「仮宿のお結び」ココでのはなし uzさんの映画レビュー(感想・評価)
仮宿のお結び
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ゲストハウスに集った人々の、ささやかすぎる交流の話。
とはいえ、中での話は思いのほか少なく、外での出来事を持ち寄って晩酌ついでに話す程度。
他のキャラの話が“家族”に起因しているので、存くんの話だけやや浮いていた印象。
バイト先の廃業も、国助から言われた「引きずるな」も未回収で終わってしまうし。
ワンさんの話は安易にくっつかないとこも含めて好き。
付き合うかどうかは別として、あの二人の関係は続いていくんだろうな、という最後の会話も。
ただ、カタコト感が強かったのが最初だけで統一感に欠けたのは気になった。
他人しかいなくなった村で、徘徊老人の面倒をみてた詩子はそりゃ逃げたくもなる。
一房の髪だけでもと母の願いを叶える優しさがあるだけに、余計にキツかったろう。
道夫くんはオマケ程度だが、彼のコミュ力が羨ましい。
大きなことは起きないし、小さな変化にどれだけココが関わったかにも疑問が残る。
泉さんはポスターにいる割に存在感が薄く、語りにも新鮮味は感じなかった。
でも、全体を包む仮宿の心地よさは十分伝わる。
最後に「やりとりは続いてる」と言ってたし、あの場所が繋いだ関係の輪は連綿と続いてほしいな。
(オーナーの名前も『いいとも!』だし。笑)
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あんちゃんさんのコメント
2024年11月13日
コメントありがとうごさいます。泉さん、確かに大事な役なのだけと影がうすいのですね。若手俳優ばかりの中で吉行和子さんとモト冬樹さんがやや浮いてしまった感もありました。