「The room next doorには、違和感が…!」ザ・ルーム・ネクスト・ドア マイクさんの映画レビュー(感想・評価)
The room next doorには、違和感が…!
重くて苦しいテーマだが答えはなく、繰り返し問いかけられる問題である。戦争ジャーナリストが自ら選んだ最期のときである。
ただ、洗練された最期であることがどうしても引っ掛かる。さまざまな現場を見つめ、人の死を目の当たりにして、国際情勢や国際関係を報道してきた人物の最後の選択がこうであって良いものかと感じてしまう。このような選択ができる国、国民は、現代世界においてもきわめて珍しいことであろう。日本人でもほぼ無理だと言わざるを得ない。
スペイン人の監督が、ニューヨークを舞台にしたこと、アメリカ人の選択を映画にしたことは、単に安楽死をテーマにしたことなのだろうか。
少なくとも私は違和感と怒りと強い悲しみを感じた。
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