劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミクのレビュー・感想・評価
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完璧なストーリー
プロセカの設定を大体知っていればかなり楽しめると思います。
逆にプロセカ 知らない人は終始ポカンかもしれない。
ストーリーはかなり完璧な作りでびっくりしました。
SFみたいに結構現実離れした感じになったらどうしようと不安になりましたが、そんなことはなく、現実的な題材を取り扱っているのが個人的にはかなり好みで、しっかりまとめていてめちゃくちゃ面白かったです。
ラストのバツミクを救うシーンまでの流れや、救い方が完璧すぎてひたらすらサイコーでした。
この映画で泣くと思いませんでした。
シンプルにプロセカ のみんなが動いてるだけで泣けます。
文句なしの星5です。
プロセカファンのために作ってくださってありがとうございます。
劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク
⚠︎︎プロセカガチファンの方はこのレビューを見ないのをおすすめ致します。
少しきつい言い方をしてしまうのですが、初見の方が見ても面白くはありません。プロセカのある程度のお話を知らないと誰が出てきても意味がわからないと思います。ですがプロセカのある程度のお話を知っている方やファンは楽しく見る事ができる作品だと思います。個人的には最初の撮影タイムや最後のライブは面白かったし、発想がすごいと感心すらしてしまいました。
個人的にはプロセカのお話やキャラクターは知っているのでとても面白く見る事ができましたが、初音ミクファンでプロセカはあまり知らない人からすると、とてもつまらなくグダグダ感満載だと思います。
個人的には☆5なのですが、さっきも言った通りそういう人からすると☆1や☆1.5なのかもしれないので私としては☆3.5という評価とさせて頂きます。
ちなみにプロセカの年齢層的には小学生~高校生と少々低めなのでお友達と喋る、少し椅子を叩かれる、映画館内で買っていないペットボトルを持ち込んで飲む等がみられる為気になる方は行かない事をおすすめ致します。
初音ミクを見つめ直すことができる
当方初音ミクファン。
序盤は目標に向かって頑張るプロセカのキャラクターたちの姿が描かれるが、
中盤になり、挫折しかけたクリエイターたちの声が現実世界と「セカイ」に強く響くようになると、物語が一変する。
初音ミクとプロセカのキャラクターたちはその心に届くような歌を作ろうと奮闘することになるが、私はそこで、それこそが映画の作り手がもっとも伝えたかったことだと理解できた。
これは誰かの心に響く初音ミクの映画です。
※1/20 映画と関係のない内容を書きすぎてしまったので修正しました。
プロセカのストーリーを少し知っていたので楽しめました!
キャラは全員知っていますがストーリーはあまり読まない派なので楽しめるか不安でしたかおそらく劇場限定のアフターライブなど沢山のみどころもあり楽しめました!
プロセカをあまり知らないけど何となく見てみようかなと思う方はキャラの紹介など一切ないのである程度知っておくとより楽しめると思います…
また特典がもらえるのが魅力的です…!
特典のために今まで3回観に行きました。
3回見た私が特に残念だなと思うところは描写が怖いところがあって3回見たはずなのに慣れないところがあります…
それは女の子が妹に怒鳴るシーン、消えろと色んな人の声が重なるシーン(私が言われてるみたいな気分になってしまいます…)0と1の物体(?)が津波のように押し寄せるところです…
レビューにあまり書かれている方がいないですがそういったシーンがトラウマになる方は注意が必要かもしれません…私はトラウマありませんが毎回あのシーンもう少しでくる、こわいって思ってしまいます…
ライブと楽しいシーンをほとんどにして、お子さんなど誰が見ても怖くないシリアスシーンを1~2割が理想的でした…!
終盤のオリジナル曲のLIVEシーンは必見!劇場で見る価値あり!!
ただ、ドラマシーンが退屈すぎるんだよなぁ。うろ覚えで語ってごめんなさいだけど、
男女混成のアイドルグループのメンバーが持っているモバイル端末に初音ミクの素体が現れる。ヂヂリウムがないと消えてしまう初音ミクは、
ヂヂリウムがないなら、代わりにお前らが私の代わりに街頭LIVEをしろ!
と、無茶振り。
困ったメンバーは、早速、作曲会議をするも、所詮、秋元康の操り人形デクでしかない。
この会議が、真剣10代しゃべり場なみにつまらない。そりゃあ、千原ジュニアもキレて10代を泣かすぜ?
でもさ、お笑いが素人のお子さんを泣かすってどうよ?お前ら、お笑いは人を笑わせるのが仕事じゃねーのかよ?
菊池桃子も言っているだろ?愛は心の仕事よ!ってさ?
いかん、いかん、お笑いをdisったら、また記事をステイサムされるかもしれん。我慢、我慢、河合我聞。
スイーツ共は、何とか、初音ミクを見ないように努力をするが、そうは問屋が卸さない。
そういえば、この映画。上映前に舞台挨拶が全部の回にあるという事で、
その都度、会場にZOOMとかで繋ぐのかしらん?と思っていたら、
真っ暗な画面に映画館に対して、等身大の初音ミクが映っていて、何かアナウンスが流れて撮影タイムとなる。
初音ミクのこの映画のテロップをバックに撮影タイム。一斉に撮影しているチェリーボーイとチェリーガール達。チュニチュニガールは大江千里。
特に盛り上がる事もなく終了。なんじゃ、こりゃあー!?何だ、このカルトムービーは?意味わかんねー!?
閑話休題、九大は日本屈指の難関大学。
まるで、化粧品工場の滅菌室にある、氷柱から水滴が降りてくるのを眺めるだけのバイトをやっているかのような退屈なチェリーボーイ、チェリーガール達のトークは続くよ、いつまでも。
で、終盤の神曲ばかりのコンサートを何曲か披露すると、不思議なチカラがはたらく細胞。
何と、全国各地の街頭スクリーンから、初音ミクが身体をはい出して、巨大化実体化バラライカ。
人類補完計画は見事、成功する。だが、初音ミクは実体化に成功したのに、チェリーボーイ、チェリーガール達に別れを告げる。
え?何で?意味わかんない?
で、何となく消化不良でエンディング。
俺は、一体、何を見たのだろうか?全く理解できませんでしたわ?
これは、何だ。元になったアニメを見ないと分からないのだろうか?教えてエロい人!?
映画が終わると、ミニライブがあります。このライブはペンライトを振れるのだ。
上映中に、ペンライトを振るのはOK牧場!ローラだよ?
と、アナウンスが流れる。俺が見た回は広い会場だったが、ペンライトを持っていたのは、たった二人だったw
おい、おい、運営!ちゃんとHP、X、Instagramで周知しなきゃダメ!ダメ!
初見には、ライブシーンだけお勧めです。
それ以外は素人三年殺しが続くので、余程のもの好きと、初音ミクの人形と結婚した、あの男の人じゃないと楽しめないYO!!
ハローセカイ
P.A.WORKSのアニメーションが好きだから観たい…けどプロセカについては初音ミクが出ている以外全く知らなかったので、映画に出てくるグループのまとめ動画とプロセカとはなんたるかというストーリーを眺めてからの鑑賞。
完全にわか目線でのレビューになります。
特典はCDでワンダーライズ×ショータイムでした。
映画本編がスタートする前に登場するキャラクターが劇場マナーを説明するってのはありましたが、まさかの初音ミクによる舞台挨拶があるのは流石に驚きました。
しかも一部撮影OKという変わった形の展開で物珍しさからスッと写真を撮っていました。
映画本編はというと、新規層を取り込むのかなと思いきや、新規層ガン無視のヘビーユーザー向きの作品になっており、予習なしで挑んだらキャラクターもまるでさっぱりだったと思うので、見ておいて良かったなーと思いました。
この世界での初音ミクとはどういう存在なのか、活躍しているグループはどういう活動をしているのかなんて説明はゼロでした。
流れでそれぞれのセカイにミクがいるってのは分かったけれど、いくらなんでも解釈委ねすぎてる感は否めないのは不親切だなと思いました。
メンバー個人というよりかはグループで描いてるというのもあり、誰が誰でとかで混乱する作りになってなかったのは良かったです。
一応中心人物として描かれる子はいますが、基本的に均等に出番がある感じではありました。
この手の作品で男女グループがあるのは新鮮で、男女問わず多くの層を取り込もうとしているんだなと思いました。
サブタイトル通りミクがピンチに陥るんだけどガラッと雰囲気が変わってダークな感じになるんですが、どうにもその展開が映画ミクの承認欲求そのものでまぁなんというかワガママやなぁってなりましたし、その映画ミクと関わりのあった人物の描写がほぼ無いのに険悪なムーヴを見せられるからあまり気持ちよくなかったです。
偶然の連発で物事がサクサク進んでいくのもご都合主義を感じましたし、それまでの行動が色々と突飛すぎて物語にのめり込む事ができなかったです。
畳に畳みまくって無事完結!といった感じで終わるので、そんなに壮大な世界観にしなくても…というのは最後まで拭えなかったです。
ライブシーンはどのパートも見応え抜群で、これを5組分作ってて手書き風だからおみそれいりました。
ダンスパートはよく動き回るなぁと見入ってしまいましたし、舞台パートも躍動感満載、バンドもゴリゴリ演奏していて迫力満点でした。
その分週替わりのアフターライブシーンが霞んで見えました。
めっちゃ動き回るカメラワークとかまでは期待していませんでしたが、まさかの固定カメラでお披露目されるとは思わず肩透かしでした。
どうせなら劇中では流れなかった曲だったら新鮮味もあったんだと思うんですが、その歌い出しは何回目だい?ってくらい繰り返し聞いていたのでちょっと飽きがきていたのも残念でした。
ただどの楽曲もすごく良かったですし、「群青讃歌」のカバーが流れた時はテンション上がりました。
「ハローセカイ」の煌びやかな感じもとても好きです。
初音ミクってここまで感情表現豊かなんだなと思いましたし、基本的にどのセリフも流暢に聞こえてきてでぇベテランだなってなりました。
一部ボカロが完全棒読み(仕方ない)で緊迫したシーンをやるのでどうしてもズレた感じがして仕方なかったです。
改善されたとはいえ今までに見た事ない特典商法にはドン引きしましたが、好きな人なら6回は観に行くんじゃないかなと思いました。
地味にCD6種ランダムが響いてくるのがおもろいです。
鑑賞日 1/17
鑑賞時間 11:35〜13:50
座席 M-4
ビビバスカッコイイ
プロセカは最近始めたばかりですが、とてもハマってストーリーも読んでいます。
前半は笑えるシーンありで楽しめたし、最後の止まることない、ライブシーンはとても楽しめました‼︎
特に冬弥くんは前半めちゃくちゃカワイイシーンがあってとても良かったです‼︎
パン落としちゃう所とか、「司先輩な」の所の彰人くんとの掛け合いが笑えました(冬弥推し)
最後のビビバスのライブシーンはほんとにカッコイイ‼︎
特に、冬弥くんと彰人くんのシーンは最高だった‼︎
こはねちゃんと杏ちゃんもとてもカッコよかったです‼︎
自分が好きな類と瑞希もとっても良かったです‼︎
あと最初にこうたろうとEVERとさいとうさんが出てきて、たいがさんも出てきたのはテンション上がりました‼︎
新は見つけられなかったのですが、出ていたのでしょうか?
2回目観に行く時に探そうと思います‼︎
初心者お断りのファンムービー。
初音ミクの初の長編映画という事で初日に鑑賞。
キャラデザは悪くないし作画も良くて怒涛のライブシーンは圧巻だった。
内容も自分の歌を届けられなくて戸惑った挙げ句闇落ちしたミクをみんなの歌で励まして元気付けてまた歌えるようにするのも分かりやすくて良かった。
ただ人間側の主要キャラのチームが4つあってそれぞれにボカロが居るから基礎設定を知らない初心者には誰が誰やら状態になるのが残念。
どうせなら人間側は1チームにして初心者にも見易くすべきだと思った。
初音ミクと私たちが会話する日
『脳漿炸裂ガール』『桜ノ雨』『トリノコシティ』と、VOCALOID曲を題材とした実写映画は従来からいくつか存在していたが、VOCALOID本人が主演で登場する映画というのは本作が初だ。
ゼロ年代より連綿と続くVOCALOID文化が爛熟を迎え、広く一般に浸透し、ようやく一本の映画になった。初音ミク黎明期から現在に至るまでシーンを追い続けてきた身としては非常に感慨深いものがある。
本作はSEGAとCouloful Paletteによって開発されたスマホ用ゲームアプリ「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」の世界観を基にしている。
作品内に架空ユニットがいくつも存在し、それらが相互関係し合うという構造は「ヒプノシスマイク」や「BanG Dream!」といった先達に着想を得たものだが、本ゲームが特異なのはそれぞれのユニットが人間とバーチャルシンガー(=VOCALOID)の混成ユニットであるという点だ。
当然、彼らが歌う楽曲の中では、人間のシンガーとバーチャルシンガーが同居している。肉声と機械音声が混じり合うある意味で不協和音的事態が難なく受け入れられているのは、VOCALOIDカルチャー自体の流行はもちろんのこと、ニコニコ動画における「VOCALOIDと歌ってみた」シリーズの流行によるところも大きいだろう(ピノキオピー 「ぼくらはみんな意味不明」、LOLI.COM「ブレイクアウト!」など)。
あるいは人文学の領域でいえば、脱人間主義を標榜し、物体それ自体の自立性を説いたグレアム・ハーマンらのオブジェクト指向実在論の隆盛なども理由として挙げられるだろう。
そんな「プロセカ」の映画化作品である本作においても、人間とVOCALOIDが当たり前のように会話している。
ルーク・スカイウォーカーとR2D2が会話することは『スター・ウォーズ』という作品が有する明らかなサイエンス・フィクション的世界観によって成立していたが、本作ではそういった留保が一切ない。そこに相手が「人間である(VOCALOIDである)」という意識がもはや存在しないまま、人間とVOCALOIDは会話を繰り広げる。
くちばしP「私の時間」では「お話するのちょっとへたくそだけど」と評されていたVOCALOIDが、多分にぎこちなさを残したまま普通に喋っているのを見ていると、やはり変化したのはVOCALOIDという製品の技術ではなく、それを取り巻く文化領域なのだと実感する。
本作では、既存のセカイ(作品内ユニットがそれぞれ属している並行世界のようなもの)の初音ミクではない、孤独で匿名的な「初音ミク(以後「劇ミク」とする)」が登場する。
劇ミクは共通した「想い」を抱く人々に自分の歌を届けようとするが、しかしその「想い」を持つ人々の前では、彼女は物理的ノイズとしてしか映らない。彼女がどうにかして「想い」を持つ人々に歌を届けられるようLeo/needをはじめとする各ユニットが彼女に助力する、というのが本作の筋だ。
それを支える形で各ユニットの活躍が細かく描かれるわけだが、総勢数十人にも及ぶキャラクターを過不足なく描画してみせる脚本の手腕に恐れ入った。正直に言って私はそこまでプロセカには詳しくないのだが、そんな私でも難なく各キャラクターの特徴を掴むことができた。
各ユニットの助力によりようやく力を取り戻した劇ミクがあらゆるデバイスを跳梁しながら自らの歌を披露する一連のシークエンスは、さながら今敏『パプリカ』の冒頭部を彷彿とさせるような視覚的快楽に溢れていた。
パプリカが夢の中を自由自在に遊泳するように、電子の歌姫初音ミクはインターネットの海を泳ぎ回る。そこにインターネットがある限り、初音ミクはどこにでも現れる。物理的距離は彼女にとって無いにも等しい。『serial experiments lain』の表現を借りるなら、初音ミクは「遍在している」。
また劇ミク復活の折には、「0」と「1」の瓦礫が浮かび上がり天に舞い上がっていくという演出がなされる。0と1は2進数、ひいては2進数によってあらゆる処理を行うコンピューターそのものを示す。あるいは初音ミクの左肩に刻印された「01」の文字を示す。初音ミクとは、一個のキャラクターであると同時にコンピューターが織り成す電子世界そのものの暗喩でもある、ということ。
そういう意味では本作はサイバーパンクアニメの新たな1ページとして記憶されるべきだとも思う。
VOCALOIDの映画化作品とだけあって、作中にはさまざまな実在のVOCALOID楽曲の片鱗が窺える。確認できただけでも、keeno「glow」、西沢さんP「ハングリーモンスター」、Orangestar「快晴」、かいりきベア「ダーリンダンス」、MIMI「もーいいかい」、じん「NEO」、DECO*27「Journey」といった古今の名曲が流れており、ボカロオタクとしてボルテージが高まった。
40mP×sasakure.UKのオープニング主題歌、DECO*27の各ユニットソング、じんのエンディング主題歌と、各種新曲もバラエティに富んでおり、聴いていて飽きなかった。
また、実際に流れる楽曲のほか、往年の名曲を示唆するようなセリフが各所に散りばめられていたのもアツかった。たとえば「想い」を持った人々が怨嗟を吐き出すシーンで「ごちゃごちゃうるせえ!」というセリフがあったが、これは明らかにオワタP「ゴチャゴチャうるせー!」へのリファレンスだ。あるいは劇ミクの「ありがとう。そして、さようなら」はcosMo@暴走P「初音ミクの消失」の歌詞だし、ラストシーンの天馬咲希の「撫でていい?ねえ、撫でていい?」も「初音ミクの暴走」のワンフレーズをもじったものだ。
最後に、本作の特殊な上映スタイルについて言及しておく。本作の上映は「舞台挨拶→本編上映→アフターライブ」という三幕形式で構成されている。当然、これらはすべて画面の中で完結しており、声優やスタッフが実際に登壇するわけではない。
「舞台挨拶」「アフターライブ」というナマモノ性が強いイベントを画面の中で完結させる強気な上映スタイルを可能にしたのは、プロセカひいてはVOCALOIDというコンテンツがバーチャル空間の中で育まれてきたからだと断言できる。普通の映画では決して味わうことのできない無類の体験だった。
ちゃんとペンライト持っていけばよかったな…
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