「コメディですよねw」トラップ カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディですよねw
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退屈でした。
席から離れたり戻ったり、警官が集まってるところに一人で入って行ったり、スタッフや関係者と接触したり、IDカードや無線やエプロンをパクったり、娘をステージに立たせたりと、バレたくない人間が最も目立つ動きをし、さながら安っぽいコントを見ているようでした。
若者に人気の可愛らしく華奢な女性アーティストが赤の他人の人命救助と連続猟奇殺人犯の捕獲に自らの命をかけるって、そんなのすんなり受け入れられるほど浅い人生を送ってはおりませんよ。
対面している2人が話しているシーンで、いちいち2人の正面のアップにしてしゃべらせるのは何かのオマージュでしょうか。
これのおかげで会話のテンポに不自然さが出てきてしまい、終始気になって仕方ありませんでした。
プロファイラーのおばあちゃんは小柄ながら目つきが鋭くもの凄く有能な雰囲気を醸し出していたので、後半は絶対彼女との対決が主軸になってくると思っていたがまさかのただの役立たず。
これこそ監督の仕掛けたトラップだったのでしょうか?
ギュッと詰めると1時間でも余るくらいの内容を倍ほどの時間をかけ見せられた気がし、都内でも上映館が少ない理由を身をもって知ることとなりました。
品の良いシャマラン監督はエグいシーンが嫌いなのは知ってるけど、せめて過去の猟奇的犯行の回想シーンくらいは見せてくれないと連続殺人犯としての怖さが伝わりませんよ。
ドンデン返しで有名な監督ですが、奥さんのあれはドンデン返しの内に入るんでしょうか。
まあ間違いなくトラップではありましたけど。
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