「感想メモ」ブルータリスト ヒラめさんの映画レビュー(感想・評価)
感想メモ
ブルータリストとは、ブルータリズムという建築様式を実践する建築家のこと、ブルータリズムの特徴は素材を活かした建築、打ちっ放しのコンクリートやガラスなど素材の質感を活かして、幾何学的な形や彫刻的な形に仕上げる
偽物の自由の元で人は最も隷属する
最初の逆さまに映った自由の女神が印象的
体育館、礼拝堂、講堂を合わせたコミュニティセンター作ってね、という富豪からの無茶振りオーダー
建築家としてのプライドがあるので、やるなら徹底的に!素材やデザインにこだわるので予算オーバー
予算削減のために他の建築家を呼んで3m天井を低くすることにしたが、認めず
天井の高さを合わせるために地面を掘って、更に地下トンネルも増築、予算を削減したいなら削るのはこいつだ!と言われる始末
予算問題、パトロンからの嫉妬、薬物中毒、問題は尽きない
足場で遊んでいた従業員は怒られて当然だろ
姪、喋れるんかい、びっくり
妻は美しく、強い、そして何でもお見通しでちょっと怖い
エイドリアン・ブロディはやはり下がり眉が魅力的、憂いに満ちた表情が似合う
イタリアのカッラーラという街の景色が幻想的、真っ白な大理石が美しい
完成したヴァン・ビューレン・センター
高い天井に自然と目線が上に、そこには太陽の光を取り入れる逆さ十字架、狭い空間は強制収容所を反映している
洗練された、計算された設計、追い求めた美の核芯
素材の良さを活かし、人々にありのままの世界を知覚させる
大事なのは旅路ではない、到達点だ
この台詞建築家ぽくて好き、最初の方の、世界が変わって悪が奔流しても、僕が作った建物は川の氾濫に耐えられるように設計してある、みたいな台詞も好き
200分超えで長いねー
