「東大阪の地理に詳しいとやや有利か」花まんま yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
東大阪の地理に詳しいとやや有利か
今年115本目(合計1,656本目/今月(2025年4月度)18本目)。
この映画は特徴として他の方も書かれている通りファンタジー路線に進むというところがあり、いわゆる純粋なこの手の映画で想定できる恋愛もの(まったくないわけではないが)を想定すると詰むかなというところです。
また、大阪の中でも大阪市に接する東大阪というところは中央線(と、別の会社が通し営業をしている)等で行くことができますが、いわゆる「中小企業の街」として知られているところであり(方言関係はほぼ大阪市内と変わらない(いわゆる関西方言))、この「中小企業の街」ということを知っているとやや有利かな…といったところです。
どうしても全体的に起伏がなく、一方でファンタジーものに寄せた関係で理解が追いつかないところがあるのは確かですが、GWにまだある作品の中では(コナンのやりすぎで、番組編成上、通常ならあと1週間くらい上映されるような映画も軒並み終了と厳しい)推せるといった印象です。
なお、他の方も書かれている通り、大阪市内と東大阪市内との違い、また東大阪の地理や歴史、その特徴(中小企業の街であること)を知っていると理解に有利といったところです。
採点上、ファンタジーものによせた関係で理解が難しいなと思ったところはありますが、採点上特に気になるところではないので、フルスコアにしています。関西圏の方からすると、東大阪は「すぐ近く」ですが、首都圏の方にとっては意外に「大阪」と「東大阪」は文化の違いが明確に出るので(大阪市内でも、例えば鶴橋付近など中小企業主体の区はありますが)、その違いに触れるという観点でもおススメです(東大阪市や関係団体等がバックについていて、公式サイト等詳しく書かれていますので、特に首都圏等大阪に「近くない」方は事前に見ておくのが良いかなと思います)。