「姪っ子はいつキャラ変したの?」ブルータリスト sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
姪っ子はいつキャラ変したの?
撮影(70mm画面を意識)、音楽(ラフマニノフ風のテーマ曲)、そしてなんと言っても美術・装置は素晴らしい。俳優陣もブロディ、ジョーンズは申し分ないです(個人的にはイザック・ド・バンコレの出演が嬉しい)。
問題は脚本。後半のぶつ切り感はどうしたことでしょうか?
「主人公と富豪(芸術家とパトロン)」、「主人公と妻(戦争と男女)」この二つのテーマが半端に絡み、説明不足と相まってスムーズな物語展開を阻害してしまったように感じました。やはりどちらかのテーマにもっと重点をシフトさせ、尺も短くスッキリさせれば、大傑作になったのではないかと思います。惜しい。
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