本作は脚本が非常に複雑。複雑というより、観客に伝わりにくい構成。やりたいことは凄く分かるんです。でもさすがに展開が唐突だし、観客が飽きてから本編に入る感じ(飽き始めてからではない、完全に飽きてからである)は毎度のことながら辟易してしまいます。まぁ…毎回これだからポロニアは自信があるんだろうな…。
いずれにせよ、ポロニア映画における傑作と言って良いのではないでしょうか。さすがに「トイシャーク」程ではないですが、「シャーケンシュタイン」超えはしたのでは?
妄想か現実か・・・
パンダの恐竜というタイトルに惹かれて鑑賞したが、最低、最悪の怪物をめぐる会話劇。
冒頭、小さな田舎の動物園を経営するノーマとマカリスタの夫婦が突然現れた小さな恐竜に襲われ、それを助けたのがタイトルのパンダザウルス、一転してセラピストとノーマの診察シーン、恐竜が夫を殺すというのはノーマの悪夢、妄想だという。なんだ夢の話かと落胆。
しかしながら、カリブ海に旅行に行った先でボートが転覆、漂着した無人島で拾った卵から産まれたのがパンダザウルスだという展開。卵から産まれたのだからパンダどころか哺乳類でもないでしょうに顔つきはゴリラっぽいし亀の甲羅のようなものがある奇妙な怪物、兎に角、CGどころか書割りにしか見えないお粗末な怪獣の絵姿、襲うシーンも曖昧にしか描きません。子供は恐竜もパンダも好きですからこんな奇妙な生き物をしつらえたのでしょうが、子供向けのせいなのか流血は絵の具のようで残酷性を抑えていました。
ストーリーもいい加減、尺稼ぎなのかセラピストや記者などの無駄に長い語りが挿入され、ますます状況が混乱するばかり。こんなチープなコミックは観たことがありません、あきれただけでした。
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