「ただのダジャレなタイトルかと思ったら」オオムタアツシの青春 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのダジャレなタイトルかと思ったら
夏に上映した『蔵のある街』もそうだけど、成功というゴールが分かっているから安心して観てられる。
ご当地映画で店潰れるとかないもんね。
それぞれ悩みを抱えた人が出会って、疑似家族のような繋がりから前に進むという、定番っちゃ定番のストーリー。
日菜子ちゃんのお母さんの、"あたしも大変なんです”オーラがちょっと苦手で、亜美さんとのシーンでは圧VS圧のぶつかり合いに、観てるこっちが潰されそうだった。
スッキリした後は、2人とも優しい表情になって良かった。
静男さんの焼き鳥屋を認めるか否かの会議での店会の人たちが、分かりやすく悪役に。
常日頃から、やらかした政治家や芸能人たちの人生のやり直しを許さないのは、日本の良くないところだと思っている。
そこに、同じ新参者の亜美さんが切り込んだのは良い場面だった。
糖尿病でも食べられるお菓子を作るんじゃないんかい⁈とか、昔の悪友が半グレなのにあっさり引いたり、結局イジメはどうなった?など、設定が甘いなと感じる部分はあるけれど、全体的には良い話。
ご当地映画の醍醐味である、お国自慢コーナーが今作では、おおむた大蛇祭り。
迫力があって素晴らしい。
エンドクレジットでも協力のところには、"大牟田〇〇”という企業がずらり。
予告編の前にも大牟田市がCM打ったりしてて、地域全体で映画を応援しようってのが良いなぁ。
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