「映画として評価というよりも」私は憎まない nanaさんの映画レビュー(感想・評価)
映画として評価というよりも
題材が題材なだけに
映画としてどうこうというよりも
人間の難しさを見たような気がする。
おそらく軍人として砲弾を放っているほうも
なにかを信じて正義だと本気で思っているのかもしれない
が、それが同じ人間として捉えた場合
正しかったのかは疑問
人種、宗教、生まれた場所
育った環境、さまざまな要因によって
生物学的には同じ人間なのに
複雑な分断が起きるというのは
なんとも滑稽で悲しい話だなと感じる。
分断は分断を産むし
憎しみは憎しみを生む
目には目を、歯には歯をという
有名な経典があるが
歴史を振り返れば
それはもしかしたら未来を見据えた言葉ではないのかもしれない。
やられたら同じ分やりかえして
それで終わり
のように簡単にはいかないんだろうなと。
人間は過去の出来事に囚われてしまうけど
とらわれるのではなく、
過去から何を学び未来へ繋げるのか
というところが人間の最大の課題なのかもしれないと思った。
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