「音楽がとにかくカッコいい」長篇アニメ映画 ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!! コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
音楽がとにかくカッコいい
円谷映画祭2024で観ました。
今観るとけっこう楽しい。
寄生生命体で地球上では人類と融合とか、宇宙人側は「ウルトラマンに依存せずに人間として頑張ることを忘れるな」と思っていたとか、初代『ウルトラマン』が少しと、主に『帰ってきたウルトラマン』のテイストをしっかり含んでいたのはよいなと。
ある種の原点回帰だったようにも思いました。
肝心な時に主人公(ヒカリ 超一郎)がいないことに気づいた科学警備隊メンバーが、正体を疑うことで生じるドラマとか、当時の実写ではやらなかったことにも挑戦していたし。
『ザ☆ウル』放送当時は子どもだったんだけど、『ヤマト』『ガンダム』のアニメブームを受けてのアニメ化というのは流れとして分かると思いつつも、実写ベースだからこそ生じる質感や、ミニチュア対比の怪獣の大きさや、登場する人間の生きている感が、絵では画面からわからなくて、またご都合ないかにもアニメらしい展開を嫌っていたお年頃だったから、途中から観なくなってしまったなぁ、ということも思い出しました。
まぁ今は今で「ミニチュアや着ぐるみを作るよりは、アニメだと安くできたんではないだろうか?」とかも思っちゃったりしますけどね。
昔も今も変わらないのは、オープニングもエンディングも、作中劇伴も、音楽がとにかくカッコいいってことですね。
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