「【”M・ナイト・シャマラン監督のトラップに嵌ったああああ。”突っ込み処満載の、隔靴掻痒感溢れるミステリー作品。シャマラン監督!カメオ出演していないでキチンとスト―リーを練るように!】」トラップ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”M・ナイト・シャマラン監督のトラップに嵌ったああああ。”突っ込み処満載の、隔靴掻痒感溢れるミステリー作品。シャマラン監督!カメオ出演していないでキチンとスト―リーを練るように!】
ー ご存じの通り、M・ナイト・シャマラン監督の作品には、波がある。今作は、どーも私にとっては小波だったようである。-
■消防士のクーパー(ジョシュ・ハートネット)は、溺愛する娘ライリー(アリエル・ドノヒュー)と、彼女が夢中になっている世界的歌手レディ・レイブン(サレカ・シャマラン)のライブ会場に行く。
クーパーは、普通に良い父なのだが、会場周辺の多くの警官などから異変を感じ取ったクーパーは、この会場が指名手配中の切り裂き魔”ブッチャー”を捕まえるために警察が仕組んだ罠だと疑っていく。
しかし、優しい父親にしか見えないクーパーこそが、その残忍な殺人鬼だった。
と言う事が、ナントフライヤ―に記載されているのである。マサカのフライヤーネタバレ!と思ったら、この作品のどんでん返しはそこではなかった・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・敢えて言うならば、ジョシュ・ハートネットが良い人の役が多いので、どーしても”ブッチャー”には見えない。
故に、そこはキャスティングの妙である。
・更に言えば、クーパーが警戒する多数の警官達を巻いて、ライブ会場を脱出する過程が、余りにも簡単に脱出してしまうところであろーか。
だが、レディ・レイブンのコンサート会場運営者のパスを使って、まんまとレディ・レイブンのリムジンで逃走するシーンなどは、ナカナカ宜しい。
■でね、何故にクーパーが愛する家庭を持ちながら、”ブッチャー”という別の顔を持ったのかという過程が描かれていないので、何とも隔靴掻痒感溢れてしまうのである。
会場で、屡々現れる母親と思しき老婆が、何か関係しているのかな。
・クーパーの奥さんが、夫の異常さを感じて警察に通報したという事なのであるが、その夫の異常さを感じるシーンが描かれていないので、再び書くが、隔靴掻痒感を感じてしまうのである。
だーが、家族にも正体がばれてからの、クーパーとクーパーのスマホを取ったレディ・レイブンとの扉越しの遣り取りや、クーパーの奥さんと牛刀をテーブルの上に置いたクーパーとのケーキを挟んだやり取りはナカナカでありました。
<ヤッパリ、M・ナイト・シャマラン監督作品の魅力は、その類稀なる設定と、予想を上回る作品展開だと思うのだよね。
今作は、そこがあまり無かったかなあ。
M・ナイト・シャマラン監督!カメオ出演していないで(今回は、出演時間が、長かったな。)キチンと、スト―リーを練るように❕(エラソーですいません・・。)
けどね、サレカ・シャマラン演じるレディ・レイブンのコンサートや、彼女が身体を張って、囚われていたスペンサーを逃がす姿は良かったな。
あの、簡単に手錠を開けて“ニヤリ”と笑うクーパーの姿には、続編を期待してよいのだろーか!どーですか!M・ナイト・シャマラン監督!>
共感ありがとうございます。
ぼちぼちと映画を観て、レビューなどの活動をしている感じになります。
この作品…、レビュー内容の傾向として、続編の有無に触れるものが多い感じですよね…。
またよろしくお願いします。
走行中の護送車内で拘束を解いてもどうにもならない気が…
ラストシーンで逮捕のニュースが流れてるので、「結局逃げられなったんかーいっ!」ってオチだと思ってます。笑