「演技」ザ・ルーム・ネクスト・ドア ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
演技
ペドロ・アルモドバル作品ながら、どんでん返しや意外な真実、などは何もなく、「あらすじ」から予想される通りの物語が、二人の心の機微を丁寧に描きながら展開される。
ただ、会話だけの室内劇を予想してたが回想シーンなど案外飛び出すところも多く退屈はしない。
テーマはまさに、生きるとは?死とは?延命治療の意味とは?など実に本質的で現代的。
なによりも、ジュリアン・ムーアとティルダ・スウィントンの、静かに抑制されながらも微細な表情や目線の変化で気持ちを伝える演技が凄まじい。そのために作られた映画。
あと、娘役の役者さんな。 : )
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