「DV夫はトラウマになる」ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
DV夫はトラウマになる
リリーは、理想のフラワーショップを開こうとボストンにやって来た。リリーが、ビルの屋上で街を眺めてた時に、脳神経外科医のライルと知り合った。そして2人はフラワーショップの定員に雇ったアリッサの兄を紹介され、それがライルで、思わぬ再会を果たした2人は恋に落ち、恋人同士として幸せな日々を過ごしていた。ライルは、リリーの初めての男の話を聞き、その男がボストンで飲食店のオーナーだとわかってから、リリーに対する愛は嫉妬を含み、暴力的になり、それによってリリーは、父親が母親にDVをしていたり、自分の初恋のアトラスを半殺しにした過去、の記憶を思い出した。母とは違う自分の信じる未来を手にするためリリーは・・・さてどうなる、という話。
DV反対をテーマにした作品なんだろう。
弱い人(女性)に絶対暴力を振るってはいけない、それを本作を観て肝に銘じて欲しいとの意思を感じた。
父親の母親に対する暴力、父親の自分の恋人に対する暴力のトラウマを抱える娘(女性)は多いのかもしれない。
リリー・ブロッサム・ブルームって名前だけど、劇中でも言ってたが、ユリの花が咲く、とは笑った。
あのタイミングで別れを切り出す?とは思ったが、逆にあのタイミングでしか、別れろと言う、の言葉は引き出せなかったのだろう。そして、良いラストだった。アトラスと3人で幸せになってほしい。
It ends with us ふたりで終わらせる、って字幕に出たけど、日本語にするの難しいな、と思った。2人で終わらせる・・・赤ちゃんと自分の2人という意味の方が合ってる感じがした。
リリー役のブレイク・ライブリーが魅力的だった。
そして、エンディング曲も優しくて良かった。
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