「ミステリーというよりもホラー」嗤う蟲 グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーというよりもホラー
ヴィレッジ・スリラーというよりはヴィレッジ・ホラー。
個人的にはそんな感じです。
ホラーというからにはなにかの〝呪い〟があるはず。
では、この映画の場合の呪いの端緒とはいったいなにか?
それは〝守ること〟から始まった。
そもそも何を守るのか。
何のためにそれを守るのか。
誰のために守っているのか。
よくありがちですが、結局のところ、◯◯は俺たちが守っているのだ、と自負する人たちの利益を守るための行為になってしまう。そしてズルズルと利害の感覚が極めて閉鎖的なものになっていく。
当初は狭い地域とはいえ、公的な使命感に支えられていたはずなのに手段が目的化し、それが自分たちを縛る(他者の介在を許さない)呪いとなってしまう。
典型的な呪いのパターンではあるけれど、やはり怖い。
躾のためである、という使命感(そもそも大きな勘違いなのだが)が〝虐待〟に繋がる事例は後を絶たない。
こどもがいい学校に入るためなのだ、という思い込みが正しいことだと勘違いして、学ぶことの楽しみよりも同級生に成績で勝つことばかりに執着し、いつしかこどもの心的苦痛への配慮がなくなってしまう教育熱心な親たち。
ホラーというのは、なにかの歪んだ思い込みが、自分や周囲の人たちへの呪いとなって跳ね返ってくることを思い出させてくれる世の中に必要不可欠な物語なのだとつくづく思う。
あっ!大切な所間違えていました。
虚「航」船団でした。
ヤレヤレʅ(◞‿◟)ʃ
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」気になります!
文具たちや鼬族たちの世界から無事帰還出来たら
チャレンジしてみたいです♪
こんにちは。
「虚抗船団」は先日「敵」(筒井康隆先生原作)を鑑賞した際のレビューのやり取りで、他の方からおススメ頂きチャレンジしはじめたのでした。
私には難解すぎて、途中で禁じ手の解説から先に読む(岡庭昇氏)なんて事をしたり、又またアドバイス頂いた、冒頭だけマンガにした「萌え絵で読む虚抗船団」なるサイトも覗いたりしながら、頭狂いながら、それでも楽しんで読んでいる最中です。
しかしながら気が狂うので、朝井リョウ先生の「時をかけるゆとり」をチェイサーにしながら格闘していますw
読書と映画は考える脳が違う気がします。
どちらも楽しいです。
グレシャムの法則さんは「敵」はご覧になりますか?
どんな感想をお持ちになったか、レビューを読んでみたいです。
とても良かったです。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
実は「愛がなんだ」こんなにメジャー(ですよね?w)なのに未見なんです。
深川麻衣さん出演しているのですね。そしてグレシャムの法則さんの「推し女優さん」になった作品とは!近いうちに見ます♪
それにしても映画よりも深いレビューにヒェーー!!です。
今年も色々教えて下さいm(__)m
あっ!今「虚構船団」読んでるんです!凄くないですか?w
むずーーーー!!ですが丁寧に読んでいます。