花まんまのレビュー・感想・評価
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関西弁の包容力
フミ子(有村さん)の抱える秘密は、シリアスな悲しい話だけれど、
全編にわたる関西弁、その会話のやりとりの明るさ、軽やかさ、包容力が
すごく良い空気感を作り出してこの映画の魅力は倍増していると思う。
ファンタジー的、少し非現実的な要素は、
場合によっては冷静に受け止めて一歩引いてしまうけれど、
この映画では見ているこちらが共感する俊樹(鈴木さん)の関西弁のツッコミを起点にして映画の世界に留まり、引き込まれます。
ボケ役たる太郎(鈴鹿さん)も良いコンビです。
鈴木さん、酒向芳さんの表情には、
ある程度予想していた展開でも、泣いてしまいました。
子供時代の家のセットの時代感の作りこみもすばらしく、さらに感情移入しました。
日常の小さな明るさの積み重ねがあるからこそ、
その対比として悲しさが際立つのだと思いました。
映画の概念を変えた映画!!!
こちらの映画は、おおよそ予想が出来る感動系の映画のため観るつもりはありませんでした。
観ようと思ったキッカケは、レビューが高評価多数なのもありますが、こちらのサイトのあらすじ書きがかなり中途半端に感じたため。
こんなに高評価があるのにナゼ!?って思い、心が荒んだ仕事始めの今日観ることを選択!!
感想は観て良かった!!
自己プロフにも書いてありますが、映画=迫力満点で見せつけられるのが好きな僕にとってこちらの映画は、全くの真逆なのは百も承知。
正直、合わんやろうと思ってた。
でも、この作品を観て概念がかわった。
それは、俳優たちの細やかな演技を大スクリーンに映すことにより、登場人物のより細やかな心情を伝える事が出来ことに今日気付いたからだ!!
こんな体験をさせてくれてありがとうと言いたい!!
映画の内容としては、SF要素がありそれを上手く現実風社会に落とし混めているなと感じた。
故にストーリーにはすぐ没入できた。
起承転結もしっかりあり、伏線回収していく感じも面白かった!!
気になる点をあげるとするならば時代設定だろう。
登場人物のファッション(有村架純を除く)やアイテムや車が1980年代なのだが、時代設定としては2024年となっているのに違和感を感じた。
あまりにも古すぎる。舞台を1985年頃にすればドンピだったとおもう。
後、余談だが、兄が結婚式遅刻しそうなシーンの理由は、ルートチョイスミスで名神を選び、瀬田東I.C.付近で渋滞にハマったと設定する方がスッキリする気がした。まぁ~どっちでもえーねんけど。
滋賀県民(特に彦根地域)、近江鉄道ファン、心が温かくなりたい方にはオススメですので、是非~(ちなみに僕は3回泣きました。)
父への想いを盛り付ける花まんま
両親と早く死別した兄妹の絆と、妹の結婚を機に明らかになる不思議なつながりを描くドラマで、お話しの語り口が抜群に上手くてジーンときました。兄の妹へのひたむきな愛情、妹の記憶に生きるもう一人の父への想い、二人を暖かく見守る周囲の人々の眼差しが、関西出身の出演者の皆さんのテンポのいい関西弁のやり取りもあってメチャ盛り上がります。予定調和的でベタな展開ではあっても、肉親の絆とはかなさがしっとりと心に染み込んでくる、前田哲監督の演出の呼吸がいい感じで、ラストの掌の中の美しいワンカットもうまい幕切れでした。役者では、鈴木亮平が花嫁のパパならぬ花嫁の兄の微妙な心境をうまく表現し、もう一つの家族の前で心情を爆発させるシーンは胸を打ちます。しかし、なんと言っても、花嫁の父の酒向芳の鈴木亮平の爆発への受けの演技がすごく、娘を持つ世の父親達の涙を絞り尽くします。この人、強烈な悪役のイメージでしたが、台詞回しや立ち姿が見事でした。
鈴木亮平の演技がうまい
涙は出なかったけど、良い話しです
本作と「今日の空が、、、」のどっちを観ようかと最後まで迷ったんです。気分的にはインディーズがよかったんですが、中々タイトルが覚えられない作品もなんだかなーと思ったのと、女優の好みで「花まんま」を観ました。予備知識ほぼなしです。「花まんま」って何かなと考えていたんですが、猫まんまなんですね。
女優の好みとは、勿論、有村架純さんです。「ちひろさん」あたりから大好きになりました。いやいやいや、ともかく美しいです。女優として画面の中で映えてます。円熟。ウエディングドレス、まぁ見事なこと。最近、不祥事をかますトップ女優が多発してますが、しっかりこれからも出演して欲しいです。
映画は、はじめの方では失敗したかと思ってしまいました。安い関西弁ドラマのごとく開始したからです。が、途中からわたし好みの展開になりました。
『人と人とのつながりと助け合い。しかもそれが気づかないところで行われている関係』『信じられないがあり得る、ちょっと不思議な出来事』『人間、1人で生きている訳じゃない』
コンプラ的にオイオイみたいな案件もありましたし時間にマジかとも感じましたが、ラストに向けて、しっかりと盛り上げまとめている前田監督は流石うまいなと思いました。
キャストでは酒向さんが素晴らしいです。ガイコツは可哀想ですが、日本映画界で他にこの役できる方いますかね。どうでもいいですが六角精児とか久々見ました。酒でも呑んで、へんてこな歌でも唄ってろってところです。
酒向さん、絶好調!
吸水力の高いハンカチ必要
素朴ながらじんわりと
愛溢れる、温かい映画
転生物としてはありがち。でも感動するか。周りで泣いて者も。
花まんま食べた~い⁉️
星5じゃ足りません…
僕は予告で「涙が止まらない」とか煽られるのが好きではなく、こっちの感性にそれは任せといてくださいと思ってしまう人間なのですが、本当に涙が止まりませんでした…いや、止まるんですけど、また出てくるんです…涙もろい人ハンカチ忘れないでください…
お笑いの要素があったことに僕は驚きました。しんみりした感じで進んでいくのかなと思っていたので。良い感じの塩梅で笑いが散りばめられていて最高でした。物語の雰囲気を壊さない…寧ろこれがないと成立しない笑いのエッセンス。もう天才です…こんなにベストバランスな「笑って泣ける物語」ってあるんですね。オール阪神・巨人さんが出演されているので、助言でもあったのでしょうか…ほんとにすごい。とても面白かったです。上映期間、間に合えばもう一度観たい。
前情報なしで笑って泣いてほしいので、
この作品の感想はこれでおしまいにします。
あ…冒頭の話に戻るのですが「泣けると話題なのに泣けなかった。自分には心がないのか?」みたいなレビューをたまに見かけます。そして僕自身がそう思うこともあります。それぞれの感性があるということで割り切って、マイベストムービーを集めていきたいですね。
みんな優しくて愛があって切なくて こんなふうに生きたい気がする
泣きながら笑ってたり、笑いながら泣いてたり、温かい気持ちで観ました
ファンタジーの要素があることで、物語が優しく膨らんでいる気がして、味わいが増し増しです
それぞれの登場人物の想いが切なく 誰かのことを思わずにはいられない やり切れなさが、家族の絆を土台に丸出しでぶつかり合ってて、可笑しいやら悲しいやらで顔がクシャクシャになりました
何しろ、鈴木亮平さん演じる兄やんが、もう、良い! 結婚式のスピーチ、ずっと聞いていたい、見ていたいと思ってしまいました 最高すぎでした
からすのファンタジーも私は好きです
有村架純さんも好きだし、つまり大好物でした
‥そして最後はなんとも胸が締め付けられました
私も(誰も?)‥ここ最近で1番泣いてました
予告のまんま
でも泣ける。
ここ最近で一番泣いたかもしれない。
予告がダイジェストになっている。
肝心なところ全部見せちゃってる、と思ってた。
特異な設定やストーリーで勝負してないんだ。
わかってても泣かされる。悲しい涙じゃない。暖かい涙。
いい映画だ。
にいやんの気持ちがよくわかる。
フミ子の気持ちもよくわかる。
繁田のお父さんたちの気持ちもよくわかる。
(酒向芳が出てる間はずっと泣いてた)
太郎さんがカラスと喋るのだけわからない。あのタイミングで、わざとか。
やっぱり阪神は面白い。
関西弁っていいな。
標準語にすればいいのに。
テレビのニュースやドラマも全部関西弁になれば、世の中もっと優しくなるやろに。
鈴木亮平のスピーチ。
有村架純の花嫁姿と涙と笑顔。
花まんま。
泣ける。
全館すすり泣き
子役さんの演技が素晴らしい。お兄ちゃんは、鈴木亮平よりも、お兄ちゃんお兄ちゃんしてた。いやいやながらも、妹の一生のお願いに弱いお兄ちゃん。一生のお願いされてみたいわ。妹ちゃんの愛くるしさは無敵だった。アバレンジャー登場には、心拍数あがったわ。ひょっとして、遊園地はひらパー?カラスと会話できる彼氏さんも最高。奥さんと会話できなくなっても、カラスと会話ができるのは強みやね。キリリとした架純ちゃんは、まっこと美しい。もう一人のお父さん酒向さんは、私の中では悪役専従なので、なかなか折り合いをつけられなかったが、終盤やっと追いつけた。スットコドッコイのお兄ちゃん。を温かく見守るウイカさんのパンチ。ええわぁ。関西風味の巨匠オール阪神巨人、コミカルコミカルいい味出てたよ。ちょっと無理攻めの敏腕女デカのキムラさん、こっちのけんとが少し入っていた六角さん。ピースがビシッと収まった見事な感涙ファンタジー。全館滂沱の涙。
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