ジュ・テーム、ジュ・テームのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
タイムリープとカットの繋ぎ相性良いんじゃね?ってなったのがもう勝ち
主体の死 思考の停止 ヨギボー
証明できない関係
難解なパズルみたいて辛すぎる
SFラブストーリーで、タイムスリップ物ということは分かるのだけれど、はっきり言って、観ていて訳が分からなかった。
物語のコンセプトは分かる。
でも、時系列的な複雑さに、もうどうでも良くなって来る。
難解なパズルみたいな辛すぎる映画でした。
早く終わって、とずっと祈っていた。
今の時点で、もう一度観ようとは思えない。
タイトルなし(ネタバレ)
「時間」を研究とある施設。
タイムトラベル実験の被験者として選ばれたクロード(クロード・リッシュ)、彼は自殺未遂から生還した男だった。
実験は、一年前のある時間に1分間だけ戻ったのちに生還するというものだった。
戻った先は海辺。
恋人カトリーヌ(オルガ・ジョルジュ=ピコ)との楽しい日だった。
だが、装置の故か原因は不明だが、何度も何度も過去を行き来することになる・・・
といった物語で、『二十四時間の情事』『去年マリエンバートで』とあわせて、アラン・レネ監督記憶三部作ともいうべき作品。
タイムトラベル映画だと、過去の出来事を修復するなどのドラマが用意されているのが通常だが、本作では至短時間のため、過去の記憶をなぞるに過ぎず、さらに、辿り着く過去も制御出来ず。
恋人との関係ははじめは甘美だったが、そのうちに倦怠が訪れ、恋人は自殺のような事故のようなことで死んでしまう。
喪ってから恋人の大切さに気づき、やるせなさが募った上での、クロードの自殺未遂だったことが、断片を通じてわかって来る。
が、それがドラマとはなっていない。
クロードが最後に辿り着くのは、自殺未遂の刻。
結局のところ、クロードは自殺を完遂するので、彼の時間旅行は、死の直前の走馬燈の如き記憶の洪水だった。
「あらかじめ死んだ男」「二度死んだ男」といった、切ない怪奇譚の趣があるも、ちょっと「子どもだまし」的な感じがしないでもない。
個人的には、嫌いになれない類の作品。
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