「ヨーロッパ的カッコよさ」自分の道 欧州ジャズのゆくえ La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨーロッパ的カッコよさ
アメリカから渡って来た音楽に衝撃を受けながらも、その影響から脱して戦後に独自の道を歩んで来たヨーロピアン・ジャズの歴史を振り返るドキュメンタリーです。僕は黒くコッテリのジャズが好きなのですが、それをアートの形にまで洗練させた各国のミュージシャンもやっぱり素敵です。
「『マイルスと結婚すれば』ってサルトルが言うのよ」とジュリエット・グレコが語る姿なんてパリでしかあり得ないカッコよさですよね。痺れるぅ~。
数々のミュージシャンの古い映像が観られたのも嬉しかったのですが、若き日のニールス・ぺデルセン(デンマークのベース奏者)がバド・パウエルと演奏している映像なんて無茶苦茶眼福でございました。
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