トラップのレビュー・感想・評価
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こんな映画、ほかの誰が撮れますか?的な。
いやあ、シャマランのやりたい邦題がここまで来たか!と驚くと同時に納得してしまう。シャマランの映画はいつしかファミリービジネスになっていて、スタジオからの横槍が入らないように資金を自己調達し、自宅を抵当に入れたりしながら撮っている。最近はチーフ助監督は実の娘だったし、その娘も最近はパパプロデュースで監督デビューをお膳立てした。
そして今回は、シンガーソングライターでもある長女サレカ・シャマランを人気絶頂の歌姫に見立てて、そのコンサート会場を舞台にするという、誰がどうみても「娘のためにコンサートを開いてやった」状態。
しかもシャマランと顔だって似てるし、叔父さん役でシャマランも出てくるし、「これはなにを見せられてるんですか?」と思う時間がずっと続くんだけど、ちゃんと「家族思いだけど殺人鬼のパパの脱出ミッション!」を同時進行させて、オモシロスリラーにしてみせるのだからみごと。映画の私物化ではあるんだけど、それがなにか?私物ですけど?という開き直りと、それでもお客さんは楽しませて帰しますよ!というサービス精神が頼もしい。
そしてなんといっても第二部!まさか娘演じる歌姫が、事件解決に乗り出す主人公に格上げされるとは! どれだけ娘に見せ場を与えとんねん!というのも可笑しいが、その展開がちゃんと意外性として機能していて、いやあ、映画スキルが異常に高い親バカってすげえなと惚れ惚れしてしまいました。
ん➖んこの手の話はデパルマの領分なのかな
一応ハラハラはさせるけど、ヒッチコック先生の弟子はブライアンデパルマかな。ヒッチコックタッチを入れるともう少しスッキリしたのになあ。二重人格の描き方は「サイコ」やら「舞台恐怖症」とか真似ると良かったかと思います。旦那がシリアルキラーと知って奥さんがはめた(トラップ罠)がタイトルだったのね。
シャラマン監督だから最後の最後に何があるかとみまがまえていました。デパルマならスネークアイズでしてくれましたよね。自転車のホィールの針金で手錠を外して笑いとかでも逃げられないですよね。なんかもっと面白くなる話なのにまあ仕方ない。こんなものなのかなでした。
まあまあ面白かったかなです。ちょっと消化不良です。
えらいこっちゃ
ライブに来るらしい連続殺人鬼を捕獲する為に、厳重警備と大量の警察官がひしめき合う会場。
連続殺人鬼の優しいパパは、力持ちで頭も良くて判断力・実行力もあってあの手この手でライブ中に逃げ道を探しながらも、娘ライリーをステージに上げて最高の思い出作りをしながら歌手も巻き込みながらライブ会場から脱出する。
楽屋で殺人鬼を逃せば監禁されてる将来有望な一般人をガス死させずに済む、騒げばアプリで遠隔操作してガス死ささてしまう…すごい選択させるなー。
ここから、歌手との機転の効かせ合戦。
パパは脱出して自分の車で帰ろうとしたけど、家に行きたいな!とライリーに伝えると大興奮でもうパパには拒否権はない、家が突き止められちゃう!
でも冷静なパパ。
歌手もあの手この手で、一瞬の隙にパパのスマホを奪ってトイレに籠城。
監禁者とアプリで会話して自分のインスタライブで一般人に監禁場所を探してー!って呼びかけて、監禁者を救い出して警察を読んだものの、今度は自分が危ない!
車に乗り込み今度は歌手が殺させれる、かと思いきや警察到着。これで捕まったか、と思いきや、隣の家に繋がる逃げ道があってまた逃げられた!
そんで、機動隊に変装したパパにまた歌手が捕まった。
ここでも機転合戦、歌手もパパもリムジンから離れて歌手は監禁者の元へ。
パパは、ママが1人で待つ家へ。
なんでライブに行くことがわかったか、はママが浮気を疑って調べたら監禁ルームに辿り着き、もしかして…と警察にリークしていた。
最後は、ママを殺そうとしたけど自分が使っていた薬がパイにまぶされてて、意識朦朧としたところを警察官に挟み撃ちで電気ショック。なんで銃を使わないのだ。
しかも1人は両目潰されちゃったし泣
最後の最後は、拘束されたけど子供の自転車が倒れてたのを起き上がらせて警察車両に乗せられてとうとう終わりか…と思ったら、自転車のタイヤの金属をぶっちぎってて袖に隠して手錠を外して笑って終了。
見る前はライブ会場だけの脱出劇かと思ってたけど、どんどん転調していって、どんだけ練られてるんだ?!と大興奮。
エンドロール中の、物販コーナー店員さんが協力しちゃってた…!!!ってブルブルするのも最後にめちゃよかった!
思っていた展開とは違ったけど!
・いつもDVDを借りたときに、「なんで観たかったんだっけ…」と思ってあらすじを検索するのが常なんだけど、これはあらすじを観た瞬間「予告で気になったやつだ!」と即思い出す。
そうそう観たかったんだ。
・レイブンのライブを楽しみにする娘に明るい笑顔を向けつつも監視カメラや警備員をチェックするお父さん(笑)
海外のライブってファストフード(ホットドックとかクリスピー)とか売ってるんだ、知らなかった!しかもそれを観客席に持ち込んでいいんだ!
・ライブ中にトイレに行くお父さん。男子トイレに人凄くいるんだけどみんな娘の付き添い?大変ですねお父さん方…。
・ライブのセットの準備中にグッズを購入!?そんな長時間ライブなんですか!?
・へえ、『ブッチャー』っていう人を切り刻むイカレ野郎がいるんですね…。そんなイカレ野郎がここに来るってFBIが情報を得た!?
このライブ自体が罠らしいですよ!出口を監視して出入りする人間すべて調べるんだぁ…すごいなぁ……。
ここからのお父さんの焦りよう面白いわ、そんなイカレ野郎なのにちゃんとバレないようにしてないんですか…?
・焦った父が「ファンネルケーキの店はどこだろう」ってわたわたしてたら、娘(ライブ会場に戻りたい)に「身体に悪い」って言われるの面白い。
・ショップ店員に理想のパパを見てもらえた結果なんか好感得ちゃってスタッフキーカードを盗めたり、合言葉教えてもらえるの強くない?
むしろ逆にここで教えてもらえなかったら終わってたんでは…。結果的に従業員ロッカーにあったFBIトランシーバーも盗めたし。
・お父さんがやろうとしてること全てFBIにバレてんの凄い。
・逃げる際にどうしようもなくなって、レイブンに自分が『ブッチャー』で、「(映像を見せつつ)今監禁している彼を殺されたくないなら、君の車に乗せてくれ(レイブンとレイブン関係者のみ尋問されない)」、
とバラすしかなくなったの本当に本当に…いいねぇ。
・無事外に出て父が「近くに車を停めている」と言ったら、レイブンが娘に「家に送っていっていい?」って尋ねるの上手くない?身バレしちゃったねぇ…。
・FBIに「今日コンサートに近く」とバレた理由が、「隠れ家にチケットのレシートがあった」って、『ブッチャー』さんちょっとお間抜けすぎませんかね???
・レイブンが「セルフィーを撮ろう」と娘に言った直後、お父さんの携帯を奪い取ってセルフィーを撮り、そのまま盗んでトイレにて、
『監禁者から監禁場所の情報を得る』『インスタライブでファンにその場所を探させる』『ファンの手に寄りスペンサーを逃がす』。
あのお父さん、被害者に重要な風景し見られすぎでは?しかしレイブンかっしこ!でもなぁ…次は自分が大変な目に逢っちゃうね……。
・レイブンと共にトイレから出る際、タオルの乱れを直すお父さん。レイブンが言っていた「プロファイラーから聞いた。犯人は『強迫神経症』」これをさり気なく表してるのいいね。
ちなみに暗い色を好むのも合っていると(自分の愛車は黒)。プロファイルすごい。
・ガレージのフェンスを開けたら閉じ込めたはずの家族がそこに。終わりを悟って、娘・妻・息子にそれぞれ「友達との問題は大丈夫だ」「給湯器の修理を歌って新品を買わされるなよ」「科学の宿題を頑張れ」と残す。
・レイブンが乗る車の運転手に「ここからは運転を代わります」。キッチンの棚裏に隣家の庭に繋がるトンネルが?隣家の庭にてSWATが負傷?あっ……。
・プロファイラーさん、逃げられたことには気付いたけど、レイブンを連れ去って逃げたことにはまだ気付いてないねぇ。
・お父さんさぁ、御託を述べている間にレイブンが窓を開けようとしているのに気付かないのすごくない?そんなことある?お間抜け過ぎない?
しかも手錠を引っ掛けていた棒、レイブンが必死に引っ張ったら外れるし、あの、お間抜けすぎない?
・しかしお父さん意外と頭が回るため、助手席に合った服に着替えて混乱に乗じて下車だ!賢い!
・そして最後に行ったのは自宅(子どもたちは妻の妹の家へ、妻は「一人になりたい」と自宅に残ったまま/警備を2隊残していた)。
そっかぁ…妻が『夜遅くに帰ってくるしジュエリーを贈ってくる』に違和感を抱いたのか、「浮気をしている?」って。
それで色々考えたりした結果、『夫の財布から盗んだライブのレシートをわざと、ミスに見えるように破いて空き家に置いた』『公衆電話から「ブッチャーかも」と電話した』と…。
『もしかしたら間違いかも』と思いたくて。妻強いねぇ…。
・娘が作ったパイを夫婦で食べる。最後の晩餐。
・やかんの沸騰音で「(被害者たちに使った)鞄を見つけたのか」と分かるお父さん。母の幻覚が見えて話すお父さん。多分これプロファイラーでは?扉のところにいますしね。
当たりですね。母(プロファイラー)に近付くとSWATにやられるお父さん。先程お父さんが妻に語っていた「まさかこんな凡庸な終わり方とは。『殺害後、自殺』」が叶わず逮捕だねぇ。
・最後に娘息子にも会えたし、娘に抱き着いてもらえた。でも娘は「ライリー!」と呼ぶ妻の元に行き抱き着く。
それを見るお父さんの目よ。これ脱獄して妻殺しに来そう、輸送中に指ボキボキ慣らすし。最後の晩餐の時「君に猛烈な怒りを感じる。今までの被害者たちとは違う」とか言ってたし。
・そして映し出される娘の自転車。タイヤの一部(スポーク/棒のところ)が破損…というか折られていたんですけど……。
連行されるときに庭に倒れていた娘の自転車を立てかけてたの、強迫神経症の強調じゃないの!?手錠外すため!?お父さん強い!かっこいい!
・スポークを使って手錠の鍵が外れた瞬間、愉快な音楽が流れて嬉しそうなの本当怖い。すごい。そしてずっと鬱陶しそうにしていた横髪を最後、自由になった両手でぐっとかきあげる。
・エンディングへ…と思ったら、売店のお兄さんがテレビで『ブッチャー』の正体を知って「俺が手を貸したやつだ!もう職場では誰とも口を聞かないぞ!二度とだ!」言うのちょっと可愛い。
予告を観た時、お父さんは無事脱出できるんだろうなぁ…と思っていたので予想外過ぎた。
でもレイブンがめちゃくちゃ頑張っていたし、実は妻が事の始まりだったとか、
最後に「あっこれ逃げるな」って分かるオチのとき、にたぁって満面の笑顔になるのが怖すぎて最高だった。
予想外の展開だったけど凄く楽しめた映画だー!
ジョシュ・ハートネットの演技があっての作品
ジョシュ・ハートネットの優しい父親と殺人犯の表情の使い分けが天才的。
娘のことは本当に愛してるようでめちゃくちゃ優しいのに、全てがバレた後の表情は本当に怖くてゾッとする。
捕まったと思ったら逃げて、群衆に紛れて一瞬で気配が消せるのも怖い。
やっと捕まえたのに手錠を外して笑いが止まらなくなってるあの姿…
どんなホラーよりもゾッとした。
ライブ会場から逃走劇までの尺は、この最後を撮るための前振りとしか思えないほど素晴らしいシーンだった。
アーティストのレディ・レイブン、めちゃくちゃ顔小さくて歌もうまくて可愛いって思ってたら、シャマランの娘さんだったのかー!!
確かに顔立ちが似てる!
演技も上手いし、もっと表舞台に出てきて欲しいなぁ。
これ、続編あるのかな??
子供たちは大丈夫だと思うけど、、
奥さんは命を狙われそうで心配。
せっかくのハッタリが
スタジアム級のライヴがトラップという最大のハッタリを、抜け道クラスのショボい脱出術とユルユルの警備でムダ使いするシャマランギャグはやや不発
フツーの家のちっちぇトイレが決着の糸口
タイトルなし(ネタバレ)
毎度毎度、着地をどうするか?
楽しみと不安が織り混ぜるシャマランの作品。
中々『ヴィレッジ』(2004)を超える私好みを作ってくれない。でも気長に待ちます。
ジョシュ・ハートネットが主人公パパのクーパーを演じる。観てて、何故FBIが情報を掴んだか、FBIを仕切っている高齢の女性は何者なのか、一瞬現れる小柄なお婆ちゃんは幻想なのか、ライリーのクラスメイトのジョディやその母親との関係は、そもそもクーパーは何者で目的は? 鎖でつながれた男性は選ばれたのか無差別なのか、歌姫レディ・レイブンは物語に絡むのか? 製作予算は結構掛かっていハズでFBI部隊はしっかりと出てくる。伏線回収はまぁまぁだと思う。シャマランのカメオ出演としては最多時間の演技と台詞だったのではないだろうか。関係無いけど。
罠に嵌るのは鑑賞者
こんなデタラメで突っ込み所満載の映画がなぜ配信されるか?
演出家がインド系アメリカ人だからだと思った。
つまり、これは西洋の「個人主義」に対する痛烈なアンチテーゼ。イヤイヤ、痛烈な批判である。
日本人ならば直ぐ分かると思うが、この娘が助かる事に日本人は何一つ感動はしないだろう。
演出家はそれを分かって、罠を仕掛けたのだ。だって、最後の場面は究極の不要場面って、直ぐに分かる。
西洋人がプログラミングした愛のわからないAIに聞くと「大丈夫です。娘さんは助かります」と答える。つまり、絆がやがては木綱になる事を分かっていないと、演出家は言っている。(僕の見解ですから)その様に感じる。
愛の無いAIになんか分かるものかって思うよ。見ていて娘がかわいそうになる。それをまた演出家自身の家族を使って、我田引水の如く演出する。傑作だと思うが「起承」の部分に無駄な所が多かった。
追記
良い悪いは兎も角、インド社会は大家族主義だからね。絆じゃなくて木綱だからね。
スリル満点でちゃんとおもちろい
劇場で観れなかったんですけど、GEOの100円セールで借りて観ました。
まず設定が面白い。↓
世界的アーティストを溺愛する娘とライブを楽しむ家族思いの父親のクーパーは、実はサイコな切り裂き魔だった。 会場を囲む異常な数の監視カメラと300人の警官。 3万人の観客を収容するライブは、クーパーを捕まえるための罠だった!
彼は八方塞がりのライブ会場から脱出することができるのか・・・。
クーパー視点でストーリーが展開されるので、警官に見つかりそうになったらドキドキする。
最初の1時間くらいはライブ会場からどう脱出するかっていうのがめっちゃ面白くて、ちゃんとした脱出映画になってます。
でも警察は無能っちゃ無能なのでそれ気に入らない人いるかも。
最後は捕まって終わるのかな?それとも逃げ切るのかな?っていうワクワクがあって面白かった。
ラストシーンはクーパーが護送車の中で手錠外すシーンはにやけてしまいましたね。
ラストシーンめっちゃ好き。
クリスピー!
シャマラン作品は個人的に博打なので観る前からドキドキするある意味で貴重な作品。
いや〜いや〜
ツッコミ連発で消耗が激しかったかも。
良いパパンなのよ、クーパーは。
すごい楽しそうにライブ会場に行き、ライリーと手を取りながら笑顔で…
それが、本当に最初だけで後はずっとパパンの顔をしたシリアルキラーの顔なのよ。切り替え早くない?
娘そっちのけでずっと脱出方法を考えてるし、会場をウロウロしてるのは娘だけではなくこちらも不審を抱くレベル。まぁ、こちらの不安はそんな状態で脱出できるの?って事でやる事なす事すべてが行き当たりばったり。
ライブ中にこの下に潜ってバックヤードに探検に行こう!とか言われると、パパンキモい〜てなるよ。思春期だし。
そもそも、なんでライブ会場というトラップに入ったんだろう…しかも娘と。
監禁してる青年は誰だろうとか、シリアルキラーブッチャーとは何者なのか、目的はなんなのかとか観ていてずっとモヤモヤする。ずっと??状態。
情報はあっさり手に入れるが、何ひとつ実現されないとか逆にすごい。
ライリーのいじめっ子の母親とのシーンとかいるかな。しかも2回も。
3千人の観客の中から夢見る少女に選ばせるノウハウすごそうで全然すごくない。
この辺はかなりファンタジーなのでいっそのことえぇ?!そんな事!みたいなイリュージョンをもっとして欲しかった。普通に脱出したよ…
半ばで歌姫ターンくるけど、映像見せられても監禁されてる青年は全く見ず知らず。歌姫もそれを助けねばってなるのも良いけど、そんなあっさり信じなくても…
バービーちゃんみたいに顔は可愛いけど。
天下の歌姫がネットで監禁場所を探すってアイデアの為に使われてるよ。
クーパーも歌姫もFBIも心理捜査官も幻の母親も監禁青年も誰も彼もが共通点のない駆け引きをやっているのでどこにヤマが来るのか期待してても全く来ない。
歌姫対決でクーパー家に行くって、え?家族いるの?ってなったのは私だけではないのでは…妻と息子…?しかも立派なお家。こっちがオーマイガーですよ。
クーパー→消防士だから空き家いっぱい知ってますよ、シリアルキラーだから帰りは遅いですよ、切り刻みますよ、宝石じゃんじゃんくれますよ、母親はふんわり毒親っぽい、平和な家庭と2つの道を歩きたかったんですよ、なんか私は完璧!とか言ってるからイラッとなって歌姫殺害しようと思いましたよ、歌姫or妻を殺して自殺予定でしたよ。
どれもこれも情報がふわっとしていてクーパー=ブッチャーがあまり嵌まらない。
ブッチャーの概念が第三者目線だから。
歩みたかった2つの道の幸福な家庭の方も浮気を疑われ殺人鬼かも?と思わせる程にはボロを出しまくり。
パイなんて食べずに妻殺害して自殺すれば良かったのに結局逃亡とかなんだか情けない。
最後、不敵な笑みを浮かべるけれど手錠を外せたからってそこに至るまでなにも成功させてないので期待感もない。
自ら進んでトラップにかかりに行くスタイルのシリアルキラー。
可哀想なのはライリーちゃん。
1日で何回オーマイガー!を言ったことが…
ライブ中にテンション上がりすぎて倒れるのではとそっちの方が心配でハラハラした。
最高の1日が最悪の1日に…絶対病むよ〜
なんで最後に子供を連れてくるかな〜
最後にベラベラ喋ってたスタッフに、俺はこれから誰にも喋らねぇ!ってカット入れてたので、あぁこの作品はギャグなのねと。
シャマラン流どんでん返し!は薄いがエンタメ要素は濃いめで良作
途中までは傑作コメディ『シリアルママ』の様相で挙動不審な明らかに怪しすぎるジョシュ・ハートネットの右往左往を爆笑しながら観ていたが
中盤早々に「やっぱりお前かーい!」とツッコミつつ、そこからの展開はなかなかの小気味良いスリラーとなる。
なによりもシャマランの実の娘が歌姫として出演していることにも驚いたが「えらく良い役あげてるなぁ、でも流石にライブシーンだけか。」と思ってたら中盤主人公ばりの活躍を初めて横転。やっぱり監督も出てくるし、なんなら今回特に長めに映ってるやんけ!!
ポスクレにちょろっと笑いを入れてくるところもこれまでのシャマラン作品とか少し味変があって「心境の変化があったのかな?」と思ったりして。
兎にも角にもジョシュ・ハートネットの張り付いたような笑顔は恐ろしく、演技の幅を見せつけられ今後の作品が楽しみになった。
前半はいいが、後半で失速
ハリウッド発のサイコスリラー作品。
10代の娘ライリーと一緒にポップスターの Lady Raven のコンサートにやって来た父親のクーパー。途中でトイレに向かった彼は、会場のあらゆる場所が監視されており、会場の周りを多くの警察官が取り囲んでいることに気づく。どうやら連続殺人犯がここに逃げ込んでいてコンサート会場ごと「罠」にして犯人を捕まえようとしているらしいのだが、その殺人犯こそ実はクーパー自身で……。
という話は予告編でも分かるし、最初の5分で明らかになるのでネタバレにはならないだろう。焦点は、果たしてクーパーはライリーに悟られることなく会場から逃げ出すことができるのか、という心理戦になってくる。
話の展開がかなりご都合主義的な部分も少なくないし、コンサート開催中になんであんなにホールに人がいるんだろうとか、そこはそんなに無防備になるわけないだろうとか、思うところは結構あるのだが、こういう作品で細かいところにいちいち目くじらを立てるべきではないんだろうなぁ。
とは言え、もう少し細部にリアリティを持たせたらきっともっと良くなるはずなので、惜しいなとは思う。
どうでもいいけど、Lady Raven ならそれっぽく聞こえるけど、日本語で「カラス姫」とかするとめっちゃダサくなるな……。
シャマランの大味なトラップ
お馴染みシャマラン劇場。
今回の斬新ユニーク設定とはったりと驚きのどんでん返しは…
ズバリ言うと、無かった。
けど、近年の『ノック』や『オールド』と比べるとシンプルに面白かった。
シャマランにしては珍しいストレートなサスペンス。でも、ちょい変化球。
愛娘の為に大ファンのアーティストのプレミアチケットを手に入れたクーパー。
娘ライリーの頭の中は“ヨロコビ”や“カナシミ”じゃなく、そのアーティストの“レディ・レイヴン”の事でいっぱい。終始ウハウハ。
クーパーは消防士。親子仲は非常に良く、理想の父親。
父と娘、水入らずの最高の休日デート…になる筈だった。
ライヴ会場はすでに人でいっぱい。
クーパーは不審な点に気付く。
あちこちに監視カメラ。やたらと警官や警備員配置の厳重体制。
人気アーティストとは言え、物々し過ぎないか…?
ライヴが始まってもそれは変わらず。時々観客が警官に質問されたり、連れて行かれたり。何かあったのか…?
クーパーはひょんな事から親しくなったグッズ販売スタッフから超秘密事項ながら聞き出す。
この会場に、巷を騒がす指名手配の切り裂き魔“ブッチャー”がいるという。
その情報を手に入れた警察やFBIはある秘策を。
このライヴ自体が“罠(トラップ)”。誘い出し、いるのは確か。袋の鼠にし、特徴や目撃情報から絞り込み、観客の中から見つけ出すのだという…!
誰か、何処に潜んでいるか分からない切り裂き魔。
突然の魔手からクーパーは娘を守る事が出来るか…?
…なんてのをシャマランがそのままやる訳がない。
クーパーは動揺。実はクーパーこそ、その切り裂き魔であった…!
映画は見る側が主人公の視線になって、いかにして犯人の魔手から逃れるか、娘を守り抜く事が出来るか、犯人に立ち向かうかという所を、本作は主人公がまさかの犯人。
よって、いかにして警察の監視の目から逃れるか、娘や周囲に気付かれず、どうやってこの会場から脱出する事が出来るか、逆説視線なのがユニーク。
罪人は捕まり裁かれなくてはならないのに(しかも今、人質を一人ある場所に監禁している)、何故か犯人=主人公の立場になっちゃう。
出入口全てに警官が配置され、必ずチェック。ただでは出られない。
なので、一般出入口は無理。ならば、別の出入口。
会場スタッフに成り済ましたり、カードキーを盗んで、舞台裏へ。そこから抜け道を探す。警察やFBIや関係者が集まり、情報収集。
頭がキレるクーパー。ある秘策を思い付く。アーティストを利用。
レディ・レイヴンのライヴでは観客の中から“夢見る少女”が一人選ばれ、ステージに立って憧れのスターと一緒に歌い踊る。舞台裏にも案内される。
クーパーは関係者の中からレディ・レイヴンの叔父に接触し、直談判。難病を乗り越えた娘を“夢見る少女”に。
晴れて選ばれたライリー。憧れのスターと夢のような時を過ごし、最高幸せの絶頂。
一見、娘の為に尽力する良き父親。でも実際は…。このピンチを抜け出す為にあれやこれや奔走。その為には娘やアーティストすらも利用する保身一心。
関係者出入口から外へ。ところが、逮捕に執念を燃やすFBIはそこでも該当男性を厳重にチェック。ここも危うくなった。
しかし、もうそこから出るしかない。パス出来るのはレディ・レイヴン関係者のみ。
クーパーは大胆な行動を。
レディ・レイヴンに自分の正体を明かす。
スマホで今監禁している人質の動画を見せ、自分たちを関係者として一緒に外に出せ。さもなくばこの人質を殺す。
選択迫られたレディ・レイヴン。従うしかなかった。
まんまと警察やFBIの“トラップ”をかいくぐり、外へ。
凶悪犯が捕まらず、世に放たれ…否。もう一幕、大胆過ぎる展開に。
犯人視線云々ではなくとも、単純にサスペンスとして設定なども面白味やスリルあり。
娘思いの優しい父親である一方、本性は凶悪犯。ジョシュ・ハートネットが両面見せる巧演。
シャマランもレディ・レイヴンの叔父役でいつもながらちゃっかりワンシーン出演。何とレディ・レイヴンは、シャマランの実娘!
自分色やファミリーも出し、良くも悪くもシャマラン映画。
そう。“良くも”はエンタメ・サスペンスとして面白いが、“悪くも”はツッコミ所満載。
クーパー一人を逮捕する為にライヴ自体を“トラップ”にするとは幾ら何でも大掛かり過ぎ。
レディ・レイヴンや関係者やスタッフは了承済み。だけど、そうとは知らず訪れた観客たちって…。“トラップ”だけど、一応本当のライヴでもある…?
クーパー、ライヴ中にうろうろし過ぎで逆に不審。よく怪しまれず舞台裏に入れたもんだ。
タイトルにもなっている“トラップ”だけど、もっと何か仕掛けがあると思いきや、後は特にナシ。地道に探すだけ。これって名案…? ただ手間隙掛かるだけ…?
警察もFBIも何だかお間抜け。序盤でクーパーに秘密を喋っちゃったスタッフも然り。
バレちゃいけないのに、早々とクーパーに気付かれ、バレ、意味ないじゃん!
結局クーパーを取り逃がし。
そしたら、ただのお飾りだと思っていたレディ・レイヴンが大胆行動。
専用リムジンに乗せ、あなたたちの家を見たい。
今日一日信じられない事ばかりのライリーだが、またまた。レディ・レイヴンが家に来る…!
しかし、クーパーは警戒。
終盤はまさかまさか、レディ・レイヴンがたった一人でクーパーに立ち向かう…という意表を付いた展開になるが、そうとは言え、ライヴを終えたスターが警護も付かず、ファンのお宅突撃訪問!…なんてある?
母親も弟も大喜び。一曲サプライズして、仲良くなった所で、一瞬の隙を付いてレディ・レイヴンはクーパーのスマホを奪う。
トイレに立て籠り、人質に呼び掛け、目印になるようなものを特定し、それをSNSで伝え、情報と保護を。警察やFBIも向かう。
クーパーはブチ切れ。家族の前で化けの皮を剥がされ、正体も明かされ…。
人質は保護。クーパーは逮捕。事件は解決。
ハッピーエンドなんだけれど、大胆展開にちと唖然。シャマランよ、計算し尽くされた演出や構成はどうした…? 娘ヨイショ感も半端ねぇー。まあ、そんなヘッポコさも含めてシャマラン映画なんだけど。
警察やFBI視線ならば一件落着。クーパー視線ならばゲームオーバー。家族視線ならば…。
夫/父親が凶悪犯と知って衝撃…。特にライリーに至っては、最高の一日から大転落。ひょっとしてバッドエンド…? これで頭の中に“非行”なんて感情生まれなければいいが…。
逮捕されたクーパー。が、手錠を外し、ニヤリ。続編…?
最後の一幕がウケた。家に帰ってニュースを見るグッズ販売のあのスタッフ。
俺、やっちまった~!
ワクワクが止まらない!観るまでがクライマックス!
巨大アリーナは、彼を捕らえる為に仕組まれた究極の罠・・・ハリウッド映画ファンとしては
最高にワクワクする設定で期待感しかない中の鑑賞。
M.ナイト・シャマランさんは常に新しいことに挑戦している監督でその発想力は当代随一だと思います。
今回も素晴らしい設定でストーリーの展開も悪くなかったし、ジョシュ・ハートネットも最高だったのですが・・・
とても重要な部分がご都合主義というか、力技すぎるという
印象・・・。
特に気になったこと(ネタバレ)
・気の良い従業員に罠のことを教えてもらう?
まー、口の軽いそんな人もいるだろし、あるかもしれないが、もう少し他に知る方法を考えられなかったのか。
・娘がステージにあがれるたった1人に選ばれる?
声をかけたスタッフが偶然、歌姫の叔父?(シャマランさんの本当の娘らしい)、白血病の話をすぐに信じる・・・
何万人の中から娘が選ばれる・・・うーん。
これは唯一の脱出方法に関わる、いわば展開の重要ポイント!せめて10人ぐらいがステージにあがれて、温情プラスでもう一人とかではダメだったのか・・・そうしても後半の設定につなげることは出来ただろうに。
・歌姫がそこまでやるのか?
世界的アーティスト、レディ・レイブン。正義感が強く、勇気のある好感の持てるキャラだが・・・さすがに他人のために命をはりすぎでは・・・残忍なシリアルキラーと話をするだけで怖いと思うのだが、しかもセレブ・・・。
これは蛇足ですが、
・警察との駆け引き?そんなにあったか?
プロファイリングのおばあさんはいたが、トミー・リー・ジョーンズのような凄腕捜査員との攻防を期待していた・・・シャマラン先生ならそんな定番はしないのか。
なんとなく良い人と思われる工夫や嘘が天才的にうまいという説明はあったけれども・・・
ハリウッド映画に細かいことを言うな!は無論承知のうえ、
私は看過できませんでした。
エンタメでも、こういう作風なら大事なところは
リアルさを追求しないと見る気が失せてしまう。
初期の作品が凄すぎるし、そこそこヒットするから、
この人の脚本に意見を言える人が周りにいないのではとさえ思ってしまいます。巨匠あるある。
主役が優しいパパでありシリアルキラーというのは斬新だし、ラストの妻のやりとりもそうきたか!という良いところがたくさんあるだけに、この映画を才ある人にリライトしてもらっていたら(していたらゴメンなさい)傑作になっていたのではと。
いろいろ書きましたが設定は天才。昨今のハリウッド映画に欠けている「観るまでにワクワクさせてくれる」映画本来の魅力を与えてくれる貴重な存在なので何とかぶちかましてほしいと願うばかりです。
しかし、ジョシュ・ハートネットは雰囲気のある
良い役者ですね。それだけでも価値はあったのかも。
あらすじで大分ネタバレ
あんまりシャマランっぽくない映画。
どんな壮大な罠があるんだろと期待してたけど、特に驚くような展開やどんでん返しはなく、めっちゃ肩透かし。
主人公の二面性や几帳面さは良かったけど、もう少し殺人鬼としての冷酷性や残虐性も出して欲しかったかな。
とりあえず、レディ・レイブンの勇気と機転に拍手を。
コンサート中に何度も席を外してうろうろしすぎ
ストーリーはわりと単純かもしれませんが、ドキドキ感があって面白かったです。いきなり、クーパー(ジョシュ・ハートネット)がレディ・レイブン(サレカ・シャマラン)に正体をばらしたり、レディ・レイブンがクーパーの携帯を奪ってトイレに走ったり・・・と、唐突な展開があり、大雑把な感じはしますが、クーパーの手際の良さがテンポあって、あれよあれよという間にラストを迎えます。
一見、好感度タップリの笑顔の素敵なパパがサイコなシリアルキラーとは意外ですが、あの笑顔が不気味でよかったです。犯人は最初からわかっているのに、クーパーがどんなことをしでかすか、また、いつ捕まえられるのかと、ハラハラしてしまいます。コンサートでヒートアップしていた娘ライリー(アリエル・ドノヒュー)の演技も上手かったです。それにしても、他人は切り裂くのに、娘のことはすごく可愛がっているようで、そのギャップがサイコ感につながっています。
レディ・レイブン、特注のバービー人形みたい。ライブシーンは本物のカリスマアイドルが歌っているみたいで臨場感ありました。「レディ・レイブン」の目つきがなんだか、シャマランぽいなあと思っていたら、親子だったとは!! シャマランの映画だとはわかってましたが、前情報何もなしに観たのであとで知りました。こぼれそうな大きなお目々が親子そっくり。
クーパーの過去(母親との確執?)の詳しいことはわからず。また、クーパーが家族と過ごした時間なども描写がなく、いきなり殺人鬼としてコンサート会場をうろうろしているので、もうちょっとクーパーの闇の部分も知りたかったです。あの老いた凄腕女プロファイラー、あれは、クーパーと関係あるのか。最初、あの人が母親なのかとも思ってしまいましたが、あまり深く考えずに楽しめばいいかなと思ったり。
ラスト、拘束車に乗せられたクーパー。手錠を外し、これからどこへ向かうのか。
あ〜、続きがあれば見たいです。笑顔の奥に狂気を秘めたジョシュ・ハートネットがよかったです!
一切の知識なく観よ!
シャラマン監督の新作!とめざましテレビで観て以来、楽しみに待ってようやくレンタルで観ました!
至ってどこにでもいる娘溺愛パパが娘が大好きな歌手のコンサートに行くところから始まります。パパはコンサート慣れしてるのか、警察に敏感なのだと分かる塩梅で、警備員多くねーか?と疑っていきます。パパ、そうやで?さすが殺人鬼やな!
実はやべー殺人鬼が来るってタレコミ情報を得た警察が動いていた!
娘ちゃんの同級生からのいじめや、してる側のママがウザいったら。空気嫁とは、このこと。コンサート会場やぞ…
パパ殺人鬼はあらゆる手段を甘いマスクと態度で懐柔して、娘ちゃんすら利用して逃げようとします。歌姫すら利用したのが運の尽きでしたとしか。
しかしね。溺愛娘ちゃんを普通利用するかなぁ、とか、歌姫の行動力にまぢかーとか、サイコパスの最後はこうなるよなーとか、殺人鬼もんなんに血が出ない???とか。
うーん。心理戦でオワタよ…奥さん…お疲れ様だたよ。
脚本…うーん…薄味…
ネタはよかったのだが!
どの様に脱出するのが注目されたが終盤の展開が‼️あんなスターと二人きりで楽屋に入れ一人で初対面の一般人の家に!?
家に連れてったら場所がパレたしS.W.A.T.と入れ替わりあの状況で脱出して警戒中の家へ彼は怪盗か?
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