花まんまのレビュー・感想・評価
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思ってたのとは違った
記憶障害や、何かしらきっかけで本当は兄弟の血が繋がってなかったなどの、そういう複雑なお話なのかと思って見ましたが、ファンタジー系な要素が含まれてる作品でした。
俳優陣は文句なしに素晴らしい演技と
本当に関西出身の方々が演じられているので
すごくリアルな言葉のイントネーションなんだろうなぁと作品を見ながら感じていました。
花まんまのお弁当の伏線回収も、伏線というよりは
確実にそのお弁当が来るんだろなとはわかって見てましたが、こころがぎゅーってなりました。
過去のお父さんの演技がずっと素晴らしいです。
ガンニバルの時もそうですが、本当に別人のようになれる役者さんだなと思います。
思ってた作品とは違いましたが、ファンタジー要素があるとわかって見たら見てよかったと思う作品だと思います。
観終わったあと、誰かにやさしくなれる映画
登場人物の誰もが優しく、安心して身をゆだねられるハートフルな作品。
家族や大切な人との関係の中で生まれる、すれ違いや未熟さ、そしてそれらをそっと包むような思いやりが、丁寧に描かれています。
特に印象に残ったのは、兄妹を中心に描かれたエピソード。
兄・俊樹(鈴木亮平)は「すべてを一人で背負ってきた」と信じ、それを誇らしげに語るのですが、どこかに微かな違和感がありました。
劇中には、夢の中で両親と再会するようなファンタジー的な描写も登場します。鑑賞当初は少し幼稚にも感じたその描写が、時間が経って振り返ると、俊樹自身の内面──“世界の捉え方”を表現していたのかもしれないと思うようになりました。
幼さゆえの思い上がりに気づき、支えられていたことを受け入れていく俊樹の変化。
そして、それを責めることなく、静かに見守り続けた周囲の人々。
物語に流れる、そうした優しさの連なりが、じんわりと心にしみました。
妹・フミ子を演じる有村架純さんの演技も印象的でした。
ある場面でふと見せた幼さの残る表情に、何かが変わってしまったことを悟らずにはいられず、張りつめていた感情があふれ出すような感覚がありました。
親しい人の結婚式に参列したときのように、自然と祝福の気持ちが湧いてくる物語。
華やかさや派手な演出は控えめで、「映画館で観なくてもよい作品」と感じる人もいるかもしれません。
けれど、ハートフルな物語に静かに心を揺らし、温かな涙を流したい方には、映画館という没入空間で味わう時間をおすすめしたいです。
期待以上の感動。中盤でも思わず泣いた
声出して泣きそうだった
原作が好きで、それを書き写すくらい好きで、映画をものすごく楽しみにしていて、
やっと観ました。原作の良さは全くなく、吉本制作の映画のような、特に駒子、雰囲気。
なんだかなーと思ってみていた。でも、映画は監督のもの。監督が作り上げた人物が駒子であり、その吉本的な雰囲気。で、際立たせ方が良かった。特に、死んだ女性のお父さんの描き方。この人、わかってるねん。娘の死をわかってる。受け入れてもいる。でも、自分を許せてないんやろなー。それは娘自身が許されてないということでもある。だから、文子にとりついてしまったんやろな。いろいろあって、結婚式の日、お父さんが出席することになる。兄の鈴木亮平はそもそもお父さんと文子が会うのは大反対やったけど、出席させることを選んだ。そこにお父さんがやってくる。最高に幸せな場面。でも、その後、文子はお父さんのことを忘れている。つまり、亡くなった女性は許されたと思って、天国へ行ったんよ。そこ、もう声出して泣きそうになった。危なかった。ぐっと堪えた。お父さんは亡くなった娘のこと、許したらなあかんのよ。いなくなることを認めてあげないとあかん。それがどんなことであっても。たとえ、誰かが悪くても。そういうことがわかった。とても切ないけど、ここは理解せなあかんと思った。だから、生きているうちが大事なんよ。ちゃん生きてるうちに。そういうことやで。鈴木亮平のスピーチも良かったなー。いやいや、あんたのがんばりはええからって思って聞いてたら、周り人たちへの感謝を言い出した。あのときも声出して泣きそうになった。ぐっと堪えたけど。鈴木亮平、わかってたんや。そらそやな。でも、文子、文子、文子は俺が育てたって何回もいうから、はいはいと思ってたら、やっぱりわかってたんやなー。それがほんまにうれしくて、泣きそうになった。良い映画やな。生きて行く元気でるわ。
心あたたまるお話
名脇役
よかったはよかったんだけど・・・
鈴木亮平×有村架純
色々とおおざっぱだけど不意なラストに泣かされる
長年、親に代わって面倒を見てきた妹のフミ子(有村架純さん)がいよいよ結婚することになり、兄の俊樹(鈴木亮平さん)の立場での感慨や葛藤を描く映画。
妹は幼いころ、見ず知らずの他者(結婚間近で亡くなったバスガイド)の記憶を抱えることになり、それが兄と妹の関係に不穏さをもたらしている。兄としては、亡くなった実の父母(加藤家)のために今まで頑張ってきたのに、妹は別の家族(繁田家)に対しても「恩返し」しようとしているのが納得できないのだろう。
この2つの家族や記憶の設定についてはいろいろと疑問に思うことがあった。別の記憶が同居しているといっても、二重人格のように人柄や個性まで入れ替わってしまうというのではなく、いってみれば別の人生を疑似体験したようにフミ子のなかに記憶されているのだろう。
そうであれば兄がそこまで過剰に反応する理由がよくわからない。たとえば妹自身にも自分がコントロールできなくなったり、急に別人格になって話し始めたりする設定だったら、不穏さが際立ったと思うのだけれど。
いっぽう、バスガイドの繁田家はフミ子の成長を楽しみにして、入学式や卒業式の写真を大事に保存しているが、なぜ亡くなったバスガイドの生まれ変わりのような扱いをするのか。むしろバスガイドは成人するまでの経験とか記憶をもう持っているはずなので、それをフミ子に思い出してもらって関わったほうがいいのではないですかね。
その他、兄が働いている大阪の下町の町工場とかお好み焼き屋がコテコテに描かれているのに対し、大学で働いて助教と結婚する妹の世界はだいぶ違うはず。妹が繁田家にこだわる以前にどういう内面の人なのかよくわからず、感情移入が難しかった。
後半の結婚式のシーンはもはや間延びを感じながら見ていたし、バージンロードを繁田家の父に歩かせるのはびっくり。さきほども書いたが、フミ子の中にバスガイドの記憶があるだけで、フミ子自身は独自の人格を持つ人のはず。それこそ、兄や実父母の立場はどうなるのか。
かと思ったら、帰り際にあいさつした繁田家の記憶は、フミ子の中からすっかり消えていたのだった。つまりバスガイドさん、無事に成仏したのね…。いささか都合がいいようにも思うけれど、繁田家の喪失感を際立たせるラストだったと思う。繁田の父が電車の中で見た「花まんま」には泣かされた。
鈴木亮平さん、ファーストサマーウイカさんの演技の良さに助けられ、終わり良ければ総て良しですかね。
なおこの映画を見た理由の半分以上は、閉館が迫る丸の内トーエイに行きたかったから。たまたま「大きな玉ねぎの下で」をこの映画館を見て、シネコンとは全然違う「劇場」の存在を知った。この映画館で見ると、予告編であっても自分の身体への浸透度が違う気がする。単に歴史の古さでも収容人数の多さでもない、その理由は何だろうか。それを探して来月までにまた来る機会をつくりたい。
これは泣けます
泣けます。冒頭から子役2人の演技が上手で( ⚈̥̥̥̥̥́⌢⚈̥̥̥̥̥̀)兄やんがほんとにやさしい。もうここで涙腺ウルウル。妹の一生のお願いに何度も翻弄される。お花の弁当箱、食べられない父のため弁当箱を託された兄やん。やさしいなー(泣)
結婚式のシーンは兄やんの妹思いの愛の深さ、花嫁姿がきれいすぎて、親目線で見てしまい、また涙。ウイカさんとの掛け合いもよかった。ウイカさんきれい。兄やんに気がある?
ほんとは好き?かな?
たしかに人は誰かの生まれ変わり、魂は過去の誰か、他人かもしれないし、親戚かもしれない、現世を生かされていることに感謝して自分の使命を考えながら日々を生き、誰かの役に立てればいいかなーと思いました。
そっかそっか
一生のお願い
結婚間近に命をおとした女性に
転生された少女の話。
ではなく
亡くなった娘の転生先の少女に
勇気づけられ、やがて
成仏していくのを見守る父親と
その少女と兄の物語 かな
ストーリーの要が
タイトルと
こんなにしっくりハマる作品は
素晴らしいと
思います
途中までは、
まぁほのぼのはしてますが
本作の魅力が不明で
繁田家の繋がりが謎
で少しいらいら、
はぁ不発かなと
思いかけるのですが
フミ子と繁田の繋がりが
見えてくると
そういうことかと。
だんだん
涙腺が怪しくなりました
本作は、
兄役の鈴木亮平さんの演技や
結婚式のスピーチも
いいのですが
一番刺さったのは、
結婚式終了後の見送りで
フミ子の中にいた娘が
成仏したことがわかった
酒向芳さんの
ふるまいでしょうか
お祝いの言葉だけを残した
彼の誠実な態度に
言葉に出さない溢れる感情に
圧倒されました
フミ子の中に娘を見つけたのも彼
消えたのを静かに認めたのも彼
もう、
父親の事は
記憶に残っていないと思わせて
電車の中での贈り物は
最高でした。
女子の一生のお願いは
何回までありなのか
クスっとした微笑みと
奥深い愛情いっぱいです
おすすめ
タイトルの意味を知った時、感情があふれ出す
ツッコミどころもあるけど、号泣、、
原作未読。
最初の兄と妹のシーンで、両親一度に事故で亡くしたのかと思ったら違うのね
この後も2人揃って車で出てくるから違和感。
兄、そこまで妹の結婚に反対するかなー?
でもまあ、昔ながらの昭和な感じなのかな
なかなか素直におめでとうって言えないけど、
妹思いで寂しさもあって認めたくない気持ちとかの葛藤もあるのかな
夢で両親と話して、認めるところとかかわいいです。
2人の大阪弁はちょっと違和感。
2人とも兵庫だけど、大阪とまた違うからかな
妹には実は別の記憶があって、、
子供の頃に2人で彦根まで行くシーンよかった
話したらダメという約束を守って、花まんまを兄から繁田さんに渡して、逃げてくるんだけど、繁田家族が駅まで来るところとか、この辺からずっと涙が止まりませんでした。
ここに出てくるつつじ公園、テロップ見ていたら京都の蹴上浄水場のところでした。行ったことあるけど気づかなかった!
有村架純ちゃんが、つつじの中にいる姿がめちゃ可愛かった。
で、小学生だった子が、いつから住所知って文通し始めたんだろうとか思ったけど、記憶があるから覚えてたのか。
でも郵便局止めにするとか普通わかんないよね?
少し大人になってから始めたのかなあ、、
多分色々カットされてそうなので、原作も読んでみたくなりました。
鈴鹿くんがカラスと話せるという設定、おもしろい。
そして本当に話してるように見えるのなんで?どうなってるの?
大学の先生ってことだったけど、大学で知り合ったのかな、、2人の馴れ初め何も分かりませんでしたね
結婚式はツッコミどころ満載すぎた、、
大阪から彦根まで車で行って戻ってきて、着の身着のまま連れてきてて、もう式始まるところで着いてるのに、みんな着替えてる暇ないでしょ、、
家から用意してたやつ持ってきた?
でもどんなに頑張っても15分とか押すよね、、
式はまだよいとしよう。
披露宴の席、3人も当日追加、しかも親戚テーブル、、
料理とか引出物まで無理じゃない?
そんなことを思いながらも、泣いてましたが(笑)
前もって考えて練習していた挨拶を、やっぱやめた今の自分の気持ちは違うから、その時に聞こえてきた声は亡くなったお父さんかな? そこから話し出す感じはとても自然でよかった。
小さい頃のことばかりだし、今のことが入ってないのが気になるというレビューもあったけど、やはり子供の頃の記憶の方が強いと思うし、それだけ大事にしてきたんだろうなとは思いました。
式のあとで、繁田のお父さんに「どこから来られたんですか?」とここで聞く?普通「来てくれてありがとうございます」だろーというのはあったけど、、まあそれを聞かないと忘れてる感じが出せないからなんだろうな。むりくり感はあった。でもお父さんのえっ…という戸惑いから気持ちを切り替えて見送ろうという優しさがとてもよかった。
オール阪神・巨人の2人とかウィカちゃんとか、もろ大阪の人情的な感じもあって、久々に見てよかった。
自然と涙が溢れて出てくる...感動と切なさ...
昨年、自分の一人娘が結婚しました
突然 会ってほしい人がいると...
結婚式を迎えるまでの間、自分の一部が無くなってしまうような寂しい想いと、よかったとの嬉しい想いが重なって複雑な感情だったことを思い出しました
フミ子を大切に宝物のように育てた俊樹の熱い想いが痛いほど心に突き刺さります
突然不幸な事件で 娘 繁田喜代美 を亡くした父がどんな思いで日々を過ごしてきたか、花まんまの弁当を見た時の衝撃と感動、娘を愛する気持ちが溢れ出て、大切な宝物を失った切なさが心を打ちます
自然と涙が溢れて出てきます
何度も...何度も...
なぜだろう
立場は違うが、みんながフミ子を愛し、フミ子が幸せになることを一番に願っているからではないでしょうか
その想いがこの映画全体を包み込んでいるように感じました
そして最後に訪れる驚きと切なさに心が締め付けられます
素晴らしいストーリーと、このストーリーを最大限に生かした素晴らしいキャスティングに感謝です
ぜひ皆さんに見ていただきたい素晴らしい作品です!
全421件中、81~100件目を表示







