「脱出出来るのか?の展開は悪くない」トラップ リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
脱出出来るのか?の展開は悪くない
どなたかも書かれていたように、人気アーティストのワンマンライブの体であればやっぱりトイレや物販で途中離席するお客さんが多すぎて、「この警察包囲網から果たしてどう脱出するのか?!」の緊迫感が萎えてしまうのがだいぶ残念でした。
でも演奏中に割りと頻繁にお客さんが出入りして通路にも割りと人がいる光景自体には既視感あり。そう、出演アーティストが10組以上いてステージも複数用意されてるフェス系。
遠い記憶で幕張のカウントダウンライブでは、どの順でアーティスト達を見てどの順でステージを移動するのかをめっちゃ悩んで移動しまくってたり、長丁場だからフードエリアにもよく行って何か食べたり。
なのでこれ、ワンマンライブじゃなくて何かのフェスに娘を連れて行ってあげる、という舞台設定にすれば廊下にお客さんがいつも大勢居ても何も違和感なかったので、そうすればもっと面白く鑑賞出来たのにな〜と思いました。
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ただアーティスト役の監督の娘さん、歌は普通に上手いし、ステージの場面には何も違和感なくGOODでした!
あと物販でSサイズのシャツを取り置きしてくれたスタッフさん、もっと早い段階でスタッフパスの紛失に気付いても良さそうなのに。。パス取られたらスタッフ専用ルームに入れなくなってしまったはずだけどどうしたんだろうか。
そして最大の疑問、何故クーパー氏はあのような犯人になる人物になってしまったのか?母との確執???イマイチ事件を続ける理由がよく分からなくて。。
でも確かに主人公役の方の「普通の人っぽく見せてるサイコパスな人」の演技は秀逸でした!そして捕まっても捕まってもまぁ逃げる逃げる。用意周到だし咄嗟の判断も凄い。
その判断力、対応力、演技力という才能を、是非もっと建設的な、もっと違うまっとうな仕事のために使ってほしかった。。
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謎だったのは何故上半身裸からシャツだけ着せられた状態でこっそり針金っぽいものを隠し持てたのか。(子どもの自転車の部品?にしても周囲に警察官がいて取れなかったと思うけど。。あそこでこっそり取ってた?)
やはりその針金で手錠外しちゃうし。。いやでも警察車両に乗せられててさすがにこれ以上逃げられるもんじゃないと思うけど、不敵な笑いで映画終わらすな〜〜!(汗)
あの犯人、まだどこかに逃げて潜伏したままなんだろうか。。(想像しかないけど)
まぁそれが1番怖いといえば怖い物語でした。。
それなりにクライムサスペンス?な娯楽作品として楽しめました!