まだゆめをみていたいのレビュー・感想・評価
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女の子同士の会話が特に良い!
この監督の「はじめてのよあそび」(Hulu U35)がすごく良かったので、こちらも視聴。女の子同士の会話や、女の子の心理が「ああ!女子ってこういうところあるよね!」の核心をついてくるところが本当に面白い。主人公夢子と親友芹香との、近づいたり、離れたり、嫉妬したり、無遠慮だったり、すぐ許したり、すぐ許して貰えると思っていたり。気まずくなったはずなのに、すぐ体をくっつけて話をしたりするところは、人によっては「なんで?さっきまで仲が悪くなかった?」って思うかもしれないけれど、それこそが、すごくリアルで共感できる。ライバル一樹との関係や会話も、観てるこっちがにこにこしてしまう。芹香が一樹の前で鍵を開けるところの、優越感出す感じも良いシーンだった。
キャストはみなさんとても良かったけれど、一樹を演じた南琴奈さんは特にすごく魅力的だった。あと、一樹が描いた漫画原稿は、少しづつしか映らないけれど、すごく上手かったので一樹の才能に説得力が出ていた。前野朋哉さんはさすがとしか言いようが無い。前野朋哉さんが居なかったら、もしかしたらどこか物足りなかったかもしれない。
瀬名監督にはいつか、女の子同士のバディもの、思い切って刑事物とか探偵物とかも撮って欲しい。予算が取れるようになったら、女性たち主役の脱出物とかも。とにかく、この監督が描く「女の子の会話」をもっと観たい。
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