花まんまのレビュー・感想・評価
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途中までは
キヨミの父親とヴァージンロードを歩く姿は、『兄可哀想』とは思ったものの号泣シーンでありその後の親族挨拶も泣けた
だがしかし、キヨミが成仏して『どちらからいらしたんですか?』で全て冷めた
キヨミの人格が入り込んで二重人格状態になっているならともかくあくまで“キヨミの記憶を持って産まれた”設定だと思っている
これだと、小さい頃から元父親と文通していた記憶も消えている
結婚報告しに会いに行った記憶も消える
私が号泣したヴァージンロードを歩いた画像や動画を後で見た時フミ子は何を思うんだろう
小さい頃から人生を共に過ごしたキヨミの記憶がスパっと消えるって事は少なくない人生の記憶が消える事
それでいいのか?と思ってしまった
怪談もどき
大阪の下町で暮らす加藤俊樹とフミ子の兄妹、妹想いの俊樹を悩ませているのはフミ子にとりついた繁田喜代美の霊、幼いころから観た悪夢のせいでフミ子は自分を喜代美だと思い込み・・。喜代美は観光バスのガイドだったが無差別殺人の被害にあい死んでしまった。フミ子の母が産気づいて病院に入るとき運び込まれた瀕死の喜代美とすれ違ったのが縁だったらしい。タイトルの花まんまは喜代美が父に作っていた花飾りのお弁当、なんとフミ子も再現していましたね。
フミ子も成長して結婚式を挙げるのだが、喜んだ天国の両親が喜代美の霊も天国に連れ帰るということで悪夢は解消、ファンタジックな怪談調の兄妹の愛情物語でした。
大変面白く観たのですが‥
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
(他レビューも溜まり短く‥)
結論から言うと、今作の映画『花まんま』を大変面白く観ました。
特に大阪の雰囲気は見事に表現されていて、大阪出身の前田哲 監督をはじめとして、ほとんどが関西出身者の俳優陣による自然の演技もプラスに作用したと思われます。
そして、主人公・加藤俊樹(田村塁希さん/鈴木亮平さん)と妹・加藤フミ子(小野美音さん/有村架純さん)の、人物像も関係性も、魅力が溢れていたと思われます。
ただ、もう一歩、踏み込みがあった方が‥と思われたのも事実です。
兄の主人公・加藤俊樹は、父・加藤恭平(板橋駿谷さん)を事故で、その後に母・加藤ゆうこ(安藤玉恵さん)を、早くに亡くしています。
しかし、主人公・加藤俊樹は、父・加藤恭平との「どんなことがあっても妹を守る」約束を果たすために、母・加藤ゆうこを亡くした後も懸命に働き、妹・加藤フミ子を育て上げます。
一方で、妹・加藤フミ子は、自身が生まれる時に、勤務中の事件で刺されたバスガイド・繁田喜代美(南琴奈さん)が同じ病院で亡くなり、繁田喜代美の記憶が出産される直前の妹・加藤フミ子に乗り移ります。
そして、妹・加藤フミ子は後に、兄と共に、繁田喜代美の実家を訪ねて行き、娘を失った繁田家の人々(娘・繁田喜代美の、父・繁田仁(酒向芳さん)、姉・繁田房枝(キムラ緑子さん)、兄・繁田宏一(六角精児さん))と出会います。
そして、妹・加藤フミ子は、繁田喜代美の記憶を持ったまま、その後も繁田家の人々と手紙のやり取りを長年続けるのです。
主人公・加藤俊樹は、両親を亡くした喪失感を、両親の想い出と共に、「どんなことがあっても妹を守る」という父との約束を果たすために、妹のために懸命に働くことで、埋め合わせていたとも思われるのです。
加えて、主人公・加藤俊樹が良く行くお好み焼き屋の三好駒子(ファーストサマーウイカさん)や大将の三好貞夫(オール阪神さん)、主人公・加藤俊樹が働く工場の社長の山田社長(オール巨人さん)などとの、大阪の下町での人間関係も、主人公・加藤俊樹の喪失感を埋めて支えていたと思われます。
一方、妹・加藤フミ子は、(父との約束を守り懸命に妹のために働く)主人公・加藤俊樹によって支えられ、かつ繁田喜代美の記憶から繁田家の人々との手紙のやり取りで、両親を亡くした喪失感が埋め合わせられていたと思われるのです。
つまり、今作の映画『花まんま』は、基調の喪失感が埋め合わせられた充足感との引き換えで、充足しているからこそ逆に全体としては大きなドラマ性は起こしにくい物語構成になっていると思われました。
それが理由によって、今作は全体としてハートフルな雰囲気が溢れながら、一方で、観客が現在に感じている殺伐さや孤独感などの現在的なドラマ性の方は余り感じない印象になっていたと思われます。
唯一と言って良い今作の劇的なドラマ性は、父との「どんなことがあっても妹を守る」約束を大切にしている主人公・加藤俊樹が、繁田喜代美の記憶や繁田家の人々に捉われている妹・加藤フミ子を自分の家族の想いに引き戻そうとした時に、妹・加藤フミ子が「私は私や!」と拒否する場面であったと思われます。
しかし、このドラマ性の高い場面も、一観客としては、予告で既に見ていたというハンデがあったと思われます。
(ここでも、映画における予告に難しさがあったとは‥)
主人公・加藤俊樹はその後、自身が、亡くなった父や母との約束や想い出によって支えられていたことと、繁田家の人々が、妹・加藤フミ子の中に記憶されている亡くなった繁田喜代美に支えられていたことが、同じだと感じたと思われます。
だからこそ主人公・加藤俊樹は、繁田喜代美の記憶を持つ妹・加藤フミ子と中沢太郎(鈴鹿央士さん)との結婚式に、繁田家の人々も参加させようと奔走し、ついに実現させたと思われるのです。
しかし妹・加藤フミ子は、結婚式が終わる頃に、繁田喜代美の記憶や繁田家の人々との関係性の記憶も失くしてしまいます。
そしてこの、妹・加藤フミ子が繁田喜代美の記憶を忘れてしまう最後の映画の着地に、釈然としなかった観客も多かったのではと推察します。
その理由は、妹・加藤フミ子が繁田喜代美や繁田家の人々との記憶を最後に無くしてしまった今作の着地が、4つの喪失を生み出していた所にあると思われました。
その4つの喪失とは、
1つ目は、繁田家の人々にとっての、繁田喜代美の喪失の現実化です。
2つ目は、妹・加藤フミ子にとっての、(本人はそこまで気がついていなかったとしても)自身が埋め合わせていた両親を亡くしたという喪失感の現実化です。
3つ目は、主人公・加藤俊樹にとっての、亡くなった両親との約束や想い出の交流と、妹・加藤フミ子と(亡くなった繁田喜代美の記憶を通した)繁田家の人々との交流の、同質性の喪失、つまり自身も両親を亡くしたという喪失感の改めての現実化です。
そして最後の喪失の4つ目は、観客にとっての、この映画に終始感じていた、亡くなった人との約束や想い出や、周りとの交流による、ハートフルな雰囲気の、喪失の現実化です。
つまり、妹・加藤フミ子が繁田喜代美の記憶を失うことで、この映画が持っていたあらゆる充足感とハートフルな雰囲気が、すっかり喪失してしまった映画のラストになっていたと思われるのです。
なのでやはり、そこからさらに踏み込んで、4つの喪失感に対して、別に埋め合わせる(出来れば現在的な)回答は示して映画を終わらせた方が良かったのではないかとは、僭越思われました。
今作の映画『花まんま』は、喪失感を満たすハートフルな雰囲気の良さがある一方、現在的な孤独のドラマ性にまでは深まらず、逆にラストの妹・加藤フミ子が繁田喜代美の記憶を失うことで、映画全体にあったハートフルな雰囲気を失わせ、その解決策は示されないまま映画が閉じられるという弱点もある作品だと、僭越思われ、今回の私的点数になりました。
ただ、映画全体を覆っている記憶と想い出と下町での人間関係のハートフルな充足感の魅力は、観客の心をつかみ、素晴らしい俳優陣の演技によって、一方での良さは感じる作品であったことも事実だったとは僭越思われました。
思ってたのとは違った
記憶障害や、何かしらきっかけで本当は兄弟の血が繋がってなかったなどの、そういう複雑なお話なのかと思って見ましたが、ファンタジー系な要素が含まれてる作品でした。
俳優陣は文句なしに素晴らしい演技と
本当に関西出身の方々が演じられているので
すごくリアルな言葉のイントネーションなんだろうなぁと作品を見ながら感じていました。
花まんまのお弁当の伏線回収も、伏線というよりは
確実にそのお弁当が来るんだろなとはわかって見てましたが、こころがぎゅーってなりました。
過去のお父さんの演技がずっと素晴らしいです。
ガンニバルの時もそうですが、本当に別人のようになれる役者さんだなと思います。
思ってた作品とは違いましたが、ファンタジー要素があるとわかって見たら見てよかったと思う作品だと思います。
観終わったあと、誰かにやさしくなれる映画
登場人物の誰もが優しく、安心して身をゆだねられるハートフルな作品。
家族や大切な人との関係の中で生まれる、すれ違いや未熟さ、そしてそれらをそっと包むような思いやりが、丁寧に描かれています。
特に印象に残ったのは、兄妹を中心に描かれたエピソード。
兄・俊樹(鈴木亮平)は「すべてを一人で背負ってきた」と信じ、それを誇らしげに語るのですが、どこかに微かな違和感がありました。
劇中には、夢の中で両親と再会するようなファンタジー的な描写も登場します。鑑賞当初は少し幼稚にも感じたその描写が、時間が経って振り返ると、俊樹自身の内面──“世界の捉え方”を表現していたのかもしれないと思うようになりました。
幼さゆえの思い上がりに気づき、支えられていたことを受け入れていく俊樹の変化。
そして、それを責めることなく、静かに見守り続けた周囲の人々。
物語に流れる、そうした優しさの連なりが、じんわりと心にしみました。
妹・フミ子を演じる有村架純さんの演技も印象的でした。
ある場面でふと見せた幼さの残る表情に、何かが変わってしまったことを悟らずにはいられず、張りつめていた感情があふれ出すような感覚がありました。
親しい人の結婚式に参列したときのように、自然と祝福の気持ちが湧いてくる物語。
華やかさや派手な演出は控えめで、「映画館で観なくてもよい作品」と感じる人もいるかもしれません。
けれど、ハートフルな物語に静かに心を揺らし、温かな涙を流したい方には、映画館という没入空間で味わう時間をおすすめしたいです。
声出して泣きそうだった
原作が好きで、それを書き写すくらい好きで、映画をものすごく楽しみにしていて、
やっと観ました。原作の良さは全くなく、吉本制作の映画のような、特に駒子、雰囲気。
なんだかなーと思ってみていた。でも、映画は監督のもの。監督が作り上げた人物が駒子であり、その吉本的な雰囲気。で、際立たせ方が良かった。特に、死んだ女性のお父さんの描き方。この人、わかってるねん。娘の死をわかってる。受け入れてもいる。でも、自分を許せてないんやろなー。それは娘自身が許されてないということでもある。だから、文子にとりついてしまったんやろな。いろいろあって、結婚式の日、お父さんが出席することになる。兄の鈴木亮平はそもそもお父さんと文子が会うのは大反対やったけど、出席させることを選んだ。そこにお父さんがやってくる。最高に幸せな場面。でも、その後、文子はお父さんのことを忘れている。つまり、亡くなった女性は許されたと思って、天国へ行ったんよ。そこ、もう声出して泣きそうになった。危なかった。ぐっと堪えた。お父さんは亡くなった娘のこと、許したらなあかんのよ。いなくなることを認めてあげないとあかん。それがどんなことであっても。たとえ、誰かが悪くても。そういうことがわかった。とても切ないけど、ここは理解せなあかんと思った。だから、生きているうちが大事なんよ。ちゃん生きてるうちに。そういうことやで。鈴木亮平のスピーチも良かったなー。いやいや、あんたのがんばりはええからって思って聞いてたら、周り人たちへの感謝を言い出した。あのときも声出して泣きそうになった。ぐっと堪えたけど。鈴木亮平、わかってたんや。そらそやな。でも、文子、文子、文子は俺が育てたって何回もいうから、はいはいと思ってたら、やっぱりわかってたんやなー。それがほんまにうれしくて、泣きそうになった。良い映画やな。生きて行く元気でるわ。
色々とおおざっぱだけど不意なラストに泣かされる
長年、親に代わって面倒を見てきた妹のフミ子(有村架純さん)がいよいよ結婚することになり、兄の俊樹(鈴木亮平さん)の立場での感慨や葛藤を描く映画。
妹は幼いころ、見ず知らずの他者(結婚間近で亡くなったバスガイド)の記憶を抱えることになり、それが兄と妹の関係に不穏さをもたらしている。兄としては、亡くなった実の父母(加藤家)のために今まで頑張ってきたのに、妹は別の家族(繁田家)に対しても「恩返し」しようとしているのが納得できないのだろう。
この2つの家族や記憶の設定についてはいろいろと疑問に思うことがあった。別の記憶が同居しているといっても、二重人格のように人柄や個性まで入れ替わってしまうというのではなく、いってみれば別の人生を疑似体験したようにフミ子のなかに記憶されているのだろう。
そうであれば兄がそこまで過剰に反応する理由がよくわからない。たとえば妹自身にも自分がコントロールできなくなったり、急に別人格になって話し始めたりする設定だったら、不穏さが際立ったと思うのだけれど。
いっぽう、バスガイドの繁田家はフミ子の成長を楽しみにして、入学式や卒業式の写真を大事に保存しているが、なぜ亡くなったバスガイドの生まれ変わりのような扱いをするのか。むしろバスガイドは成人するまでの経験とか記憶をもう持っているはずなので、それをフミ子に思い出してもらって関わったほうがいいのではないですかね。
その他、兄が働いている大阪の下町の町工場とかお好み焼き屋がコテコテに描かれているのに対し、大学で働いて助教と結婚する妹の世界はだいぶ違うはず。妹が繁田家にこだわる以前にどういう内面の人なのかよくわからず、感情移入が難しかった。
後半の結婚式のシーンはもはや間延びを感じながら見ていたし、バージンロードを繁田家の父に歩かせるのはびっくり。さきほども書いたが、フミ子の中にバスガイドの記憶があるだけで、フミ子自身は独自の人格を持つ人のはず。それこそ、兄や実父母の立場はどうなるのか。
かと思ったら、帰り際にあいさつした繁田家の記憶は、フミ子の中からすっかり消えていたのだった。つまりバスガイドさん、無事に成仏したのね…。いささか都合がいいようにも思うけれど、繁田家の喪失感を際立たせるラストだったと思う。繁田の父が電車の中で見た「花まんま」には泣かされた。
鈴木亮平さん、ファーストサマーウイカさんの演技の良さに助けられ、終わり良ければ総て良しですかね。
なおこの映画を見た理由の半分以上は、閉館が迫る丸の内トーエイに行きたかったから。たまたま「大きな玉ねぎの下で」をこの映画館を見て、シネコンとは全然違う「劇場」の存在を知った。この映画館で見ると、予告編であっても自分の身体への浸透度が違う気がする。単に歴史の古さでも収容人数の多さでもない、その理由は何だろうか。それを探して来月までにまた来る機会をつくりたい。
これは泣けます
泣けます。冒頭から子役2人の演技が上手で( ⚈̥̥̥̥̥́⌢⚈̥̥̥̥̥̀)兄やんがほんとにやさしい。もうここで涙腺ウルウル。妹の一生のお願いに何度も翻弄される。お花の弁当箱、食べられない父のため弁当箱を託された兄やん。やさしいなー(泣)
結婚式のシーンは兄やんの妹思いの愛の深さ、花嫁姿がきれいすぎて、親目線で見てしまい、また涙。ウイカさんとの掛け合いもよかった。ウイカさんきれい。兄やんに気がある?
ほんとは好き?かな?
たしかに人は誰かの生まれ変わり、魂は過去の誰か、他人かもしれないし、親戚かもしれない、現世を生かされていることに感謝して自分の使命を考えながら日々を生き、誰かの役に立てればいいかなーと思いました。
一生のお願い
結婚間近に命をおとした女性に
転生された少女の話。
ではなく
亡くなった娘の転生先の少女に
勇気づけられ、やがて
成仏していくのを見守る父親と
その少女と兄の物語 かな
ストーリーの要が
タイトルと
こんなにしっくりハマる作品は
素晴らしいと
思います
途中までは、
まぁほのぼのはしてますが
本作の魅力が不明で
繁田家の繋がりが謎
で少しいらいら、
はぁ不発かなと
思いかけるのですが
フミ子と繁田の繋がりが
見えてくると
そういうことかと。
だんだん
涙腺が怪しくなりました
本作は、
兄役の鈴木亮平さんの演技や
結婚式のスピーチも
いいのですが
一番刺さったのは、
結婚式終了後の見送りで
フミ子の中にいた娘が
成仏したことがわかった
酒向芳さんの
ふるまいでしょうか
お祝いの言葉だけを残した
彼の誠実な態度に
言葉に出さない溢れる感情に
圧倒されました
フミ子の中に娘を見つけたのも彼
消えたのを静かに認めたのも彼
もう、
父親の事は
記憶に残っていないと思わせて
電車の中での贈り物は
最高でした。
女子の一生のお願いは
何回までありなのか
クスっとした微笑みと
奥深い愛情いっぱいです
おすすめ
ツッコミどころもあるけど、号泣、、
原作未読。
最初の兄と妹のシーンで、両親一度に事故で亡くしたのかと思ったら違うのね
この後も2人揃って車で出てくるから違和感。
兄、そこまで妹の結婚に反対するかなー?
でもまあ、昔ながらの昭和な感じなのかな
なかなか素直におめでとうって言えないけど、
妹思いで寂しさもあって認めたくない気持ちとかの葛藤もあるのかな
夢で両親と話して、認めるところとかかわいいです。
2人の大阪弁はちょっと違和感。
2人とも兵庫だけど、大阪とまた違うからかな
妹には実は別の記憶があって、、
子供の頃に2人で彦根まで行くシーンよかった
話したらダメという約束を守って、花まんまを兄から繁田さんに渡して、逃げてくるんだけど、繁田家族が駅まで来るところとか、この辺からずっと涙が止まりませんでした。
ここに出てくるつつじ公園、テロップ見ていたら京都の蹴上浄水場のところでした。行ったことあるけど気づかなかった!
有村架純ちゃんが、つつじの中にいる姿がめちゃ可愛かった。
で、小学生だった子が、いつから住所知って文通し始めたんだろうとか思ったけど、記憶があるから覚えてたのか。
でも郵便局止めにするとか普通わかんないよね?
少し大人になってから始めたのかなあ、、
多分色々カットされてそうなので、原作も読んでみたくなりました。
鈴鹿くんがカラスと話せるという設定、おもしろい。
そして本当に話してるように見えるのなんで?どうなってるの?
大学の先生ってことだったけど、大学で知り合ったのかな、、2人の馴れ初め何も分かりませんでしたね
結婚式はツッコミどころ満載すぎた、、
大阪から彦根まで車で行って戻ってきて、着の身着のまま連れてきてて、もう式始まるところで着いてるのに、みんな着替えてる暇ないでしょ、、
家から用意してたやつ持ってきた?
でもどんなに頑張っても15分とか押すよね、、
式はまだよいとしよう。
披露宴の席、3人も当日追加、しかも親戚テーブル、、
料理とか引出物まで無理じゃない?
そんなことを思いながらも、泣いてましたが(笑)
前もって考えて練習していた挨拶を、やっぱやめた今の自分の気持ちは違うから、その時に聞こえてきた声は亡くなったお父さんかな? そこから話し出す感じはとても自然でよかった。
小さい頃のことばかりだし、今のことが入ってないのが気になるというレビューもあったけど、やはり子供の頃の記憶の方が強いと思うし、それだけ大事にしてきたんだろうなとは思いました。
式のあとで、繁田のお父さんに「どこから来られたんですか?」とここで聞く?普通「来てくれてありがとうございます」だろーというのはあったけど、、まあそれを聞かないと忘れてる感じが出せないからなんだろうな。むりくり感はあった。でもお父さんのえっ…という戸惑いから気持ちを切り替えて見送ろうという優しさがとてもよかった。
オール阪神・巨人の2人とかウィカちゃんとか、もろ大阪の人情的な感じもあって、久々に見てよかった。
感動しました
花まんまのお弁当を仁さんに出した時、これは喜代美のやり方だ、という仁さんのセリフに一気に感動して涙溢れました
仁さんにとって何よりもの慰めになったのだと思います
優しい繁田家に優しい加藤家。
両家の繋がりは癒されました
後フミ子さんの婚約者がカラスと話せる設定でカラスと話しているさまが面白かった。
カラスナビが一番面白かったなぁ
子役時代のフミ子ちゃん可愛かったです
ユニバに行ったり習い事に行ったりでなかなか見たいとおもっていたけど見に行けなくてようやく見に行けた…
良かった。
ファンタジー色が
思ってた人間ドラマよりファンタジー色が強め。
兄妹2人を中心に描くのだが、その中で夢や子供時代を挿入するのだけど、それぞれ印象の違う映像を見せられるため感情を動かされることがなかった。
また結婚式のスピーチが最大の見せ場で辿々しい兄貴のスピーチで盛り上がりを出そうとしたのだろうけど、それまでに紡がれた兄妹や周りの方々との関係性を、積み上げる過程を入れ込まない状態なら観てるこちらの感情は置いてけぼりになる。
大人になった現代部分のみで描いた方がもっと親近感が湧いた様に思えた。
タイトルなし(ネタバレ)
大阪の下町で暮らす加藤俊樹(鈴木亮平)とフミ子(有村架純)の兄妹。
両親を早くに亡くし、兄・俊樹が妹を育てて来た恰好。
結婚を目前に控えたフミ子は、ある日、琵琶湖畔の一軒家を訪ねた。
彼女には、ある秘密があったのだ・・・
といった物語で、ファンタジー仕立ての「花嫁の父」もの。
実際は、兄だけど。
ある秘密は子ども時代に由来するもので、映画では子ども時代のエピソードが長く挿入される。
それらが、全体的にまだるっこしく、観ているうちに興味を殺いでしまう。
映画自体の面白さは少ないが、出演陣に良いところが多い。
主役のふたり、鈴木亮平と有村架純のネイティブ関西弁が良い。
特に前者は口跡が爽やか。
ただし、衣装は冴羽リョウかと思ったけど。
(絶対狙っている)
また、お好み焼き屋の娘さん役のひと、はじめて見たけど、うまいねぇ。
ファーストサマーウイカというのね。
知らんかったけど。
ファーストサマーというコンビのお笑いのひとかと思いましたわ。
(昨年のNHK大河ドラマで注目されていたらしいが、観ていないので)
映画的には、ベタな標準作といったところかしらん。
役者さんが良いよなぁ
地元がロケ地というだけで、ほぼ予備知識なく映画館へ。
良かった、想像以上に良かった!
ストーリーとしては珍しくない感じではあるけれど、これは役者さんの演技力が物を言う作品だなぁと感じました。(いや、ストーリーもとても良かったけど!!)
鈴木亮平、有村架純、素敵でした。
繁田のお父さんのバージンロードのあの表情、ダメです、泣きます、泣きました。
兄やんの不器用だけど真っ直ぐな姿、スピーチ、刺さります。ふみこの高砂での涙、ため息出るほど美しく、もう!有村架純の演技大好きなの!!
拍手!て感じです(語彙力)
オール阪神巨人の御二方も、ファッサマも演技上手くて楽しかったなぁ。
登場人物みんな優しくて心が温まる作品で映画館で観れて良かったです。
泣けたけど…う〜ん…???
フミ子の人格や記憶と喜代美の記憶は共存していたのに、結婚式を境に、喜代美の記憶に加えて、その周辺の記憶までごっそりなくなってしまったのは何故なんだろう。
といった設定面での疑問を踏まえた上で…
繁田家の家族は、フミ子とはじめて出会った時から、フミ子が喜代美とは別の人物、人格であり、フミ子としての人生を歩んでいくことを充分に理解していたと思う。
そのうえで、フミ子と、フミ子の中の喜代美とを大切にし、時に自分たちが生きる寄す処としていたのだろう。
フミ子からの結婚式の招待を断り、温泉旅行に出掛けようとしていたのは、おそらくフミ子とのつながりが終わることを予想して、別れの寂しさを紛らわすためだったのでは?
そして、そんな繁田家の家族の思いを理解していたからこそフミ子は、「(喜代美とともに在った自分を)覚えていて欲しい」から、これまで送った自分の写真を「繁田家で持っていて欲しい」と言ったのだ。
それなのに、「兄ちゃんからの大きなプレゼントだ」と言って、静かな別れを選んだ家族を結婚式に連れてきてしまった俊樹…。
披露宴のお見送りのシーンで、繁田家のことを忘れてしまったフミ子に「どちらからいらしたのですか?」と尋ねられた時の、繁田家の家族の表情…俊樹はあのあと、後悔の念に苛まれたりしなかっただろうか、と心配になってしまった。
原作を読んだら、私が感じたのとは違う心理描写があって、別の感想を抱いたのかなあ。
他にも、ウェディングドレスを選ぶ日程、ギリギリ過ぎじゃない?とか、いきなり3人も列席者が増えて、披露宴の食事、足りたのかな?とか、CGが安っぽかったりとか、過去パートの描写(通行人とか小道具とか)の時代設定が甘いとか、突っ込みどころも満載。
ともあれ、役者さんの演技はすばらしかったです(誓いのキスを見るまいと目を逸らした鈴木亮平さん、心の動きを表情で見事に表現していた坂向芳さん、さすがです!)
スピーチがとても素敵でした
出演者と予告で気になってた映画で鑑賞しました!
大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹・俊樹とフミ子。
死んだ父との約束を胸に、兄として妹のフミ子を守り続けてきた俊樹は、フミ子の結婚が決まり、やっと肩の荷が下りるはずだった。
ところが、遠い昔に封印したはずの、フミ子の〈秘密〉が今になって蘇り……。
フミ子には幼少から別の女性の記憶があった。
「生まれ変わり」のようだがフミ子の存在は確固としてある。
フミ子が生まれたときに、若くして事件に巻き込まれ亡くなった女性の心が移っていたのだ。
それから22年―、結婚式の前日、フミ子が隠し続けてきた事実が発覚する――
というのがあらすじ!
この映画は予告ぐらいしか情報なくて観に行きました!
そしたらまさかカラスと会話する人が出てくるとは…笑
ちょっと笑えて面白かったです!笑
感情がちょっとグラグラしましたけど笑
伏線やタイトル回収もよかったです!
名刺がまさか役に立つとは思わなかった〜
結婚式向かう途中に荷物で道塞がれるわホテルを間違うし!
フミ子の言う通り間違えましたね笑
あと花まんまは花でお弁当作ってるからそう言うんですね
お花のお弁当は綺麗だと思いました…
最後も花まんまが渡されてましたしそこで感動しましたね
結婚式では有村架純さんがとてもお綺麗でした😊
そしてスピーチが良かったですね!
朝の情報番組で確か監督とアドリブで作ってるっておっしゃってた気がします…
だからか気持ちがかなり伝わってきましたね☺️
ここでもかなり感動しました…
最後はフミ子はもう喜代美の記憶が無くなっててまさか繁田家まで忘れるとは…
てっきり喜代美さんの記憶だけ無くなって繁田家のことは覚えてるものだと思ってました
でも名前も家も思い出せなくなってるって言ってたからそうなる運命だったのかもしれませんね🤔
前世?の記憶というか違う人の記憶があるみたいなことはテレビで観たぐらいでそんなことほんとにあるのか疑問なんですけどどんな感じなんでしょうか?
実際にそんな人がいるのか見てみたいです
この映画はとてもよかったと思います!
ファンタジーのシーンは笑えましたしその他ではとても感動しました!
そして登場人物がみんな温かくて素敵でした…
感動するいい映画をありがとうございました😊
令和最悪(今のところ)の涙腺崩壊劇
転生娘との再会とか披露宴のスピーチとか、泣かせどころやオチがわかりきっていてもやっぱり泣いてしまう。全編コテコテの関西弁、そしてそれを演じきれる役者さんじゃなければ逆に白けきっていたかもしれない傑作でした。
死生観云々言う人も多いですが、一番のテーマは「子を失った親」と「親を亡くし家族を背負う子」、本来相対することのない対照的な二つの心情が「転生」という非現実によって衝突し葛藤することだと思います。そこは死者ではなくて、不幸の中で現実を生きる人間の生々しい姿があくまで主役だと思います。
その子供の頃の衝突が、軸となる娘=妹の結婚というイベントによって再度ぶつかり合い、それが主人公たちの親離れ・子離れのストーリーとして織り合い止揚していく様が強く胸を打つのでしょう。
死生観云々言ってる人は、フィアンセがなぜ「カラス」の研究科でありカラスと対話できるのか、なぜカラスは最後に役に立たなかったのか、それくらい掘り下げて欲しかった。
原作では結婚式までは描写していないですが、映画ではエピソードまで描写しており、わかりきったコテコテの展開でしたが映画のアンカーとして見事にトドメを刺されたようで無事涙腺崩壊?放解しました。
心を軽くしてくれるコメディタッチの感動作
本作は、ファンタジー要素少々のコメディタッチヒューマンドラマ といったところでしょうか。
お腹にいる赤ちゃんと消え行く命がすれ違っただけで、記憶が乗り移るとは受け入れ難い設定。(前世の記憶がある、と言うのならまだしも)
それでもファンタジー過ぎず、コメディ感も強いので次第にスッと馴染んでしまう。
鈴木亮平さんの演じる俊樹が愛すべく熱血単純の昭和キャラで、少し大袈裟に言えば釣りバカのハマちゃんみたいな感じ。
そして芯が強くしっかりもので、大人びた妹の有森さんとの相性ぴったり。
すごくハマり役だった馬場園さん、ウイカさん。馴染み過ぎてて気づかないほどのオール阪神巨人。
繁田家の存在を強く印象付けた緑子さん、六角さん。
この配役が良くて、ユニークな世界観となったのでしょう。
極めつけはカラスとの鈴鹿さん。
後ろのおばさまが、カラスとの絡みで必ず我慢した笑い声を響かせるものだから、自分も会場全体もつられて笑ってしまって。
頑張って生きてきた辛さ、逞しさ、思いの深さに感動し、兄貴の結婚式スピーチで号泣と、まさに忙しく泣き笑いの2時間でした。
原作を読んだり下調べせずに鑑賞したのは、かえって、固定観念がなく良かったと思う。
ひとつ、最後まで気になり続けたのが設定年代。
子供時代が昭和30~40年代初っぽいですよね。
髪型やバッファローズのキャップや、宝の缶とか。
(貯金箱のお札は伊藤博文じゃなかった)
スマホが上の年代まで浸透している背景から、結婚式が2015年頃としても、30年前ってまだ昭和60年代なんですが…。
心が温まる「不思議な世界」。
映画のクライマックスであるフミ子の結婚式がとにかく感動的である。その要因としては、映画の冒頭から色々仕組まれてきた伏線が、ここですべて納得できる解決がされていると感じるからだろう。そして登場人物が、今まで抱えてきた心の苦しさから解放されて「心の浄化」や「救い」みたいなものが演出されているので、そのことに観客は満足を得るだろう。
話の構成で言えば、本来何の関係もなく交わる事のないはずの2つの家族を、不思議な縁で結んで心が洗われるドラマに仕立てた手際の見事さに感心する。生まれてきたばかりのフミ子に、死んでいく喜代美の心が乗り移るという一種のファンタジーである。この不思議な想像の世界が、単なるヒューマンコメディを超えた魅力になっている。フミ子は自分の心の中に生きている喜代美を大切にして、この現実を素直に受け入れて向き合っている。他人に心を乗っ取られたりしたら、普通なら拒絶したり迷惑がる所であるが、フミ子は違う。喜代美の父仁と手紙のやり取りを続け、自分の写真を送り成長の報告までしている。フミ子が父を知らないから喜代美の父を慕っていることになっているが、それでもこんな心根の優しい人はいない。兄俊樹は父から妹を託されて、自分が守らなければいけないとの責任感が強すぎて、とにかく妹のために頑張ってきた。「兄貴は損な役割だ」というのが何度も強調されている。そんな妹が、知らない女性のために知らない家族に心を寄せていると知って、裏切られた気になるのも理解はできる。一方の繁田家はフミ子が喜代美であることを素直に受け入れてフミ子の成長を見守っている。これも現実にはあり得ないことであるが、コメディ的でとても面白い。父仁は娘の幸せを見届けられなかったことが大きな心残りで、フミ子に叶わなかった自分の思いを託している。
俊樹が繁田家の人々を結婚式に連れてきたことは、今までの態度から考えると本当に大きな心の変化である。自分を犠牲にしてまで妹を守ってきたという苦しさから解放されて、フミ子の気持ちを受け入れ、全面的に結婚を祝うことができた。喜代美の父仁は、娘が果たせなかった結婚をフミ子が替わりに実現する場に立ち会えたことで、今までの苦しさから解放された。
登場人物がすべて心の優しい気持ちの良い人ばかりである。見終わって心が温まる。そして鈴木亮平、有村架純、酒匂芳の素晴らしい演技に感謝したい。
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