劇場公開日 2025年10月31日

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火の華のレビュー・感想・評価

全42件中、1~20件目を表示

4.0危うさと美しさ、刺激と癒しを併せ持つ“劇薬映画”

2025年11月5日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

驚く

火薬の両極性に着目して物語に落とし込んだ脚本がまず秀逸。急速な燃焼によって大きなエネルギーを生む火薬は、銃や爆弾など戦争や殺傷のための武器に使われる一方、平和の祈りを込め人々を楽しませる花火にも利用されてきた。主人公の島田は、自衛官時代にPKO(国連平和維持活動)で派遣された南スーダンで銃撃戦に巻き込まれ自らも発砲する。退官して数年後、新潟の花火工場で花火職人の見習いとして働きはじめる。

PKOの派遣先で起きた戦闘とその後の防衛省・自衛隊の対応を描くパートは、2016年に報じられた「自衛隊日報問題」に着想を得たフィクションだ。日本現代史の重大な出来事のうち政府や大企業が関わる問題や不祥事を題材に、批判的視点を込めて描く社会派の力作が邦画には少ないと長らく嘆いてきたが、今年は「宝島」そしてこの「火の華」と、重要な意欲作が2本も公開されたことは喜ばしい。

長編2作目にして、国と自衛隊のあり方や対応について問題提起する意図も込めた強烈な映画を撮り劇場公開までこぎつけた小島央大監督の手腕に感服する。企画・脚本にも参加した主演・山本一賢の長躯が醸す存在感と、迷い、苦悩、意志を的確に伝える目と表情の演技が素晴らしい。これからも社会派の力作を世に出してくれることを大いに期待する。

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高森郁哉

3.0自動小銃などが出てくるアクションシーンは迫力があり、日本映画らしくない出来。映像も美しく、切り取り方も良かった。

2025年12月29日
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mac-in

4.0この作品の評がかなり難しい・・

2025年12月28日
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興奮

斬新

ドキドキ

友人の勧めで見るに至った作品なのだが、特徴は前編のかなりの部分を新潟で撮影していると言う。どう言う経緯で新潟での撮影に至ったのか分からないが自衛隊関連以外は殆ど不明の景色であった。ドキュメンタリー調の映像は終始緊張感があふれ、出演している役者さんたちではダンカンさんと伊武雅刀さんくらいしか分からず、自分の無知のせいかもだが他の役者さんに関してはほぼ初見。とは言えいずれの役者さんたちも凄くしっかりした演技で、完全なプロには違いが無く物語は凄く緊張感が付いて回った。ただ何と言うかPKO、自衛隊、花火師、そして新潟と言う舞台設定がどうもひとつの物語上に並んでこなくて・・・なんだろうこの違和感。実力のある見事な作品である事は揺るぎがないのだが・・・

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mark108hello

3.5想像を絶する苦しみの話だった

2025年12月26日
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ツネ

5.0「弾を込める」か、「想いを込める」か。火薬の二面性と再生の物語

2025年12月18日
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泣ける

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マルホランド

4.5歴史の非-不可逆性に目の覚める思い

2025年12月16日
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興奮

驚く

斬新

「ポレポレ東中野」で『火の華』を鑑賞。たいへん見事な映画らった。

冒頭の南スーダンにおける戦闘シーンは韓国映画『高地戦』を彷彿とさせるリアルな緊張感に充ちていた。戦争トラウマにいったん沈むが、伊武雅刀演じる花火師の新潟方言(地域によって違うのだが)に新潟生まれの私は癒やされた。故郷のことばは、映画の中ではなかなか聞くことがないからな。雁木と消雪パイプの織りなす街並みに胸を締めつけられ、暮れなずむ日本海の美しさには、私は沿岸部出身ではないのだが、ちょっと涙が出た。

ところでこの作品、「南スーダンPKO日報問題」を題材としているはずだが、そちらはどうなったのか?と思いきや、私も何度も訪れたことがあり、思い出深い新発田の地に舞台が移ったそのとき、激流に飲み込まれて郷愁など感じる余裕が一切与えられない展開に。日本という国家が抱える病理を、あのような形で突きつけられるとは。

火術が日本にもたらされたのはあの種子島における鉄砲伝来のときである。江戸時代となると、太平の中で火術の用途は銃器から花火に移った。有名な長岡花火に代表されるように、花火には平和への祈りも込められている。が、銃器→花火という歴史の流れは、決して不可逆なものではない。そのことに思い至り、目の覚める思いだ。

映画的なわかりやすさに支えられた部分もあるが、それを乗り越えた強度をもつ作品。たまげました。「ポレポレ東中野」での上映は19日(金)までとか。ぜひ一見をオススメしたい映画らね。

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秋房

3.5暗い

2025年12月16日
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吉泉知彦

4.0名優と名曲を見つけた

2025年12月14日
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山本一賢という素晴らしい俳優さんと、ラストにかかる「Flower」。大貫妙子と坂本龍一の曲に心が震えた。出会いに感謝したい。

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ことだま

4.5抑制の効いた演出がリアリティを醸し出す

2025年12月13日
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ダイナマイト関越

2.5リアリティあります?ツッコミどころ満載でテーマも良く分かりませんでした。

2025年12月3日
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南スーダン日報隠蔽問題をヒント?にした映画ということで、どんな風に描かれるんだろう?とちょっと期待して見てみましたが、映像はキレイで、ストーリーはそれなりに面白いところもあったと思うものの、話とキャラクターを詰め込み過ぎなのか、「この人誰?どういう立ち位置の人?」と1回見ただけでは各キャラクターの関係性が理解出来なかったところがある。(おそらく回数の問題ではないかもしれないが)
主人公の南ス派遣施設隊長の神崎1佐の奥さんと中国マフィア(傭兵?)?の関係、主人公の上官である伊藤隊長(そもそも隊長って何だ?小隊長のことを言いたいのか?細かいことを言えば派遣施設隊で「隊長」と呼ばれる役職の人はトップである派遣施設隊長ー映画の中では神崎1佐ーしかいない。中にはあだ名的感覚で自分とこの親分をそう呼ぶ人はいるかもしれないが)と同じく中国マフィアの関係(取引相手かと思いきや、最後敵対するのは所詮、金で動くから?)、主人公島田が所属している小銃を作っている裏組織等々・・・。
また、タイトルにも書きましたが、一見、リアリティあるようで、全然リアルじゃない。(この際、装備品、服装の誤りや階級呼称、防衛記念章の誤り等の細かいところは置くとしても)そもそも冒頭の戦闘に巻き込まれるシーンが「何これ?」でした。施設器材が単独で故障?している状況もありえないし、それを迎えに行くのが高機動車1両というのもあり得ない。その後のヌエル族を保護しようとしてディンカ族民兵?と戦闘になるのも、当時のジュバ周辺の状況からちょっと考えにくい(まあ、確かに政府軍のSPLAは国連を嫌ってはいたが)。とはいえ、それを言うと話が膨らまないのでそこは譲るとしても、その後、派遣施設隊長程度の力で交通事故死で隠蔽するというのが100%出来っこない。遺体がある古川隊員は目をつぶるとしても、行方不明となった伊藤隊長のことも交通事故死で公表、って遺族からすれば遺体は?ってなると思うが・・・。伊藤隊長は更にその後、自力でスーダンまで脱出して現地日本人の助けを借りて帰国するというスーパーマンぶり。監督は政府軍と反政府軍の支配地域が南スーダンでどうなっているのかちゃんと分かっているんだろうか?更にスーダンと南スーダン国境がどういう感じなのかも・・・。
他にも帰国後、神崎1佐が将補に昇任しているのはいいとして、何故か将補のポストがない新発田駐屯地に所属?しているかのようだし、おまけに駐屯地夏祭りの招待客?として事件に巻き込まれる米海兵隊?少将が何者なのかも分からない。統幕から直接、神崎将補に命令、指示がくるのも「?」だし、ストーリー的に必要なのは分かるが、(観客は詳しくないだろうと思っているのか)あり得ない、若しくは想像の設定、描写が多すぎて正直、失笑するしかなかった。
まあ、「現実的でない」部分は映画上の表現として目をつぶるとしても、監督はどの程度、南スーダンや自衛隊のことを考証したのか疑問なところはある。パンフレットには元派遣隊員(確か3佐だったと思うが)のコメントがあったようだったが、その方はこの映画を見て不思議に感じなかったのだろうか?個人的には「自衛隊をバカにしているのかな?」と思わないでもなかったが・・・。
それとも日本政府と自衛隊を悪者として描きたい、ということも含まれていたのかな?
因みにこの映画が描くまでもなく、これまでの過酷或いは特殊な勤務経験でPTSDを発症している自衛隊員がいる、いたのは事実なようだ。古くは(その概念も無かった)日航機墜落事故での災害派遣現場、阪神淡路大震災、東日本大震災での災害派遣等々、これまでの海外派遣中でもイラク派遣においては緊張を強いられる場面があったとも聞く。そういった経緯を経て、自衛隊もPTSD対処の施策を取り入れていることは付記しておきたいと思う。

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ジョン・ドゥ

4.0今後に期待!

2025年12月2日
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泣ける

悲しい

幸せ

おそらく少ない製作費、製作期間でスタッフ陣の精一杯の努力によって出来た作品だと推測します。もっとお金を掛ければなあという感想です。製作陣に少しでも協力出来ればとパンフレットも購入しました。
出来るだけ多く今作の上映館が増えて欲しいし、多くの方々に知って貰えればと願う作品です。
とにかく次なる製作に繋がるよう評価されて欲しい作品です!
製作陣頑張って!!

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hramone

4.5伊武雅刀

2025年11月25日
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この作品の監督の前作「JOINT」を観ていたので鑑賞

前作は俳優陣が無名ながら、緊張感満載でヒリヒリした覚えが…(今回は伊武雅刀、柳ゆり菜、ダンカンが出演)

今作も冒頭からヒリヒリした作り

物語が進むにつれて、突っ込み所は多少あるものの、終始楽しめる作り(一人、よくわからない人物が…)

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たれぞう

3.0非戦闘地域でも戦場だからね。

2025年11月20日
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花火実際に上げてるよね?合成?絵が良かったから緊張感持って最後まで見れました。キャスティングも役者達もロケ地もかっこ良い映画です。

しかし皆んなもレビューで言ってるように
戦場PTSD持ちが選択肢無かったとはいえ花火の仕事無理無理じゃなかろうか?
で後半話がでかくなってくるとさすがに制作費的な難しさが絵に出てくるのでテロと闇バイトはどちらかで密度上げた方が良かった気がするなぁ、、。

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masayasama

0.5花火玉をつくるシーンはドキュメンタリタッチでよかった。 他は全部ゴ...

2025年11月18日
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花火玉をつくるシーンはドキュメンタリタッチでよかった。
他は全部ゴミ。ってかマジメに撮る気ねえだろ。ヒトフタマルマル言わせれば軍人になるわけじゃねえぞ。
鉄砲にも軍事にも政治にも新潟にもスーダンにも興味をもってないのが丸わかりで、画面が平板。フェチがねえ。
鉄砲のパーツにエロさを感じてますか?軍人のプロフェッショナリズムを信じてますか?新潟にどういう生活感を感じてますか?スーダンの文化と食い物を知ろうとしてますか?
なんもない。なんっもない。なんっっっもない。

でも花火玉に火薬を詰めるシーンはちゃんとよかった。フェチがあった。他のシーンもそういう感じで撮ってよ。景色が激退屈やもん。監督が作為的につくろうとしたシーンは全部わざとらしすぎて観れたもんじゃない。「言葉でいえば済むこと」以上の情報を画に持たそうとしてない。カキワリになってる。

「PTSD持ちの軍人が都合よくフラッシュバック」この導入でもうナメてる。便利な物語装置だからいいけどよ、それ使ったらギャグになることは分かっとけ。百番煎じの舞台装置つかって偉そうに深刻ぶってるから破綻する。できもしねえ軍事ドラマきどってクソみたいな社会派でお茶濁さずに、マジメにエンタメおやりなさい。

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ウォン川井

4.0公開時期は

2025年11月18日
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悲しい

怖い

現在がベストだろう。
PTSDにもならない様な人材を育てていく位なら、平和ボケしてた方がいい。
憂国、革命・・自分達に腕力が無ければ言えるか?
反社?や謎の女とか入れたのはどうなんだろう・・イスラムは良いと思った。
久々の柳ゆり菜さん、相変わらずキレイですね。

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トミー

4.0戦争と花火をつなげる映画を作られたことに敬意と感謝

2025年11月16日
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ユーロスペース公開3週目、ほぼ満席のトークショー付き上映会に行きました。

まずは、戦争と花火をつなげる映画を作られたことに敬意と感謝を。

個人的な思い入れがあったからだ。

終戦間際の1945年8月1日。ありったけの残ってる焼夷弾を降らし、地方都市の被害では最大規模となった富山大空襲。

戦後、慰霊のための花火大会が同じ8月1日に始まった時は、花火の音が空襲の音と被って嫌いだという方も多かったようです。大きな花火が楽しみなこの日は、空襲で亡くなった祖父の命日でもありました。

2016年の「自衛隊日報問題」からヒントを得たフィクション。スーダンで戦闘に巻き込まれた自衛隊員が、帰国後PTSDになる。就職先の花火屋で人間らしさを取り戻す、再生の話でした。

自衛隊絡みのエピソードで意識的なミスリードがあり細かいツッコミどころはなくはないですが、いいんじゃないでしょうか。何を描いているかは、しっかり伝わりました。

エンディングソング否定派なんですが、大貫妙子さんの歌に癒やしがこめられ、とてもよかったですよ。

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minavo

5.0火は人を救う

2025年11月16日
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泣ける

悲しい

知的

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終焉怪獣

2.5重く暗いが学びになった

2025年11月15日
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知的

難しい

自衛隊の海外派遣でPTSD となった主人公の話。
終始、暗く重い。ストーリー展開的に面白さは欠ける。

見終わって調べてみたら、事実として南スーダンで自衛官は亡くなっているらしい。
こういった過去の出来事を少しでも知らせるだけのキッカケがこの映画にある。

隊長の「日本はアメリカに貢いでるだけ」のメッセージに共感。

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辛口チキン

4.0こういうの大手がやればいい

2025年11月15日
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マンガ原作とか現実味のないテロとか、もう沢山だから、こういう監督に無尽蔵に予算つけて欲しい。

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まんぷく

3.5「トラウマと再生」

2025年11月11日
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悲しい

怖い

癒される

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かな