「日本映画も見習って欲しい」DOG DAYS 君といつまでも 竜さんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画も見習って欲しい
昨今の日本映画が低迷しているのがよく分かる。お金をかけて映像や演出を派手にして、ストーリーを複雑にする。インパクトがあるけれど、内容は残らない。
逆に韓国やインド映画は、お金をかけずにストーリーを分かりやすく、一つ一つの場面を丁寧に作っている。だから、心に響き、心が動き、ずっと温かい気持ちで観れる。
最初は登場人物が多く、関係性を把握するのに時間がかかるが、全てが犬によって結ばれている。どんどん繋がっていき、あれだけ広げていた全ての人物がまとまっていく。伏線回収も見事。
見ている間に心温まり、人間として本質的に感動する場面をしっかり押さえている。観ている人の何を掴まないといけないかを押さえられているかどうか。日本は全てにおいて完璧にしないといけないと考えるから、強弱もなく観ていて疲れる映画が多い。1本作るのでも時間もお金もかかりは。しかし韓国は必要ないところにはお金をかけず、大切な部分にはしっかりお金と力を注ぐ。だからいい作品が短い間にたくさん作られていく。見習わないといけない部分が多いんじゃないかな?
コメントする