嗤う蟲のレビュー・感想・評価
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因習村じゃなくて・・・
犯罪村でしたね。
冒頭から、違和感たっぷりの村人たち、あるある設定だなぁと思って見ていたら
思わせぶりな“違和感”であったのにもかかわらず、
因習があるわけではなくて、大麻を生産しているという“犯罪村”でした。
確かに意外性はあったけれど、一気にホラースリラーではなくなって、
私としては肩すかしをくらった感じでした。
でも、主演の深川麻衣、若葉竜也、超悪役の田口トモロヲ、
重要な役を演じた松浦祐也、片岡礼子、怪しさたっぷりの杉田かおる、
という素晴らしい俳優陣だったからこそ、最後までダレることなく観ることができました。
それにしても田口トモロヲ演じる田久保の駐在さんをもコントロールする権力者っぷりと
若葉竜也演じる上杉を取り込もうとする罠の張り方なんかは
本当に人間の嫌な部分全開でイライラしましたね。
そして、まんまと罠にかかってダークサイドの堕ちていく上杉も
人間の弱い部分全開でリアルだなぁと、上手いなぁと感じました。
深川麻衣の演技も特に目の演技が素晴らしかったですね。
まるでゴミを見るような、上杉への視線が怖かったです(笑)
杏奈の子どもをやけに大事にするのは、やはり大麻栽培の後継者にしたいからなんですかね。
上杉と杏奈みたいに田舎に移住してくる若者はレアで、
やはり子どもが生まれて、大麻栽培を引き継がせたいからなのかなぁと。
それも村をあげてですから、すごく潤っていたんでしょうね、大麻で。
エンドロール後の映像で、結局この麻宮村は廃村になったっぽいぞ・・というオチですが、
果たして杏奈と上杉の未来はどうなっていたのか、
多少なりとも幸せだと良いのですが・・・。
上杉はヤク中&殺人者ですからね、それなりに罰は受けるのでしょうが・・・。
というわけで、深川麻衣の美しさを堪能できたので、私としては◯でした!
キマっちゃう花火。
田舎暮らしに憧れ“麻宮村”へ移住することになったイラストレーターの長浜杏奈と脱サラした夫・上杉耀道の話。
挨拶周りで家からカマを構え出てきた男、後に分かるその村の自治会長・田久保、…“何か困ったことがあったらなんでも言ってください”が口癖の田久保と、子供はまだ?と聞いてくる田久保の妻と村の女性達だが…。
「嗤う蟲」ってタイトルが出る前からの怪しげなBGMとヤバイ村に入った的な雰囲気で掴みはOK!と思うものの、世界観、雰囲気、BGMと常に怪しさは漂っているけど…、何か事が起こらないっすね。
ストーリーが進めば怪しげな雰囲気は残っているものの、男達の三橋イジメ、絶対的リーダー田久保の目を見開いた顔が印象的!…で最終的には栽培と、何か違う方向の怪しさに行ってしまったものの作品としては飽きずに楽しめた。
深川麻衣さんってもっと活躍してもいいと思うし、若葉君さらに男前になりました?!
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