「決して特異ではない特別な物語」新居浜ひかり物語 青いライオン SHさんの映画レビュー(感想・評価)
決して特異ではない特別な物語
青いライオン、それは天才が描いたものということではなくて、ひとりの作家の努力の結晶というか到達点だということがよく分かった瞬間、とめどなく涙が流れ出しました。
ドキュメンタリーとドラマがシンプルに絡み合う構成で、なるべく多くの人が感動できるような作品だったような気がします。
シンプルとはいえ、出会いと別れの描かれ方がなかなか巧みだったと─故に単に素晴らしい作家が生まれた背景を知るだけにとどまらず、家族の物語そのものにも感動しちゃいました。そのことを考えると、ドキュメントとドラマという要素が予想以上に巧みに絡み合っていたんだなぁという見終わっての感想です。
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