「20年近く前のドキュメンタリーなので」自分の道 欧州ジャズのゆくえ transfigurationさんの映画レビュー(感想・評価)
20年近く前のドキュメンタリーなので
ちょうどその頃亡くなったマンゲルスドルフやNHØPもインタビューに答えてるし、ヨアヒム・キューンもまだ60前で意気盛ん。ゴイコビッチはガレスピーと共演してしっかり自分の色を出してる名演が挿入されてるがインタビューがないのが残念。逆にダウナーなどインタビューはあるけど演奏の紹介がない人も多いが、「この人はこの人とあの盤で一緒にやってるよな」みたいな事を脳内で再生しながら観ると味わい深いかもしれない。
ガルバレクがナレーターなせいもあって、ECMが欧州ジャズのたどり着いた先ですよみたいな構成で終わってるのは、例えばロマや東欧をもっと掘り下げてほしい人には物足りないが、まあ時間も限られとるし。あとイギリス人はまた全然違うのでそれはこの映画では期待しないほうがいい(ワイアットはインタビューに出てくるが、彼は大陸勢と結構一緒にやってる)
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