劇場公開日 2024年10月25日

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「いろいろガバガバ設定だけど、スリリングで見応えはある」トラップ windploofさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 いろいろガバガバ設定だけど、スリリングで見応えはある

2025年8月2日
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鑑賞方法:VOD

配信で鑑賞、まぁ面白かったです。
ただ、ヴィレッジでシャマラン監督の虜になった自分としては、まだまだ物足りない感じですね。

まず、全体的に設定がガバガバで、突っ込みながら観てしまう。
色々都合がよすぎるというのは、映画であればどの作品でも多かれ少なかれあるのでそんな気にしないんですが、本作はちょっと気になるところが多くて。

殺人犯をライブ会場におびき出す、これから無理があるけどまぁそれはいいとして、そこまでやるのにいろいろと緩いんですよね。
退場時に男性客全員を尋問するなら中の警備は通常通りでいいはずなのに、下手に厳重にするからバレバレになってるし、会場から脱出するときもなんでそれチェックしないの?ってくらいのザルさ。
この辺を言い出したら、序盤の展開丸っといらないということになってしまうので、致し方ない部分なんでしょう。
ただ、ショップの販売員にまで予めネタばらしをしておく必要はあったのかなぁ…
極秘ってことにして、作戦内容を知る者は絞ったほうが明らかにうまくいったんじゃないかと。

中盤、ライブシーンが立て続けに出てくるんですが、個人的には必要以上に長く感じられました。
監督の娘さんがカリスマミュージシャン役だから、親バカがちょっと出ちゃったのかな的な感が 笑
でも下手ってわけじゃないので、場面転換のとっかかりとしてよかったんじゃないかなとは思います。

終盤、長年追ってた凶悪犯をやっとの思いで捕まえたのに、警察がとっても優しい。
せめて後ろ手に手錠掛けて、ボディチェックしてから車に乗せるくらいやらんものかな?

と、突っ込みどころは満載です。
ハラハラさせる展開が続くので、観ていて飽きるようなことはなく、ラストしっかりシャマランっぽさを出してくれたので、まぁよかったかなぁという感じです。
ライブシーンもうちょっと削って90分ぐらいにまとめててくれたらもっとよかったかな
毎度おなじみ余韻を残す終わり方なので、同監督の他の作品と絡ませたりするのかな。

windploof
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