「原作既読でも新たな感動」花まんま 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
原作既読でも新たな感動
原作からどんだけ変わってるんだろう、
と身構えてたんだけど、
そのまんまだった(あのひとの職業以外)。
そして原作最後の1ページを、
大きくふくらませてた。
それが、ええ話やった~。
鈴木亮平さんが西宮、有村架純さんが伊丹の出身。
キムラ緑子さんと六角精児さんも兵庫なのね。
ファーストサマーウイカさんが大阪市で、
子役も含め、主要キャラを兵庫・大阪の
ネイティブ・スピーカーで固めてるから、
台詞の説得力が隅々まで半端ないのも、ポイント高し。
そして演技も、もちろん素晴らしく。
皆、登場人物そのものだった。
これならたしかに原作者・朱川湊人さんが、
太鼓判を押すだけでなく、
スピンオフ「花のたましい」が書きたくなったというのも、
大いにうなずける。
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