「プロセカ知りません」劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク kayaさんの映画レビュー(感想・評価)
プロセカ知りません
子供にねだられて一緒に鑑賞。ミクのことは発売当時から知っているが、プロセカはその言葉しか知らなかった。今回の映画を見ることになって初めてプロジェクトセカイの略だったことやゲームであることを知ったくらい。
それしか知らないけれど、この映画には音楽による表現に情熱をかける若者グループが何組かいて、それぞれがバーチャルシンガーを使ってそれぞれの音楽世界を作り上げていること、またそのバーチャルシンガーや世界が抽象ではなく具象化していること、は映画を見ているだけでも理解できました。まあ、自分がボカロソフトについて元々知識がある方だったのも幸いしたかな。
その程度の解像度でこの映画を見て、なのだが、表現することに対して非常に真摯に向き合い日々努力する若者達の青春ドラマとして、かなり好感の持てる作品だった。
還暦近い大人の目からすれば、声優さんのいかにもアニメっぽい声の出し方やセリフ回し、ウダウダうじうじしている歌えないミクちゃん(ウザいわ!私だって焦って苛々してる時に「きっと届くはず~」なんて歌われたら消えろって言ってスマホ壊すわ)、悪く言えばお子ちゃまっぽい、良く言えば青臭い(良く言ってないか)登場人物達の思考と行動、気になる点はあれこれあって、見ている時の気分とか心の中での突っ込み加減とかは劇場版プリキュアシリーズを見ている時とそう変わらないのだが、まあそれは心がささくれきって汚れている大人だからであろう。青さも含めて、若者が見るには良いと思う。
劇中のライブシーンもアフターライブも楽しかったです。私はVivid BAD SQUADと25時、ナイトコードで。の楽曲が好きだな~と思って聞いていたら、入場特典のCDがそれだったのでラッキー♪。
通常版で鑑賞。場内満席、アフターライブでペンライト振ってたのは4~5人でした。
子供がとても良かったまた観たいと言っているので、もう一度、次は応援上映に行くつもり。
子供に安心して見せられる、見せたいと思える映画でした。