「争続」ソーゾク uzさんの映画レビュー(感想・評価)
争続
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これ系のB級コメディは割と好きなので。
平等に分割して終わり、のハズが次男嫁が異議を唱えてこじれていく。
色々あるけど、早苗さんの性格からしてもこれがなければ本当にすんなり収まったよね。
遺言とか臍の緒とか、ハートフルにオチそうな流れがことごとくひっくり返される。
早苗さんが聖人なのか、他がヒドいのか。
赤の他人扱いも薄情だけど、頭しっかりでピンピンコロリなので“世話”がどの程度かは曖昧。
大枠としては悪くないのだけど、あらゆる行程を見せようとしたことで間延びは感じる。
不倫しそうな次女夫とか、長女の息子の結婚や祖父の認知症とか、必要あったかな。
というかあれで認知症じゃないはムリだろ。笑
学費などの話は出たけど子供も多過ぎ。
演技は程よくリアルで程よく大袈裟な、まぁこのテの作品には適した感じ。
家裁での姉2人の次男への脅迫は、笑うより怖い。
ああいうブラック方面でもいいから、もうちょっと笑いに重心あった方が好みだったかも。
最終的には次男夫婦が折れて決着つきそうだったのに、一周忌に至ってまだこの空気?
一度揉めると相続が済んでも争いは続く、と。
最後は白ワンピに赤い傘という、昭和的かつ墓参りに似つかわしくない服装の早苗さんで…
こんな締め方する作品でしたっけ?
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