「クスッとなるシーンもあるけど、心底からは笑えない」ソーゾク ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)
クスッとなるシーンもあるけど、心底からは笑えない
つい最近まで自分にも降り掛かっていた問題なので、凄く興味があった。
自分の場合は、資産も財産もあった伯父からの相続。配偶者も子供もいなかったので、生存している叔母達が受け取ると思っていたが、信託銀行からの連絡によって、大変なことに巻き込まれることになった。
この作品の「長女・次女、そして次男の嫁」其々の言い分も理解できるが、遺言書の存在は大きい。中山忍が演じた「長男の嫁」が真の通った心持ちの人物だったからこそ、纏まることができたが、何ともスッキリしないラストだった。
墓前に花を手向けに来た彼女は、白のワンピースで赤い傘を持っていた。自分だけの人生を謳歌しているのだろう。そうあって欲しい。
コメントする
