「消化不良」ブルータリスト ぞのさんの映画レビュー(感想・評価)
消化不良
長い...!
そしてテーマを詰め込みすぎて主題が掴みきれず消化不良感が否めない。
制作側の自己満的な演出も多いので若干のしらけ感もあるけれど、
それでもアメリカにおけるユダヤ教徒の歩みを学べる作品として素晴らしいと思う。
アメリカと移民の関係性やユダヤ教の思想を学ぶ良い機会になった。
大事なのは旅路ではなく到達点。
他の作品だと逆のことを言うものもありそうだけど、本作はこの言葉がしっくりくる。
旅路がどんなに辛くても、惨めでも到達点が重要なんだと自分に言い聞かせてこれまでをどうにか生きてきた主人公の人生がとても切ない。
きっと何度も見返して、その度に少しずつ消化できる作品なのかなと思う。
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