誰よりもつよく抱きしめてのレビュー・感想・評価
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すべての人に届けたいストーリー
役者さんが素晴らしい演技を見せてくれることを前提にストーリーや構成が良かった。空模様ひとつとっても演者の心とリンク。2人の住むアパートで壁越しに並ぶところと男性の料理シーンの対比。どこをとっても見逃せない。もうこの構成は現代国語の試験に出せそう。小さな心の動きなど読み取ってほしい。
またこれはヒューマンラブストーリーではあるがヒューマンの部分が大きく家族で鑑賞しても良いだろう。むしろ積極的に観て、病気と戦う人とそれに寄り添うことの大切さと難しさを学んでもらいたい。
あと、決してサスペンス的な要素ではなく、ひっくり返されるシーンもあった。泣くポイントにもなった。
盛大なテレビCMは出していないのか、口コミで広がるタイプの映画のようだ。2回観ることをお勧めする。一度目はただただ泣いた。二度目はストーリーを追いつつ先に書いたような構成的小さな発見をした。
演者の男性が歌う主題歌も素晴らしいのでエンドロールになっても最後まで座って聴くと良い。
年齢問わず観て欲しい映画
派手な映画でもなく、特別なメッセージもないのですが、色々と考えさせられ、感じる事ができるとても素敵な映画でした。
人間臭さがとても良かったのは、主演の2人の演技があってこそだとも思います。
こんなに何度も観たくなる映画は初めてです。
繊細な描写が美しい映画
久しぶりに映画で泣いた
最初のシーンから、主演俳優さんの演技に引き込まれた。脅迫性障害による潔癖症を患ってる方が、そこに存在して、言葉数は少ないけど、ちょっとしたしぐさや表情、話し方から心の葛藤が見えて、ずっと切なかった。
三山凌輝さんの出演作品、これからもチェックします!
あと映像も綺麗で、音楽も素敵でした。
繊細で宝石のような作品。展開のうまさに脱帽!
よくぞこんな素晴らしい作品を世に出してくれてありがとう。と最初に言いたくなった作品でした(うますぎる!)。仕込まれた色々な仕掛けが、最後には見事に全部意味あるもの完成する心理描写の作り方には、正直舌を巻く、あるいは脱帽としか言い表せないです。きっと宇宙を司る神が宿っているのかもしれません。不潔なものに触れられないという強迫神経症(よく分かる病気です。歯を磨くのに2時間も!)の男性(三山)と、健康的な美しい小柄なヒロイン(久保)との間に生ずる様々な恋愛の軌跡が、めちゃくちゃ心に刺さってきて、画面から目が離せませんでした。しかもモジャ(主人公)という絵本(三山作)のストーリーが、二人の生き方に重なっていて、まさに魅力ある宝物のような深みのある作品に仕上がっていると思います。二人の心がすれ違い、遮断機を境に韓国人男性(チャンソン)とヒロインが抱き合う姿を見てしまう三山の切ないシーンでは、鳥肌が立ちました。その他、絵本を介しての出会いについても、久保とチャンソンの場合と、久保と三山の場合の二通りがあって、それぞれが見事に物語を動かしているという設定には、唸るしかありませんでした。さらに人間的成長という意味では、久保が海外支援、三山が絵本作家として復帰、チャンソンはフランスでコックにと困難を乗り越えて成長していく姿は立派でした。そしてなんと最後のハッピーエンドで、強迫神経症を乗り越えた三山が久保を抱きしめるシーン。これが真骨頂でした!!派手さはありませんが、一押しで人に勧められる傑作と言えるでしょう。
大切な人を抱きしめたくなる映画
登場人物がとても人間らしくて演技をあまり感じませんでした。人生が変わるきっかけについて描かれてる映画だと思います。心を揺さぶられて泣きました。エンドロールで流れた曲の歌詞が映画の内容と合ってるバラードで聴きながら心が震えて涙が流れました。観終わった後に会った娘をギュッと抱きしめました。また観たい映画です!
劇場を出てからもずっと頭に残る作品
原作を読んでから映画も見てみましたが、原作から年齢や環境、時代などの設定が変更されてより最高純度の純愛ストーリーに近づいたと思います
セリフや説明が少ない分、主役の久保さんと三山さんの表情や芝居から汲みとる事が多く、劇場を出てからも「あの時はどうして言葉にして伝えないんだろう」とか「あの時のあの人は…」と色んな登場人物に思いをはせて、また見に行っては今度は違うところが気になり、何度か足を運ぶことになりました
メインキャストの3人の演技が素晴らしいので余計に辛く、でも3人が美しいから見ていられるという不思議
登場人物の一人一人に基本は良い人なんだけど、少しずつずるかったり鈍感なところ、甘えや強引なところがあったりするところがリアル
ラストもこれからも美しいばかりではない物語が続いていくのを感じさせて良かった
何度でも観たい
コロナのくだりのせりふがなければなぁ
コロナ珍騒動がなかった世界というテイで見ていました。
帰宅後のシュッシュ!はあれど、各所に置かれていたアルコール消毒の容器がなかったりしたので。
でも、ちはるさんがこの病気になった経緯を説明するせりふで「コロナでワクチンを打つ前にお婆さんが亡くなって……云々」というせりふがあり、えー、コロナ珍騒動を経ての現代なんだと。
だとすると、いろいろと整合性がなぁ。
それはともかく。
まぁ、彼の病が精神的なものだから、実際に潔癖かどうかは別なんだろうけど、
鍋に水道の水入れる?!?!
月ちゃんがやけどをする場面ですけど。
昔、妹がミネラルウォーターしか飲んでなくて、父親が「買った水を飲むのか!水道水でいい」とよく喧嘩していました。
私も水道水を鍋に入れられたらがっかりかも。
それはともかく。
ネギや牛蒡は洗剤で激洗しているのに、それも何度も洗っているのに、外食できるのも不思議。それは同じ病を抱えた人と一緒だから?それとも病院に行って症状がちょっと良くなったから?
結局、どちらの男性も月ちゃんの気持ちは考えていなく、自分目線。
せっかく、月ちゃんが自分の夢を叶えて一人立ちしたのに、また呼び戻すのは何なんだろう。
ラストにもやもやしてしまいました。
私だったら、病を克服したと思われる男の方が「僕もいっしょにアフリカへ行くよ!」ってせりふで締めて、えー!極端すぎる〜!ってオチにしたいと思います。
役者の表情や空気感が光る作品
原作を既に読んでいて、どのように映画化されるか気になっていましたが、設定をうまく変えることで恋愛の美しさやせつなさがより引き立っているように思いました。セリフは控えめで、役者の表情や空気感が強く伝わってきます。
登場人物たちの言動にモヤモヤする場面もありましたが、誰もが持つエゴや弱さがちゃんと描かれ、その人間らしさが作品にリアルさを与えていると思いました。
挿入される風景や音楽も美しく、素敵な作品になっていました。
感情が揺れ動く作品
人間の本質に迫る秀逸な作品
切なくも美しい純愛ラブストーリー
同名小説を実写映画化した切なくも美しい純愛ラブストーリー。学生時代からの恋人同士の二人ですが彼氏は潔癖症であるため触れることもことも出来ない状況。そんな二人に突然それぞれ新たな出会いが訪れる。お互いの想いが空回りして先の読めない展開にハラハラしながら見守るストーリーが実に絶妙で素晴らしい。
2025-24
誰よりもつよく抱きしめて
世界観に引き込まれて自然に一人ひとりに感情移入して涙が出ました。恋愛をテーマにしていますが誰にでも共感する部分があるせつなくて純度の高いヒューマンドラマ何度も観たくなる作品です。三山凌輝さん久保史緒里さんファンチャンソンさん、出演のみなさんすてきでした。
ヒューマンストーリー
誰よりもつよく抱きしめて
映画が終わっても暫く席から立てなかった
生活感と映像の美しさ
主人公の若い2人の自然な演技が良くて、
セリフの多さより表情や間で感情が
揺さぶられた。
途中から引き込まれて自分がそこに入っていけたような気持ちになりました。
久し振りに映画館まで足を運んで
良かったと思えた映画でした。
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