花まんまのレビュー・感想・評価
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よかったはよかったんだけど・・・
鈴木亮平×有村架純
そっかそっか
タイトルの意味を知った時、感情があふれ出す
自然と涙が溢れて出てくる...感動と切なさ...
昨年、自分の一人娘が結婚しました
突然 会ってほしい人がいると...
結婚式を迎えるまでの間、自分の一部が無くなってしまうような寂しい想いと、よかったとの嬉しい想いが重なって複雑な感情だったことを思い出しました
フミ子を大切に宝物のように育てた俊樹の熱い想いが痛いほど心に突き刺さります
突然不幸な事件で 娘 繁田喜代美 を亡くした父がどんな思いで日々を過ごしてきたか、花まんまの弁当を見た時の衝撃と感動、娘を愛する気持ちが溢れ出て、大切な宝物を失った切なさが心を打ちます
自然と涙が溢れて出てきます
何度も...何度も...
なぜだろう
立場は違うが、みんながフミ子を愛し、フミ子が幸せになることを一番に願っているからではないでしょうか
その想いがこの映画全体を包み込んでいるように感じました
そして最後に訪れる驚きと切なさに心が締め付けられます
素晴らしいストーリーと、このストーリーを最大限に生かした素晴らしいキャスティングに感謝です
ぜひ皆さんに見ていただきたい素晴らしい作品です!
「花」ならぬこれも有村架純の華(はな)が味わえる一本
偶然の出来事を介して別々の人間の記憶が交錯する―というのは、これまでに『ラストレター』や『ラブレター』などのミラクル系(?)の作品を多くものしてきた岩井俊二監督ばりの「ミラクルワールド」なのですけれども。
しかし、映画作品としては、素直に「あり」の一本だったのではないかと、評論子は思います。
自分が自分であることは分かっているが、しかし、自分が別の自分であることも、また否定しがたい素直な感情。
そして、良き人を得て人生の岐路を迎えたフミ子にしてみれば、自分が「自分」と同時に「別の自分」でもあることの、いわば二様性(人格の多重性?)に、結婚を契機として、踏ん切りをつけようとしていたということなのでしょう。
意識はしていなくても、彼女としては。
その心情に思いが至ると、本当に胸が痛くなるような感慨を覚えますし、最後の最後には妹を理解する兄・俊樹の(妹・フミ子の幸せを願う)温かな心根にも、深い深い兄弟愛を感じます。
世上では別作品『花束みたいな恋をした』が、有村架純には出色の作品とされていますが、なかなか、どうして。
本作も、彼女の演技の「華」が味わえる、充分な佳作だったと、評論子は思います。
(追記)
結婚を機に、フミ子はフミ子に戻ろうとしていたと思われることは上述のとおりですけれども。
その反面では、フミ子の内なる喜代美も、フミ子をフミ子に戻してあげよう(もう自らの呪縛から解放してあげよう)としていたのだと、評論子は思いました。
フミ子の人生の一区切りである結婚(結婚披露宴と、おそらくはそれに先行していたであろう結婚式そのもの)を契機として、繁田家の記憶がフミ子から消えたのは、その証(あかし)だったと、評論子は理解します。
観終わって、そんな気がして、評論子はなりません。
(追記)
そして、繁田家のお父さんも、素敵ですね。
不意にフミ子から「どちらからいらっしゃいましたか。」と声をかけられて、彼女から喜代美の記憶が抜けたことに気がついて、ほんの一瞬は戸惑いの表情を見せるものの、すぐに実の娘を嫁がせるかのような父親の表情を繕(つく)える―。
こんなナイスなお父さんは、そうザラには、いないかも知れません。
(追記)
花まんま―。
それは、おままごとの食事であって、もちろん食べることのできないものなのですけれども。
しかし、相手(の空腹)を満たしてあげたいという贈り主の温かな心根がいっぱいに詰まった贈り物でもあることは、疑いのないことです。
本作のタイトルとして、これ以上に相応しいものは、ちょっと他にはなかったようにも、評論子には思われます。
純粋な
「憑依」を映画にした成功作
親心に泣かされた
あのスピーチは泣けてくる
結婚間近の妹に別の女性の記憶があるとか、ややファンタジー的な要素を感じさせる。そしてミステリー的でもある。でも、何かをミスリードすることはなく、真っ当に別の女性の記憶を引きずった人生を送っていたことが描かれる。特に驚くような真相や展開、ましてや大した感動が待っているわけではなかった。最終的な着地点に、感動というより少し切なさを感じてしまったくらいだから。もう一つの家族とのエピソードとして、ラストに待っていた電車内のシーンも感動的ではある。でも、この映画で感動するのはそこではない。
やはり結婚式の兄貴のスピーチなんじゃないか。あれは完全にやられてしまった。そこに至るまでの2人の関係性を紡ぎあげるストーリーがいい。鈴木亮平と有村架純の演技は安定して観ていられる。とてもうまかった。有村架純なんかあのシーンでほぼ泣いているだけだったのになんか感動的だった。周りの人たちに愛されている兄妹なんだなと。あぁ、兄貴よ、次はあんたが幸せになる番だよ。
別の女性の記憶がある妹の話というより、早くに両親を亡くした兄妹愛の話だったということだ。大して期待してなかったから不意を突かれた感じで余計に泣けてしまった。これは他人に勧めていかないといけない。
おっさんの流す涙は美しく無いのか
泣きたいために映画を観に行く、という人がかなり多くいるらしい、が私には分からなかった
恋愛もので、二人巡り会ったのにどちらかが余命いくばくも無いことが分かり、その中で永遠の愛を誓うとか、家族もので、ひたむきにその家族へ無償の愛を捧げるとか
それらに近しい実経験も無いし。悲劇といわれる分野の芝居や文学などは、おそらく人の何十倍も観たり読んだりしてきたが、涙を流すことは無かった、今日までは・・・
この作品も、原作者の小説を何作か読んでいたことや、今月内で切れる映画チケットがあり、この作品の上映タイミングが空き時間にたまたま合致しただけ、で観たはずだったのだが・・・
泣きました。この作品。なんでしょうね。鈴木亮平や有村架純の演技はもちろん良かったし、ファーストサマーウイカやオール阪神・巨人、酒匂芳さんとかとかどの演者もしみじみと思いが滲み出ていて、決してあからさまに泣かせにくる演技でも無いのに途中から熱いものが込み上げてきて
おっさんは人生でいろんなことがあっても泣いたりは出来ないのです。女性はほんと泣きもウソ泣きも嗜みの中にあるらしいけど、男、特におっさんは社会的にも歴史的にも泣くことは許されていないのです
スポーツ選手がヒーローインタビューで泣くのは、ヒーローだけに許される特権なのです。負けたり失敗して泣くのは、ナイーブ(悪い意味の方)なのです
映画館で、しかも平日の昼で混みいってない暗がりの中だけで人知れず、おっさんの目から流れるものを手ぬぐいで拭いながら、時期はずれの夏日?猛暑日?で汗を拭いているんだろうくらいに思われながら
世界で最も不幸せといわれる日本のおっさんたち、映画という虚構の中で涙を流してカタルシスを得る、そんな幸せをぜひこの作で
一年分の涙を流した気がする(長文感想)
タイトルにも記しているようにもう中盤から最後まで涙がこれまでかという程溢れ出した
よく「THE 御涙頂戴もの」と言われる作品がこれまで溢れる程世に出てきたがまぁ、そんなものに釣られることは少なく、言ってしまえばこの作品も御涙頂戴ものにあたるだろう。まぁ見てみたいなと思ったきっかけは鈴木亮平が演じる俊樹の関西弁と予告で見る限り何か愛しく感じることだった。そして有村架純との兄弟役を演じることが些細なきっかけだった。
大方の予想通りに俊樹というキャラクターはコテコテな関西人であり、何かとツッコミを入れないと死んでしまうのか?と言わんばかりの性格であり、そしてフミ子の結婚報告も最初は頑なに認めず次第に結婚相手の太朗と共に結婚をめでたく認めていく。そんな頑固であり、本当に熱い「昭和の人」を見ているかのような感覚だった。
そして何よりもどの登場人物もが本当に優しく作品を暖かくしていく魅力があり、主軸の兄弟たちを支えていくキャラクターたちだった。結婚相手の太朗は俊樹が常にツッコミを入れてしまうコミカルな役どころを演じ、鈴鹿央士はこれまで何かと爽やかなイメージがあった為に見る前に結婚相手と知ると「いつも通りかな」と思っていたが、事あるどころにこっちもツッコミを入れたくなる程笑いをかっさらうようなキャラクター。ファーストサマーウイカ演じる駒子も大阪という舞台にこれまでかという程の大阪人であるものの常に俊樹との掛け合いで笑いを呼びつつ、大きく支えていくキャラクターだった。(こんなにもウイカの演技がハマるとは思わずこの作中で1番魅力のあったキャラクターかもしれない)
そして酒向芳演じる繁田仁、酒向さんは最近のドラマや映画においてひっきりなしに見るようになる程怖いヤクザのような役柄を演じる事もあれば優しいほおらかな役柄を演じ分ける好きな俳優さんだが、ここまでキャラクターに感情移入が止まらなくなったのは初めてかもしれない。シーンに映っている瞬間にも同じように涙が溢れてしまい、回想や声だけのシーンも含めて涙が溢れていき、フミ子に大きく関わっていく役どころを担っていったなど改めて酒向芳という俳優のとてつもなさを感じた。
このように改めて作品のポスターに載っている「涙が幾度も溢れ出す」というサブタイトルであり、明らかな御涙頂戴ものであっても「いつ以来だろう」と振り返るほど涙がこれまでかというほど流れていき、かつ所々に声が出るほどの笑いを巻き起こし最高な映画だったと振り返る。
もしかしたら他の人が見たら「ただの家族の映画じゃん」と思うかもしれないし、一回限りで十分な映画でもある。しかしながらその一回限りにおいてシリーズものでもなく、序盤からストーリーの面白さに吸い込まれていき笑いそして中盤から終盤にかけて涙が止まらない程
完璧な「家族愛」を映画だと思う。
最後にこないだまで上映していた「ファーストキス」では松たか子と松村北斗の掛け合いから坂本裕二にしか描けない作品の面白さなど2回見るほどに素晴らしく上映前後でも今年TOPの映画だと確信した作品をもっても個人的にはこの「花まんま」という作品を超えることはなく、私がこの後見ていく映画を含めても年間映画1位とこの時点で決めてもおかしくない映画だったと最後に振り返る
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