「最近のアカデミー賞作品はとてもつまらない」ブルータリスト shantiさんの映画レビュー(感想・評価)
最近のアカデミー賞作品はとてもつまらない
人種の多様性をうたう最近のハリウッド作品にしては、ニッチなユダヤ人を全面に出した作品だと感じた。主人公の建築作品はとても素晴らしいのだが、映画作品としては平板で深みに欠ける。人生に翻弄されつつも、一角の人物となる主人公。最後には晴れの舞台で栄誉に属してエンディングとは、チープなシナリオに拍子抜けがした。人生のハプニングも映画的には、有りがちな内容。「この主人公の一生を作品として、作り上げる意味があるのか?」と疑問に思った。エイドリアン・ブロディの演技は確かに賞に値するが、他は特に良いとは思わなかった。ただひたすらに長尺の作品だっただけに感じた。
コメントする